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ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

仮面ライダー鎧武 第34話「ミッチの箱舟」

 28話の「裏切りの斬月」では、chikaの「もしかして貴虎が自分の死をもってミッチをダークサイドから救うのでは?」ってゆー予想が見事に裏切られ、偽斬月の正体やミッチの裏切りはいつばれるのか?ってゆー引っ張りは、今回、ミッチの怒りまみれの「自白」によって、これもズッコケ。

 なんだか、ミッチ関係のchikaの読みは悉く外れてる(笑)。

 舞に自分の考えを否定されて、頭に血が上ったくらいで、今まで策士然として騙し続けてきた事をあんなに簡単に紘汰へ白状するなんて意味分かんない(笑)。

 だって今まで斬月に変身したって紘汰に勝てないから、正体を隠して色々画策して来たんでしょ。

 それが、急に「よー、体育館の裏にちょっと顔出せよ」みたいなノリで、紘汰先輩を殴るわ蹴るわ。なんか意味判らん。
 紘汰なら自分の正体をばらしても反撃できないってゆー読みでやったとゆーなら、今までだって、紘汰の性格ならそうなってたよな。 

 やっぱ虚淵氏の意図的健忘症なのか(笑)。

 で来週は、「ミッチの正体に苦悩する紘汰」じゃなくて、「弟の正体に気づいた貴虎の苦悩の決断」編なのか?好きやなー虚淵脚本はこーゆーの、これこそ「理由なき悪意」なんとちゃうん(笑)。

 仮面ライダーの脚本書いてて、「希望病」なんてイカレポンチな造語が発想できるとゆー頭の構造から見ても、当然、この兄弟関係もあんまし清々しい展開にはならんのでしょうな。
 まあ黒いchikaとしては、次週からの展開を楽しみにしてますが、長年の「仮面ライダーファン」chikaは、せめて紘汰だけは、「悲劇の」とゆー冠付きでも構わないから「ヒーロー」として終わらせてやって欲しいんだけど、、、(フェードアウトしながら終わる)。

 所で最近気になってる時事ネタ(ネタじゃねーよ)は、「黒子のバスケ」の販売中止を求め脅迫状を送ったなどとして威力業務妨害の罪に問われてる渡辺博史被告。

 連行されてる時の渡辺博史被告の笑い顔がナントモカントモ。

 「自分を取り戻すための犯行」とか、言葉として言ってる事は判るんだけど、結果としてカンペキ意味不明。

 頭の中の「なにがどーして。あーなってこーなって、」ってってゆー心理や意識面での繋がりが、分かんないんだよね。

 イヤ、元から人は他人の頭の中の事なんか金輪際判らないんだけど、推測は出来るし、現実世界の触れあいの中で共感が出来る。

 それはかなり「危ない人」にだってかなりの率で可能なんだよ。キ印満開の超極悪人でも、自分はそこまで絶対行けないけど、その暗さは判るみたいな。自分も究極狂ったらそうなっちゃうかもみたいな。

 でもその判る「率」がさー、渡辺博史被告見てるとひょっとして、こいつ絶対判らない人?って怖さがあるよな。

 普通、そのボタン押したらあれが動くでしょ?なんでそれが動くの?みたいな。

 しかもそれは、パッと見、断片的には良く判る心理面を露出してるからタチが悪い、、全体としてはやっぱ「意味不明」ってゆー怖さなんだな。

 それなら「誰でも良かった」犯罪の方が、まだ辻褄があって、変に理由を言われると「えっ、それが原因なの?それがあんたの中でそう繋がってるの?信じられない」みたいな。

 こーゆーのってこれからの世の中、少なからず増えて行くんじゃないのかなって気がするんだよ。

 エライこと書いちゃいそうだけど、鎧武の脚本の流れなんか見てると、そーゆーのとなんかシンクロしてる部分があるような気がするんだよ。

 「希望病」なんて言葉がそうだね。言ってる意味も分かるし、使い回しとしても、絶対不可ってことじゃないけど、成熟した大人が「仮面ライダー」という番組を任された脚本上で、使う言葉なんかな?

 まあこーゆーのを使う場合は、片方でそれを笑い飛ばすような力とゆーか、意志の力が確立されてる場合だよね。あるいはそれによってヒーロー性がコントラストで輝いていくみたいな使い方。
 それがそうならずに「希望病」だって喚いてる方が、強固で精緻な存在としてのボリュームを持ってる。
 別に「作品に社会性がない」とか言ってるわけじゃなくて、虚淵氏自体が、そんな「希望病」勢力に吸い込まれてるんじゃないかって気がするのよ。

 

 

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