仮面ライダービルド 第27話 「逆襲のヒーロー」
戦兎と幻徳の「言い合い・殴り合い」バトル、力が入ってましたね。
殴り合いと、言い合いが、これだけシンクロしてて、しかもその分量が半々になる演出は、絵と文字を同一画面にぶっこめる漫画の構造とよく似てますね(w)。
まさに動く少年ジャンプだ。
そのワリには二人の言ってる言葉の中身はchikaの中ではもはや記号化しちゃってるので、「なんか言ってるな」程度の感覚しかないんですが、それよりどちらかと言うと万丈VS鷲尾兄戦の顛末の方がおもしろみがありました。
作り手側としては、万丈をそんなに簡単に負けに出来ないし、かと言って万丈が勝つと戦兎の出番がなくなるし(笑)。
そこの所、どう処理するんだろう?って興味津々でしたが、「万丈お人好し!」で切り抜けるか~、しかも「騙された俺が悪い」で、又、万丈、株を上げちゃったね(笑)。
でそれをあっさり許容する、戦兎と美空ね、らしいよね。
こういう人間同士の気持ちの繋ぎは、やっぱり上手いな武藤脚本。
ホントは、2国の運命がかかってる代表戦なんだから、万丈も戦兎と美空の対応も全ておかしいんだけど、これは「戦争」の名前を借りた陣地トリゲームの話だから、そこんとこは関係ないしね(笑)。
問題の「裏切り者・紗羽」の取り扱いは、ヘルブロスの嘘「自分が負ければ西都政府に拘束されている弟が処分される」が、前振りになってる感じかな。
それで一海が、人質になってる紗羽の関係者を救出に向かってるみたいな。
「信じて貰えるかどうか判らないけど、貴方たちの関係は、本物だったの。でも、、。」って展開?
今回の「お人好し・万丈」を許容した戦兎と美空だから、紗羽も許す感じになるんだろうけど、もしこんな形で展開されたら、「どうなのかなコレ?」ってchikaはやっぱり考えちゃうだろうなー。