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saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

カクヨムさんへのレクイエム 鎮魂曲4

カクヨム・ウォッチ

 4月7日深夜0時をもって、カクヨムさんの「第1次 読者選考」の締め切りが終了しました。
 思えば、大いに楽しませて貰った1ヶ月間でした。
 まさか天下の「カドカワ×はてな」主催のWEB小説サイトで、こんな騒乱が勃発しようとは予想もしていなかったですからね。
 ってゆーか、「サイト開設したばかりで、読者選考なんて、既にファンがついてるWEB作家が圧倒的有利じゃん!」位は、腹に含んでましたが、副アカウント工作がこんなに横行するとはね(笑)。
 後の経過は、前の記事に書いてあるのでここで繰り返しても仕方ありませんが、とにかく、この騒動の中でずーーと思い続けてきたのは「性善説性悪説」という問題です。

 これ、国内の色々な社会問題でよく話題にあがりますよね。
 例えば、監視(防犯)カメラの設置とか、あれって初めに取り上げられていた頃は、「いくら犯罪防止の為とは言え、監視されてるみたいで気持ち悪い。地域住民の目だとか、そういった地域連携が望ましいのでは」とか言われていた事もあったんですよ。今は、そんな事、誰も言いませんよね。
 「監視カメラの数が少ない。」とか、「監視カメラのお陰で」とかばっかり(笑)。「性善説性悪説」もへったくれもない(笑)。

 最近、こんなニュースを見つけました。

 駐車禁止の場所にも車を止められるように障害者に交付される「駐車禁止除外標章」。大阪府警が大阪・梅田で取り締まったところ、4割近くが不正に使われている実態が浮かび上がった。(中略)記者が同じ場所{取り締まり場所}で取材していると、男性44才が標章を置いてワゴン車から降りてきた。標章は寝たきりの60代の父親のもの。「父を病院に送り迎えするため」などとして交付を受けたが、この日は1人で買い物に来たという。「梅田は駐車料金が高い。標章があればタダ。みんなやってるんじゃないですか」と言って立ち去った。

・・・なんとも言えませんね。「どうせアンタなんか、そうやらない人がいても見習わないでしょ。下手すると偽善者呼ばわりするんじゃない」と嗤ってやりたくなりますが。

 でカクヨムさんのシステムって圧倒的に性善説だなぁと(笑)。
「WEB小説を書くような人は、ちょっと変な人間だろうけど詐欺まがいの不正行為はしないだろう、いても少数だろう。小説を読むのが好きな人は、ちゃんとした真面目な人が多いだろうから、純粋に自分が気に入った作品をちゃんと読んでちゃんと評価するだろう。」みたいな。
 ただ、カクヨムさんがいい人だから(←変な言い回し)、こういう不正がまかり通るシステムになったのかというとそうでもなくて、単に「まぬけ」だったからとしか言いようがない気もします。
 実際、カクヨムって将来的な利益に結びつけるために作られたサイトなんですから、それなりの戦略があってのサイト運営であって、性善説に支えられた慈善事業ではない事ははっきりしている。
 なのに何故こうなるのか?って話ですよね。


 凄く根本的な事を考えると、結局、扱っているのが「小説」だからじゃないのか?扱っているのが「才能」そのものだからじゃないのか?と思うんですよ。
 例えば、表現領域の中では「パクリ」なのか「パロディ」なのか「参考」なのかのラインがハッキリしない部分が一杯ありますよね。その度に、識者と呼ばれる人達は、賢しら顔に「あーだ、こーだ」と言うんですが、本当のところ、「コピー」以外には、そんなモノに、明確な境目なんてないと思うんですよ。
 理由は「人間」がやる表現活動だから、、、相田みつをみたいで申し訳ありません(笑)。
 小説なんて突き詰めて言えば、人間の意志が行う、文字の組み合わせにしか過ぎない。
 それを集めて評価し管理する。
 しかも、よほど優れた検索システムがないかぎり、時間の流れにしたがってドンドン積み上がっていくだけのデータを効率的に閲覧する方法がない。(そういう意味では「紙」で出来た辞書って凄いですよね)
 膨大な広がりを整理するために、カテゴライズという方法があるけれど、小説自体は、どんどんそれを崩していく方に変化していってる。
 そして表現の自由と呼ばれるもの。何処までが公共良識の範囲なのか、あるいはそれを何処まで突破する事が表現活動として許されるのか?
 幾つか上げてみたけれど、小説には、そういった簡単に割り切れないものが山ほど含まれている。
 それらの扱いにくさと、真正面から絡んでしまわざるを得ないのが、WEB小説の投稿サイトの宿命なのではないかと。

