saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

血と肉と蘇り

chikaが秘かにウォッチし続けている仮面ライダー・ブレイド。前作ファイズの井上脚本のいい加減さぶりにウンザリし、今度こそはと思ったブレイドだったけれど「何かが違う」感はぬぐい去れず、折角、オダジョーのクウガ編で再燃した仮面ライダー愛は再び冷却期間へ逆戻り、、、。
と思いきや、俄然とは言わないまでも最近のブレイドはめっきり面白い。それもこれもカリスこと始が、実は人間(正確にはヒューマンアンデッド)を封印したジョーカーという存在であるという展開ゆえの面白さ。
しかもジョーカーはあらゆる種の起源を取り込んで、最終的にはこの世界の生命を「無」に返す存在だという。どうやこの破滅への道を辛うじて食い止めているのがジョーカーの中に取り込まれた始という人間・ヒューマンアンデッドの魂らしい。
この設定よーく考えるとかなり破天荒だ。一方ではレンゲルこと睦月が取り込んだはずのアンデッドに支配されているし、この「ブレイド」という物語は、伝統的な怪人vs仮面ライダーという図式に乗っ取りながら、一つの身体を巡っての乗っ取り合戦を描いているようである。
当然、表面的には子どもを対象にした番組であるから「正しく清い魂」がこの乗っ取り合戦を征して行くのだろうが、大人の秘かな楽しみ方としては強固なる身体が魂を左右する様や、魂がいとも簡単に封印されたり、乗っ取られたりする「可変」ぶりに注目したい。
そして今日のエピソードで激萌えだったのが、アンデッドを研究することによって永遠の命を手に入れようとする広瀬博士が(自らの生成したアンデッド擬体・・chikaの推測)を「よく帰って来たね」と優しく抱いてやるシーン。
広瀬博士の執念が死なせてしまった妻への想いあることを考えると、ここに登場する筋肉むき出しの人体模型アンデッド擬体はもしや?と思わせてエログロである。chikaはこのシーンでヘル・レイザ−の血みどろ女の蘇りシーンを思い出してしまった。

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