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saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

「破門」 第8話

 最近、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の吹き替え版を見る機会があって、字幕版よりずっと面白いなと、この作品の魅力を再発見しました。(英語が堪能なら「吹き替え版」は・・ちょっと・・だろうけど)
 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」は、「かけ合い命」ですね、やっぱし(笑)。
 ピーター・クイル、ロケット、グルート、ガモーラ、ドラックス達が繰り広げる異星人間デス・コミュニケーション・ジョークがなんとも言えず面白い。
 お話の展開は定番中の定番、ってか、そちらに懲り出したら「かけ合い命」がおろそかになってしまうんで、その内容はタイトルとおりガーディアンズ・オブ・ギャラクシーで充分です。

 むしろ制作側の「安定した世界観にどっぷり浸かりながら登場人物達の小粋な泣いたり笑ったりやアクションを楽しんでね」ってサービス精神が感じられて気持ちいいくらいです。

 かと言って、見ていてげんなりするようなチープさや軽さがない。 このあたりのバランス感覚がハリウッド映画って凄いなっていつも思います。

 最近の実写版「ルパン三世」とか見てると、そういうレベルに近づきつつはあるけど、何処かで完璧に躓いてるなと(笑)。

 日本人が格好つけてアメリカンジョークみたいなセンスを披露してみてもアカンでしょ、ヤッパリ。

 そういう勘違い作品が日本映画やドラマには多すぎる。・・ってお嘆きのアナタ、、ここに救いのTVドラマが登場しましたよ。それが「破門」です。

 ・・・って、やっと本題かい(笑)。
「破門」とうとう終わっちゃいましたね。

 でも最終話にしたら、そんなに凄い盛り上がりはありませんでした。ってかそういう「作り」なんですよ「破門」って。

 桑原と二宮の関係だとか、この二人がやってるヤクザや悪党相手のシノギ争奪戦の果てに、ドラマチックで魂揺さぶる涙チョチョ切れの怒濤の展開があったら、そっちの方がおかしい。
 「破門」は、桑原の弟分のセツオ君が吐き出すように言った「一寸先は闇や。カタギも極道も。あんたも俺も」の世界の中でヒリヒリ生きようとする男達の話ですからね。
 それでもさすが最終話、よーく見ると今まであまり描かれる事のなかった意外にセンチメンタルな描写が隠れてるんですよね。
 桑原が破門される前、二蝶会若頭の嶋田に「今はもう切った張ったで通る時代やない。」と念押しされるカットから繋がって、彼が「わし、哀しいですわ」と反応するシーンとか、凄く短いけど、こういう桑原を正面切って映し出したのは初めてではないかと。
 それとか、小清水を押さえていた筈のセツオの迂闊さで、自分たちが出し抜かれたのを知った桑原が(ドラマ中では明確な描写はありませんが)、それに付いて何も言及する事をせず、最後までセツオを信用して、大金の入ったバックを投げ渡すシーンとか。

 このシーンが、「組のモンの不始末は、組長が受けるのが筋ちゃいますのん?」と言う二宮の思いなど戯言といわんばかりに、最後には自分の組の組長に破門にされる桑原の立場へ、見事にオーバーラップしていく所なんか良く考えてある。
 で「破門」では、そういうパートを、声高に演出するのではなく抑え気味で、分量としてはやっぱり桑原と二宮の漫才ネタの方がずっと多くとってあるんですね。
 最後の最後に桑原達が小清水を捕まえて、この二人が彼を非難する場面があるんですが、「日本一の嘘つきや」「いや世界一の嘘つきや」「ちゃうで宇宙一の嘘つきや」「そうそう」みたいな、まるでつるんでる悪ガキ同士が二人して小清水をいじめてる構図(笑)。
 その他、模造拳銃で二蝶会の若い衆に腹を撃たれてホンマに撃たれたと思った二宮を「なにしてん」と邪険に扱う桑原とか、毎度お馴染み桑原の「喰わんかいっ!!」に震え上がる二宮とか、etc・etc、ギャグシーンには暇がありません。
 このヘタレの二宮も、桑原との最後の別れ際には「3万貸しですよ。必ず返してくださいね。」と、渋い惜別の念を表すんですよね。 桑原には最後の最後まで、ヘタレ顔がよく似合うとか言われながらも、二宮君、成長したなぁ、、。ああ・・続編が見たい。

 全然無理なく続編が制作できるドラマなんですがね~っ、最終話のエンディング見てると、明らかに続編有りの描き方なんですが、逆にこーゆー終わり方の方が日本では「次」がないんですよね(笑)。
 でもchikaの「破門」の感想には「次」がありますよ。

 第1話から第8話まで、今までの感想の総集編を加筆しながら「茶巾縛りと茄子」に近々アップロードの予定。

 ほんと、このドラマ、単に感想書いて終わりにするには勿体ない作品だから。

PS 「破門」では、chikaが今まであまり良く知らなかった色々な俳優さん達が実に個性的な演技を繰り広げていました。

 それも大きな見所でしたが、最終話で登場した滝沢組若頭・広瀬役の寺十悟さんとか渋かったですね。

 それと第一部で登場した神栄土砂営業部長・中尾役の佐藤佐吉さん、登場する度に、ただ今お騒がせ中の百田尚樹氏を思い出して、一人ニヤニヤさせて貰いました。

 

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