仮面ライダードライブ 第45話「ロイミュードの最後の夢とはなにか」
進ノ介が決戦前に、病院に居る霧子へ一人携帯をかけるシーンがしみじみと良かったね~。
ドライブで「刑事モノ」と「ライダー世界観」を被らせて正解だったと思える瞬間だった。
このシーンに居たる前段で、昔の相棒男性刑事である「早瀬(バディ)」を再登場させておいて、もう一度霧子に「何故って、お前は俺の大切なバディだから」の鉄板台詞(笑)、愛の告白、格好良いけど恥ずかしくない。
ホント、三条脚本は、恥ずかしくなくて格好良すぎる台詞が次々にリズム感を持って決まるのがいいな。
チェィスの「お前と私はダチじゃないけれど」から始まって「燃えてしまうのは勿体ないからな。」の流れも良かった。
そりゃ、チェイスを胸に抱いた剛も号泣するわね。
結論、チェィスは出来の良い「チャッピィ」のお兄さんだった。
それとお約束。
主人公達と仇敵だった奴らが、ラスボスを前にして、殴り込みに馳せ参ずる展開な。
ハート、メディック、来るぅ。しかもハートの台詞が「(蛮野に)心の底から悶えるほどに死ぬ以上の悔しさを味あわせてやりたい。この上の人類支配装置を壊せば蛮野は悔しがる。」さすがハート、素直じゃないけど強くて良い奴だ。ちょっと剛に似てきたか(笑)。
でも今回、これだけやっても感情グワーンの大盛り上がりのエピじゃないのは不思議な感じ。
スマートなんだよな話運びが。感情ベースは同じなんだけど、浪花節じゃなくて和製ポップ。
古いけどチャゲアスの「YAH YAH YAH」を聞いてる感じ。これが三条脚本の別の顔、あるいは特質だとも考えられるけどネ。
PS「石の繭」は第4話になってトレミー像自体がクローズアップされだした感じ。
まあなんたって放映は後、1回だし。
でも映し出されるトレミーがどうも女ぽくって、性転換手術した八木沼雅人なの?ってどんどん妄想が膨らむ。
警察の追跡からトレミーが逃れられるのも警察がトレミーが男だからって思ってるからで、とか。
八木沼雅人が性転換したのは幼い頃に拉致られた時に性的ないたずらをされた事が引き金になってとか、そんな安っぽい事をついつい考えちゃう。
それにあれだね、「石の繭」の映像ベースって上手く別のものでコーティングしてあるけど「隠微なエロス」だよね。
木村文乃の主人公もそういうキャスティングだと思うんだけど、、。
これ日本で生まれた「羊たちの沈黙」の玄孫みたいな作品。