saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

「カクヨム」から学ぶ経済と社会 5

「自称WEB小説作家とプロ紙媒体作家はどこが違うのか?」の引きで、前回は文章を閉じていました。

 今回はそこから。

 でもchika自体は編集者さんに付いて貰った事がないので、これから書くことは、そう言った関係の文章を読んだ上での推論にしか過ぎません。

 想像するに、多分、一番大きいのは、「編集者」が付くか付かないかだろうと思います。
 元から文章を書くのが好きな人間は、ほっておいても、いくらでも文章を書いちゃいますし、それで自分が楽しんでるワケだからアイデアだって基本的には湯水の如く沸いてくるんです。別に創作活動自体に厳しい期限を切られてるわけでもないし。

 ただし、それが他人に通用するのか?そこの所が謎。

 放置しておくと、よくスーパーとか色んな場所で「変身」とか一人芝居やってる男の子や、砂場でママやってる女の子になっちゃう(笑)。

 そこに、冷徹な他人の眼だとか過酷な制作条件を加えないとものにならない、それで読むに耐えられるモノが出来る。

 書き手と読者の間に「編集者」が挟まる。

 もしかしたら、それって良いことだけではなくて創造という視点では悪いことも起こっているのかも判らないけど、、。
 自称WEB作家は全てそれを自分でやる。

 でも言い方変えると、販売プロデュースも含めて、それをちゃんと自分だけで全てやりきる人間が出現したら、これから「物語」の質はちょっと変わっていくかも知れない。(←まあ、これはchikaの秘めた野望でもあるんですが)


 所で、最近、弟とカクヨムについての話で盛り上がる場面があったんですが、カクヨムのランキングには凄く否定的でした。

 「そんなら俺が、副アカウント作りまくってchikaの小説、押し上げてやろうか?自分で間抜け穴作ってる運営に、道理を尽くす必要ないだろ。でもそういうのchikaが厭なら、俺がやってやるよ、それも一種の意趣返しじゃん。」
 弟は普段でも、例えて言うなら、入浴マナーなんかでも一家言持つ人物で、基本は「入浴客は一人で風呂を楽しんでるわけじゃない。それに温泉は身体を清潔にしに来る場所じゃない。温泉を楽しむ場所だ」ってところから初めて、「温泉の洗い場で大きな音たてて歯を磨く奴、痰を吐く奴、サイテー、そんなの家でやれ。そういう奴ほど普段、不潔でだらしないんだよ。車にある灰皿使わないで道路に煙草ポイ捨てするのと同じだろ。第一、キショいんだよ。」みたいな事を言い出すと怒りがおさまらないような性格なんです。
「オレオってのが、ランキングシステムの緩さを突いてその事自体を面白がってやってるんなら痛快じゃん。でも、それをのさばらせちゃ駄目だね。それをピシャリとやる。だって運営側は万って単位の他人様の作品預かってるんだろ?カクヨムの目的が何処にあるにせよ、そういう責任はちゃんとあるよ。魅力的な保険商品の宣伝しとい、ていざとなったら金払わない、はらい渋るって駄目だろ。そーゆーの暫くもっても、その内、客が付かなくなるからな」
「それと工作して順位上げる奴な。そういう奴って面倒くさい理屈こねて、あれやこれや自分を正当化して狡い事すんだろう。でも自分自身が一番判ってるよな。単純に考えろよ、最後には全部引き算して自分の力がどんだけかって所で勝負するしかないってのをさ。大体、会社でも退職したお偉いさんの話を聞くと、肩書きなくなったら自分は只の駄目オヤジだっんだって身に染みて判るってみんな言うモンな。」
etc、、そんな感じで弟の話はドンドンエスカレートするんですが、chika的には、弟ほど過激ではないものも、賛同する部分はかなりあります。

 特に「(作品を預かった時に)生じる責任」って部分ですね。
 例えば、道ばたでお腹を抱えて苦しんでいる見知らぬ人に出会ったら、例え相手が見知らぬ人でも、人には「責任」が生じるんですよ。

 で、その「責任」を放棄したら、「引け目」が生じる。

 で、責任どころか、その引け目まで手放したら?どうなるの?って話。

 そういう考えを否定するのは「強さ」でもなんでもない。そういう事が横行する状態って言えば、まじ生きるか死ぬかの戦争中とかなんで、そんな事を通常状態で普通に考えてるのは本人と、その環境が、「異常」。
 基本的に「カクヨム」さんに対する苛立ちとか、色々、策を講じて動き回っている人達に、そういう部分で「自分は真似したくないなぁ」って思いがわくんですよね。

 まあ偉そうな事書いてますが、一番カクヨムランキングで分の悪い間抜けな投稿したのはchikaです(笑)。
 ワナビピープルさん達が住む大都会から見れば、超辺境の田舎に生息してた人間の悲しさですね。
 chikaなんか、小説のコンテスト応募と言えば「テーマに沿った内容で400字詰め原稿用紙何百枚以上何月何日締め切り厳守」みたいな感覚しかないわけですよ。

 でもこれってコンテストを運営してる人達が、全部、「編集者」的な眼で下読みをしてくれるって前提なんですよね。

 それが、露出度で「短編」有利、「逐次更新」有利のカクヨムのランキングシステムのオープン時に、完結済み全話一括公開なんかやってるわけだからお笑いですよ。

 しかも、このランキングシステム自体が「1次選考」の要になってる。
 まあそれでも参加者が一律に同条件で、このコンテストに参加してるなら問題ないんだけど(もっと言えば、なぜランキングにコンテスト参加者と非参加者が入り交じっているのか?なぜ分離しないのか?コンテスト主催者としたら手抜きな上に杜撰でしょ。)現状、そうでもなさそうだし。

 でも、最近、運営さんも少しは姿勢を打ち出して来たみたいだから、そこの所に期待してるんですけどね。
 このままダラダラ行ったら「カドカワ・はてな」のブランドに傷が付きますよ。

 

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