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saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係 第7話 「敗北」

 サブタイトルの「敗北」通りの展開に吃驚。普通の連続ドラマだと、今回は、一旦、石川が退いて最終回手前のエピソードなんかで再び犯人逮捕みたいな展開なんだろうけど、毎回、新しい切り口を目指してる金城脚本だと、ホントに今回が石川の「敗北」で終わりなんだろうな~。

 確かに、、なにがなんでも主人公の刑事が事件を解決してしまうって事自体がオカシイちゃオカシイもんな。そうゆー、未解決や理不尽を抱え込んでの人生だもんね。
 で話の方なんだけど、chikaの方が視聴前に「入れ込みすぎ状態」だった為、ちょっと物足りない印象、石川の無念に、もっと泣かせてくれ~よ~(笑)。
 でも見終わってからよく考えると、例によって「BORDER」の一見スピーディで淡々と進む各シーンが、実に良く練り込まれてて計算されいるのが改めて判る優れたエピソードでもあったなぁ。
 自分に従った立花を先に帰し石川を諭そうとして断絶しちゃった市倉の、「今のお前には言っても判らんだろうが、、」みたいな、石川への想いが数秒の沈黙の中に現れていたり。
 先に帰された立花が悔しさの余り、退出した部屋の壁を殴ったり。上手いわ。
 一番、演出で見事だったのは、石川の常軌を逸した要求をはね除けたサイモン&ガーファンクルが、最後にPCの電源を落として石川への拒絶を示したシーン。

 こーゆービジュアルが前回の「友情のチョコレートシーン」と、相まって、己の使命感の為にどんどん孤立化していく石川の状況を克明に刻んでいくのね。やっぱ上手いわ。
 でも赤井の2回目の豹変描写だとか「石川さん、あなたが一番怖い」と言った便利屋スズキの描写だとか、ちょっと盛りだくさん過ぎだったかな。いつもなら石川と立花のクスッと笑える息抜きシーンが丁度良い塩梅で混ぜ込んであるんだけど今回は、全編、テンション高くて張り詰め過ぎかなぁ。
 しかし、切ないねぇ石川、、いつもなら証言を翻した証言者達にだって、ちゃんと相手を認めて関われる余裕があった筈なのに、絶対的な真実と相手を追い詰める根拠を持った刑事故の、あるいは一度、死の領域に踏み込んだ人間故の真摯さで、生の側にいる人間達を攻撃してしまう。
 で、そんな自分を石川は自覚していても、それを止めることが出来ない。
 さらに止める事が出来ない事以上に、死者の無念を晴らす事の出来ない自分を責めてる石川。小栗旬の泣きのシーンが胸に染みるよなぁ。
PS 石川の能力について同僚達はどの程度、理解しつつあるのだろうか?今回のエピでは比嘉が「誰と喋ってるの」と言ってたから、一番、石川の秘密に近づいてる感じ?

 市倉も石川の捜査能力の高さに異常を感じているんだけど、どうもそれは赤井達と連みすぎているからと考えている様子。立花は、バディで石川と行動を共にしているから、細かな異常には気がついているけれど、石川の誤魔化しに安易に乗っているとゆーか、、、そんなに見た目ほど鈍感な人間ではないんだろうけど。今回の市倉への従順ぶりを見てても、余りに発想が健全とゆーか、一般常識人の範疇に止まり過ぎなんだろうね。

 そんな彼らが、益々孤立化の度合いを深め、境界線を越えつつある石川を、救えるのか?
 ここも興味が尽きないね。

 

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