仮面ライダーゼロワン 第14話 「オレたち宇宙飛行士ブラザーズ!」
大きな話の切り替わりの時に高橋悠也脚本を投入するのかな?過去のライダーシリーズでも何本かそういうシステムを取ってのがあったな。
でも、ただプロットを崩さないだけに投入するのであって、それが話全体を見たときにうねりを感じさせるような重要ポイントとして扱われていたかどうかは、微妙な所なんだけど。
とにかくまあ、今回は敵陣営は「滅・亡・迅・雷」というだけあって、どうやら目の前の敵は3人もしくは4人いるって事と、やっぱり、天津 垓しゃちょーは、大それた悪巧みを次から次へと考えてるんだって事が判って、コレが次の大きな展開への序章、、、なのかなぁ?(笑)。
ところでSNSでは、不破さんばかりが大人気なんだけど、作品的にはゼロワンの運びとしてこれでいいのかな。
だってSNSで、ゼロワンの内容自体が騒がれた事なんてほとんどないんだから、「真田丸」がSNSで盛り上がっていたのと随分様子が違うのよね。
同じSNSでも盛り上がる「ドラマ」なんだけど、見所というか盛り上げる部分がまったく違う。
確かに、不破さんはおいしいキャラだし、見栄えだってカッチョエエーし、それがこの上「滅・亡・迅・雷」の内の亡だったりしたら、ゼロワンって物語は違う方向で大化けする可能性もあるけどなー。
さあどうだろ?
第一決定的なのは不破さんにはちゃんと耳がある(笑)。
だから多分、ゼロワンはキャラ絡みでワチャワチャ盛り上がるだけで、中身はスカスカのままで終わる可能性が強いなぁ。
せっかく、令和初のライダー、ゼロワンなのに、全然、フツーのヘタレでしたってのは、ちょっと哀しい。まあ令和という時代そのものが、下手すると平成より悪くなりそうなので、そんなものなのかも。
そうそう不破さんの噂絡みの「正体」で思い出したけど、「ニッポンノワール−刑事Yの反乱−」なー。
いよいよガスマスクの男の正体が暴かれるって事で最終回。
でも最終回にするなら、ガスマスクの男の正体に焦点を持ってくるんじゃなくて、ニッポンノワールの存在自体に話の厚みを持ってこなきゃだめだろうと思うけど、武藤脚本って端からそんなもの考えてないよね。
仮面ライダービルドで、わざわざ戦争みたいな重たいテーマを持ち出してきたくせに、戦争の方は何にもまともに触れずにすませたあの神経は、こちらでも健在みたいな(笑)。
まあそれでも「ニッポンノワール」見てて、ガスマスク男の正体とかが気にならないでもなく(笑)、このエピの最初くらいまでは、きっとその正体は、南武修介の家出息子(しかも清春みたいな改造人間)でニッポンノワールの造反者だってあたりを付けていたんだけど、見事に外れ。
ってか家出息子の正体が陣内だとか、「いくらなんでもご容赦下さい」ですよ、ほんとドンダケー!遊ぶな、脚本(笑)。
それにさ、天下の北村一輝様をいくらドラマ上の演出だからって賀来賢人君ごときに、その腰をしかも後ろから、無様に見えるように蹴らしていいと思ってるの(半分以上本気)?
「演出」は西村了って人、この人の名前は悪い方(頭悪い方)で憶えておこう。
映画「天使の牙 B.T.A.」の監督やった人?あれは見たけど、内容なんか全然憶えてねーし。
それと南武修介の後悔シーン、全力の北村一輝様を、演出で浮かせまくりやがって、あれ何かの恨みがあるだろ!!いいか良く聞けよ、北村一輝様はな、ご本人は「どんな役でもやります」の人だけど、ファンからすると、人の腰を後ろから蹴りつける人であっても、決して蹴られる人じゃないんだ(半分以上本気)!
・・・ってこれ以上書くと本気で暴走してしまうので話は武藤脚本に戻しますが、順当に考えてガスマスク男の正体は「死んだ筈の才門要」でしょ。
「ニッポンノワール」が「仮面ライダービルド」の展開を下敷きにしてるなら、そうなる筈。
つまり脚本家の癖。
で最後の最後に、才門要の想いがまた延々と語られるか、あるいは逆に、才門要がおもいっきり「やな奴」で描かれるかのどちらか、、みたいな。
それか名越時生で思い切り、外しにかかる可能性もあるなー。
武藤脚本にはビルドの佐藤太郎みたいな、ただ脚本上の辻褄合わせtの為に生まれて殺される飛び道具もあるし。
てか武藤脚本で本気になってガスマスク男の正体について考えるのは、すごく馬鹿げた事。
だってその値打ちがないんだもの。
普通の作劇では、最後の謎解きの場面で、物語に埋め込まれたテーマがばーっと一気に浮き上がってそれがジワーンってなるんだけど、武藤脚本の場合は謎は馬の鼻の前につり下げたニンジンであって、しかもそんなに精緻で堅牢な騙しを使ってるわけじゃないから。
でもchikaも馬鹿な視聴者の一人なので、ニンジンにつられて最後まで見ちゃうけどね(笑)。
さて最終回、「最後はさすがに、それなりにまとめたじゃん」となるか、「プンプン激オコ丸」になるか楽しみだなー。
てか、最終回の焦点をここにしか持って来れなかったことがドラマ作品としての最大の敗因だって事、制作陣は判ってるのかなー?