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ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

真田丸 第13回 「決戦」

 最近、第1期が終了したんですけどテレビアニメで「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」という後進開発国少年兵団(少年ギャング団も可)物語があったんですが、このアニメ、登場人物がどんどん死んでいくのが一つの見所だったんですよね。

 俗に言う「死亡フラグ」を、話の展開をふまえて視聴者が、どう読み込んで行くかの面白さってゆーか、この描写だと、おそらく次はこのキャラが死ぬだろうってゆー、虚構だから許される楽しみ。
 正に今回の真田丸はそれでしたね。

 梅ちゃんに立った死亡フラグが、あっちへフラフラ、こっちへフラフラ、普段、諜報活動以外の武闘面ではあんまり活躍しない佐助まで使ってハラドキでピンチをすり抜け、「やっぱ、梅ちゃん、大丈夫なんだ、三谷の奴ぅ、遊びやがって」と安心させておいて最後にドスンですからね。
 しかもそのドスンも、なんだか微妙なドスン。

 寂寥感というのか、普通、こういう落とし方すると視聴者は「大泣き」パターンになるもんなんだけどな、、。
 昌幸の「袋小路大作戦」も見てて8割スカッとするんだけど、2割方、なんだかなぁ、虐殺ぽい、って残す所が、やっぱり三谷脚本なんでしょうね。

 でも一応、今回のメインストリームは、源次郎が背にした城門の向こうから、ドッパーン!って感じで現れた大将安房守昌幸なのかな。

 その姿が、あまりに格好良くて、どこか見知らぬ所からクスクス笑いが沸いて出そうな決まり具合。

 ここまで堺雅人さんの六文銭旗振りの演技が(体力的に)一杯一杯みたいに見えてたので、囲碁で「まだまだじゃ」のオーバーラップ、つみの一手で登場した草刈正雄さんの方に軍配が。

 主人公の扱いが薄すぎるってか、(今までが馬鹿みたいに主人公礼賛が酷すぎたんだけど、)堺雅人さん自体が「濃厚」って人じゃないからなぁ、、まあ、大河ドラマでは、ここまでが第一部だから仕方ないか?

 それに敗走する敵を迎え撃つ為に現れた源三郎とかも、三谷脚本にしては、異様に格好良く、「この戦、真田ファミリーの結束を持って大勝利」って感じで意気揚々な描き方なんだけど、これが後になって真田家の運命に響いて来るんだよね。

 そういうのも三谷脚本は計算済み。
 凄い人です。

 でも策に溺れないようにね。全ての視聴者が、三谷脚本の面白さを読み取ってるワケじゃないから(笑)。

 もう既に「真田丸」から、トンチンカンなメッセージを受け取ってる人も出始めているような、、。

 

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