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ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

真田丸 第36回 「勝負」

 うーん、別に「関が原」描写が秒速だったからってワケでもないんだけど、最近のネット界隈の真田丸に対する「脳内補完」勢力とか「深読み」勢力に対して、ちょっと考えさせれる今日この頃で御座るよ。

 ってかchikaも、この二つの勢力の端くれであるような気もするんですが、なりしろ「端くれ」なもんで(笑)。
 三谷氏が真田丸のネット盛り上がり勢に対して、どれぐらい意識してるのか、まったく判らないんですが、この人の事ですから、世俗と決別して仙人みたいな執筆体制にあるとは思えず、やっぱり多少は、こういう反応もあると意識してはると思うんですよね。
 それは問題じゃないんですが、それに寄りかかる部分があると、色々支障が出てくると思うんですよね。

 最近のバラエティ番組が、お笑い芸人さん達の楽屋話・楽屋落ちのオンパレードばかりで何が面白いのかって飽きられるとの同じような構図が、真田丸で起こったら嫌ですもんね。

 そう、ネット盛り上がり勢と真田丸制作陣で繰り広げる壮大な内輪話を見せられても、、、。
 まあ、こういう構図は、昔から野球やらサッカーやら相撲やらであったような気がしますし、日本人の場合は、これに加えて何か事があれば、大量の「にわか」が発生して、中味もないのに国民全員で大盛り上がりしますからねー。
 なんか最近の真田丸を見てると、そういう危機感を感じるとゆーか、、ね。

 NHKさんも折角、視聴率を回復させた真田丸なんだから、臨時でもいいから予算を増額させてあげたらどうかしら?

 それもしないでワンセグでも金を取るとか、安倍のよいしょばっかやってると、ますます、ヘタレになっちゃうよ(笑)。
 予算上げたら、真田丸も役者さんだけじゃなく、合戦シーンにもお金が投入できて、タダでさえ小芝居向きな三谷脚本の弱点をカバー出来るんじゃないかと。
 えーっ。「真田丸は、真田の視点から見えない史実は描かないんだ!」ってホントかよー(笑)。

 原則的にはそれで良いけどさ、TVドラマ作りとしては、そんなの鉄則にしなくても良いんじゃない?

 確かに、本能寺の時は「やられたなー。お見事!」って思ったけど、あれは前後のテンションが、あの演出に上手く繋がっていたからでしょ。

 今回のはどうなの?

 三成とか大谷行部とか、あれだけ描いておいて、真田から見えないからって理由で省いて、前後が上手く繋がるのかなぁ?

 まあ次回辺りで、回想的に「関ヶ原」が登場するんかも知れないけど、もうちょっとやっとこうよ(笑)。

 佐助が命からがら戦場から逃げ出すワンカットを入れるとかさ、やりようなんて幾らでもあるでしょ。
 なんだか今回の関ヶ原は、「話題作り」の為の仕様に思えて仕方がない。

 

 話の方は、今回も信幸メイン、あっいや、昌幸パパか。

 いずれにしても信繁はまだ前面に出てこないなー。

 もうボチボチ、来ると思ってたんだけど。

 スルメを真っ二つにするのと、家康の前で「(裏切った父と弟の)代わりに腹を切れと仰せなら今ここで切りもうす!」と大見得を切るのとでは、圧倒的に信幸有利だけどさ。
 そうそう余談だけど、そんな信幸に対する家康の態度がなかなか味わい深かったね。
 こんな時、秀吉ならどうしたかな?ってついつい考えてしまった。
 多分、よく似た反応をしたんだろうけど、家康と秀吉の人間に対する影響力ってか、「人たらし」力って似てるようで、違うんだよね。
 家康の場合は、一旦は本気で他人を信じる、(勿論、一度試してみた上の話だけど)、で裏切ると容赦ない。秀吉の場合は「気に入った」かどうかだけで、信じるって概念自体が元からない。
 そんな感じかなー(笑)。

 でもこういう違いが、今までの話の展開で、ちゃんと読み取れる所が三谷脚本の凄い所なんだよね。

 だから、言い方わるいけどネット上で、「脳内補完」勢力とか「深読み」勢力がどんどん増える。
うーん、この現象、諸刃の刃だな。

 

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