仮面ライダーエグゼイド第20話「逆風からのtake off!」& 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第45話「これが最後なら」
今回のサブタイ「逆風からのtake off!」って何だよーっ、テキトーに付けてやがんなーって思いましたよ(笑)。
もしこれが高橋悠也氏ご本人が付けてるなら「今回、まっこんなモンでしょ」って感じかな。
内容的に仕込みがきつくて濃い展開の回は、サブタイも色々候補が出てきてあーでもないこーでもないとか考えるし、逆に自分でも時間稼ぎのボリュームアップ回はサブタイが思いつかないし、でもこーゆー中途半端な時は、ちゃっと感覚で付けられるんだよね、永夢が臆病風から立ち直って「逆風からのtake off!」(笑)。
しかし永夢、ホントに主人公としての魅力に欠けてるぞ。
ゲーマーMの性格が前面に出てきた時は、いよいよこれから永夢が魅せてくれる展開か?ってちょっと期待したんだけど、話はそーゆーを直ぐに畳んで、永夢のぞいた他の主要キャラで、どんどん進んでいく(笑)。
前にも書いたけど龍騎も最初そんな展開だったけど、あれって主人公の城戸真司があっちへふらふらこっちへふらふらしてたのが、最後に煮詰まっていく過程が龍騎のストーリー軸そのものだったんだよね。
それで他の主要キャラが輝いていくというか、、でエグゼイドも、そういう方向で行くのかと思ったら、そうでもないようで、でもストーリー展開は、そつなくまっとうで、、うーん不思議な作品だなぁ(笑)。
展開と言えば鉄オル2だなぁ。
今は、理屈抜きの滅びの美学をガンガン追究しまくってるから、見てるのが胸苦しくなって、、ただそれだけなんだよな。
確かに戦争って経過や背景は語ろうと思えば色々と複雑に出来るけど、戦い自体は、至極単純、良いも悪いも関係なく死ぬか生きるか、そして怒り悔恨絶望希望といった刹那の感情のスパークの連続。
まあ、その辺りを良く判ってらっしゃる展開だとは言えるんだけど、ただ、今まで鉄オル2が、それ一辺倒でやって来たかというと、そうでもなくて、それなりに理屈をこねながらやって来たんだから、そっちの方もある程度回収してよってのはあるなー。
シノとヤマギの吶喊悲恋物語だって、ホモ片思いって味付けはあるものの、今まで既出パターンのバリエーション変化に過ぎないし、、、って、見ててなんとなく思い始める所がねー、、ちょっと最近の鉄オル、掘り下げが甘くなってるんじゃないかと。
第一、お涙頂戴感動甘々物語を否定するスタンスの演出を多用しておきながら、実は日本人好みの「○○を守るための特攻」をメインに据えてるってのは、あざとすぎ(笑)。
それが許されるのは「俺達はこれがさ、言いたかったんだよ」って熱い思いがあるから、、ってエンタメなんだけどね(笑)、たかがエンタメ、されどエンタメ。
でもそう感じさせるものが鉄オルにあったのは確かなんだよな。
そこん所、なんとか拾った上で、物語を締めてくれないかなぁ。
マッキーの駆るバエルの能力が明らかにされてないし、マッキーがこのままへたっていくキャラだとも思えないし、そこに引っかけて、もう一山あると思ってるんだけどなー。
まっ個人的には、凡百の結末を迎えるくらいなら、ミカも含めて、無念唐突にやられてしまって「戦争に主人公なんていないんだよ」って展開を許容してもいいかとは思わなくもないけど。
PS 『切った張ったの世界はこれで最後だ。そっから先は女だろうが金だろうが思うがままだ!』のオルガに、昭弘の『いねぇしいらねぇ!』の返しは、笑わせて貰いました、ゴッツアン。
あっそれとガエリオの目の前でマッキーが石動を助けるあの展開な、面白すぎ!