(勿論、果てしなきワナビピープルの夢と欲望、、まあこれはもう言いません、が)
 で、そんなところに、お間抜けな、緩い性善説システムで、商魂たくましく参入したのがカクヨムかと。

 

 ところで競争戦略が必要な世界では、「ランチェスターの法則」と言うものが存在するようです。
 「競争目標」と「攻撃目標」はを分けるべき・要は、「一位を目指すなら、攻撃するのは、自分より上ではなく自分よりも下位の弱者だ」といった感じの戦略ですね。
 こういうのを目の前で、しかもそういう事とは最も縁遠いはずの世界で、リアルタイムでそれが垣間見れたというのが、今回の最大の収穫でした。
 多分、「ランチェスターの法則」なんてものを意識した上で、カクコムシステムの中で、☆を操作して自分(達)のランクアップを目指し動き回った人はいないと思うんですが、結果、「ランチェスターの法則」のような動きが見えた。

 その事が衝撃でした。
 人間、欲を最大限解放して、知恵を絞りまくると、そういう事を、どんな人でも本当に簡単にやっちゃうんだ!という驚きです。

 まあ、もしかしてサークル活動のノリだったのかも知れませんが、「実際、書籍になったらサークル活動は効き目ないから」って考えを、どうやったら自分の中で、クリア出来るのかも不思議だし。
 いやコレ、嫌みじゃなしに、本当に勉強になった。
 人間は、本当に「なんでも」やる(笑)。
(chikaの場合は、恥ずかしさを堪えてツィッター宣伝と、自分のエロサイトで「釣り」やりましたがネ。でもその先に酷でぇものが転がってるわけじゃないと思うし。それに自慢じゃないですけど、カクヨムさんが想定していないような、大人な読者層を少しは引っ張って行ったんじゃないかと、あっ、ありがた迷惑?)

 まあ、こういう予期せぬ「ランチェスターの子ども」達やら、夢見るワナビピープルと付き合いながら、自らに課せられた職務をまっとうしなければならないカクヨム運営陣も酷い目にあってるんだなぁ、、とは最後に思いつつ、これにて「カクヨムさんへのレクイエム」シリーズは終了いたします。

 あっ、ちなみにchikaのWEB小説はランキング途中経過 (2016/04/07)で、ホラー部門82位でした。
 第1次選考に残るかどうかは、かなり難しい。
 したがって「カクヨム・ウォッチ」シリーズは、この時点で打ちきりかも知れませんね。
 だって、自分がなんの関わりもないWEB小説サイトの「冷やかし・野次馬記事」は、書いてて面白くないので。
 ああそれと、この記事に興味がありましたら、最近頻繁に自分の小説のCMかねてツィートしてましたから、そっちを覗いて見てやって下さい。

 

PS カクヨム運営さん(目に触れているかどうか分かんないけど)、サイト健全・健常化の為の努力、やり続ければいつか成果はでますよ。
「ここはこういうサイトで、こういう姿勢で臨めば、正当な評価が得られるんだ」と実感できれば、人は寄って来ます。だってみんな本当のところ、「ソレ」を望んでいるんだから。

 

 

 

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