仮面ライダードライブ 第35話 「ろう城事件はなぜ起きたのか」
「刑事が填められて犯人側に回る」みたいな設定を、仮面ライダーでやってみたかったのか、、そこまでしなくて良いと思うんだけどなぁ、刑事ドラマとライダーものとの融合ってある種、バランス命でしょ(笑)。
どっちにも突っ込みすぎると両方駄目になるみたいな。
ライダーシリーズでもアギトかなんかで主人公が警察に捕まるみたいな場面があったような気がする(うろ覚え)んだけど、あーゆー「現実とクロスする」場面作りでもないんだよな、今回のは、まんま従来刑事物ドラマの焼き直しだから。
それに、これは敢えて突っ込まないでいるけど、ブレン人間体があんな風にメディアに露出しながらいとも簡単に策を弄する事が可能だったり、仁良が警察の一課長の分際でお偉いさんの不正(笑)を暴いて見せてそれを裁く権限持ってたりと、設定自体が刑事モノをなぞって見るにしてはボロボロ過ぎるし、、。
いくら相手が小さなお友達と言えど、ちょっと無茶苦茶すぎないか?ってかこんな脚本書いてて恥ずかしくない?
まあ飯田基祐さんの怪演は楽しいので見てる分には「もっとはっちゃけろー!」とか楽しいんですが、ドラマとしては「なんなのコレ」状態は払拭できず。
で今回の脚本は長谷川圭一氏ですね。で、で、話としては前回の三条氏のとちゃんと繋がってる・・・から返って不思議。
迷走状態に入り込んでいるようでもないし、かといってこれが筋書き通りの展開なら?????だし。
しかも今度はチェイスが災難に合う手はずになっている感じだし。なんだかなー、子どもの手遊び見てる感じになって来た。
ここら辺りで、そろそろ剛を爆発させて一気に話を加速させないと胴体着陸しちゃいそう。
物騒な話だけど、フィクションだと胴体着陸だって派手にやればそれなりだけど、ドライブの場合は、胴体着陸を上手くやって乗客がゾロゾロ欠伸しながら壊れた機体から出てくる感じだしな~。
って事で話は「予告犯 -THE PAIN-」、CASE #3までしか見てないけど、最初の心配は杞憂だったようで、かなり面白くなってきました。
そのきかっけがネット公開裁判自体から少しずれて「登場人物のそれぞれの過去を描きながら」と言ういかにもオーソドックスな手法をとり始めたからで、これは「斬新さ」が必ずしも「面白さ」には繋がらないという見本みたいなものですね。
で次は、作品テーマそのものを、帰ってきたサイバー犯罪対策課室長の吉野こと戸田恵梨香が事件解決と共に掘り下げていくとゆー、王道展開。
戸田恵梨香の登場は「待たせたな」感がハンパなくて、見てる方がちょっと恥ずかしいくらいでしたが。
あと「フタガシラ」も良いなぁ、特に甚三郎役の成宮寛貴の色気がシズル、シズル~っ。
早乙女太一のそれが役者絵なら成宮寛貴のそれはレアステーキ。WOWOW、狙いを外さないでブツを作ると凄いね。