「（会ったら）ぎゅっと抱きしめてあげたい」

　曽我さん一家（ジェンキンスさん一家？）の再会の話題で日本中が持ちきり。
確かに曽我さん包むようなキッスの場面にはグッと来たけど、片方で「小泉首相の選挙戦パホーマンス」と言いながら、この再会をこれだけ盛り上げ尽くすマスコミってなんだろうって思うなぁ、、。
　拉致されたのは蘇我さんでジェンキンスさんはまったく違う経過を持ってるワケだし、一連の拉致問題の一つのハイライトみたいな位置づけじゃないと思うんだけど、やっぱこの再会って日本と北朝鮮両国にとってのそれぞれの持ち駒だったのかな。
　でも何よりこの再会劇の裏側で一番感じるのは「この再会を心配しながら暖かく見守っている日本人って善良なんだよね。」みたいなムードが、国内にベタベタ広がって気持ち悪いって事かな。「ジェンキンスさんが曽我さんと一緒に日本で住めるますように」ってまるで七夕の短冊に書くような事をマスコミが拡大するってはどうなんだろうとも思うよ。
　事の善し悪しは判んないけど、逃亡兵に対する処遇はその国のシステムに関わってる事で、他国の国民の「情緒的な動向」とは違うレベルのことだと思うんだけどね。
　国内の「情緒的な動向」って、イラク人質問題の時のバッシングだとか「拉致家族増長説」とかころころ変わるじゃない。何だかな〜。結局、楽しみながら週刊誌読んで「あ〜だこうだ」っていう感覚なのかな。まっいいかぁ。

ＰＳ　所で皆さん、選挙だけは行こうね。