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ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

真田丸 第47回 「反撃」

 今回のエピソード、「交渉は、おなご同士になったか、それでは正信が使えぬではないか、厄介な、、」、、「ウホッ、いや、儂には阿茶局がおるではないか、忘れておったわい」みたいな、判りやすい顔芸する内野聖陽さんの家康ぶりが素敵でしたね。

 この方、まだ、五十前なんですよー。

 なのに、この、色気のある極悪爺ぶり(笑)。

 それに対して「どうすんだ、どううすんだ、この状況はよー、」「自分の周り、馬鹿ばっかかよー」みたいな事を、意地でも口に出せない性格の幸村やってるじっと我慢の堺雅人さんは、適役?
 堺雅人さんって、「中ぐらいに気持ちを溜めて、それを倍返しで、一気に言葉でスラスラスラーと放出」みたいなサイクルが似合ってる役者さんなのか、この人の本当の真価は、そうではない所にあるのか、それとも揺れている途中なんでしょうかね?
 まあ、それはさておき、今回の不倫発覚・信之さんの処遇については、ネットの評判含めて、色々物議を醸し出しているようですね。
 しかも、今年流行った「ゲス不倫」のレベルまで行かないような、「騙され小物不倫」演出(笑)。
 でも信之さんは、実際、大坂の陣に絡んでないんだから、どんな風に料理されても仕方ないじゃんねー。

 あの大震災があったあと、かなりの長期間「あんな事があった後なのに、派手な経済活動やるなんて不謹慎」みたいなムードがありましが、あの感じの延長なんですかね。「まっとうな脚本ならば、こうあるベシ!こうあってはならぬ」みたいな。
 震災に関して言えば、被害の当事者でない人間には、当事者でない日常生活があるのは当たり前の事で、逆にそれだからこそ、「絆のある世界」では、たまたまある一点に集中したダメージが支援などを通じて回復していくのであって、一人が痛い思いしたら、みんなが痛い痛いって騒がないと礼儀がなってないみたいな言いぐさは、倒錯してるだけで、何の役にも立たないよね。
 ん?話が飛躍しすぎ?でも今回の真田丸の信之さんの演出は、「大坂の陣」から完全に離れ過ぎてたけどね(笑)。
 正直言って、わざわざ尺をとってまで、あれを挿入する意図が分かんない。

 なんの「対置」にも、「息抜き」にもなってないし。

 時間配分なら、女「清洲会議」の場面で、もっと丁々発止か、大蔵卿局のエグさを出すとか、三谷さん得意中の得意だろうに。

 とか言いながら、ネットでは「真田丸の大坂五人衆、どんどん戦隊ヒーローに見えてくるし色の分担はこれで合っていると思うし、そろそろ大坂城が変形して巨大ロボになるに違いない。」みたいなツィートがあって、添付の画像を見ると赤の鎧の幸村、黒の後藤又兵衛、青の毛利勝永、黄色の長宗我部盛親、ピンクの明石全登と確かな慧眼(笑)。
 こういう視点でここまで楽しめる、相変わらずの「真田丸」なんだけど、、。

 うーん、ここまで来たら最後の最後に、罪のない程度の歴史改変やっちゃえば?と思うんだけど、そこだけは、絶対やらないんだろうなぁ、三谷脚本。
 きりちゃんを、あんなに女「清洲会議」で暴れさせたくせにね(笑)。

 

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