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saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

真田丸 第18回 「上洛」

 「もの言う株主」として世間を騒がせた村上世彰氏の村上ファンド事件は、もう「十年一昔」みたいな話になってますね。
 で最近、村上世彰氏の娘さんである村上絢氏の「相場操縦疑い」みたいな報道がありました。
 いえ、chikaは、そっちの方面は全然判らないのでそれが良いとか悪いとかの話ではなく、時代の激流の中で自らの意志で漕ぎ出して行く家族の繋がりや、その家族に自然と育成される一つの「意志」とかに関心を持ってしまうワケです。
 真田丸第18回「上洛」もそんなエピソードでしたね。
 ちなみに村上世彰氏は1959年8月11日生まれ、三谷幸喜氏は1961年7月8日生まれで、お二人とも現在は五十代中半でいらっしゃいます。もしかしたらこのお二人「世の中の見え方」に共通するなんらかの部分があるのかも知れませんね。

 

 今回のエピのメインは、昌幸パパの「わしはどこで間違った?」だと思うんですが、正確には「間違った」のではなく、昌幸パパが、己の戦国世渡り自力エンジンの総排気量を正確に思い知らされたというか、自覚したって話なんでしょうね。
 だって後には、その辺りを自覚せず秀吉の元に上洛しなかった最後のビッグ大名の北条が、完全に撃沈されるワケだし、、。


 そして今回、そんな昌幸パパを心から支える二人の息子の姿が、それぞれの有り様で偉い!偉いぞ!
 特に信幸、常にパパの判断を心配し続けたあんたが、「間違えてなどおりませぬ」って応えるなんてね、涙出るわ。  まあ理に勝つ信繁が、「父上は大名となり、領地を守ったのです」ってフォローするのは定番だけど(笑)。

 こういうのを見て、冒頭に書きましたが「家族に自然と育成される一つの意志」みたいなものを感じるんですよね。  実際、形は敵味方となろうと真田家の意志は、この二人の兄弟に引き継がれていくんですが。
 いや毎回、異なった楽しみ方を提供してくれる真田丸、今回のエピはちよっと「考えさられる」回でした。
 それでも、ただ「考えさせられる作品」なんて、つまんないと思ったのか三谷さん、このエピソードに松との再会、そして記憶回復に「かかとかさかさ」のオチを付けてましたけどね。あれでどんより暗い後味になっていた筈の今回のエピソードをちゃんとすくい上げてる。
 で、そうやって、観客に気配りのある優しい脚本書く人じゃんと思わせおいて三谷さん、「おめーら昌幸のことを屈辱に喘いだ末に、生きててなんぼと開眼した無冠の知将とか感傷に浸ってんじゃねーぞ」と言わんばかりに、ドラマの最後あたりに、自らの元に秀吉の命で頭を下げに来た昌幸パパに対する家康のむかつく「高笑い」を挿入してきます(笑)。
 これでますます、織田vs真田の因縁が深まって行きますなぁ。正に時代の激流に飲み込まれそうになる真田丸や如何に!

 アクションや事象のジェットコースター的展開じゃなく、心理劇的ジェットコースター、、お見事。
 でももうちょっと、その高低差とかスピードを緩めてもいいんじゃないかな~とは思いましたけどね。
 昌幸パパの「つらい事もあれば いい事もある 世の中よくできておるわい」の台詞なんか、とっても素敵なんで、もうちょっとその余韻に浸りたかったけどね。
 カエルの干涸らびたのだとか、ワシの背中でションベンだとか、サービスしすぎなんだよね。三谷脚本って(笑)。

 

PS 昌幸パパが、ようやく息子信繁の裏工作で、秀吉と御目通り出来た時の、秀吉へのあの返事の仕方ね。
 あれ演出的にはどういう意図があるんだろう?
 草刈正雄さんの演技に100票ってのは間違いないんだけど、昌幸パパは「はは~っ」じゃなくて「ヴぇ?」とか「ヴぁー」って唸ってたでしょ。
 あれは完全に相手に圧倒されたって事なのかな、確かに知略でならした人間が、別次元の知略を行使する人間を目の前にしたらあんな風にならざるを得ないのかも知れないな。
 自分が貢ぎ物で持ってきた来た毛皮を事前チェックで三成に軽く撥ねられたのを身に染みて知ってる昌幸パパの前で、その毛皮をわざわざ着てみせる秀吉のあざとさを「クソっ」って舌打ちする間もなく、目の前に突きつけれる屈辱感満載の、でもパーフェクトな安全保障条約の提示と「僕ちゃんに従え、うん?」の秀吉の圧力、確かに「ヴぇ?」とか「ヴぁー」しかないよな。
 気持ち的には「ヴぁー」の返事は、それでも普通に「はは~」ってひれ伏したくない昌幸パパの反骨の気持ちの表れと捉えたいんだけど、、まあ、普通に考えて、あれは完全に秀吉に追い詰められた田舎侍の反応か、、。
 あっけからんとしつつも、果てしなく黒かった姿が超格好良かった昌幸パパなのに、秀吉のハイパー黒と比べたらもう、、うーん、chika的には、少なからぬショックだったよ。

 

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