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saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係 第6話 「苦悩」

 Episode #6、いやー「フレディ新谷vsジェイソン中神」のスラッシャーバトル堪能させて貰いました(笑)。

 しかしMOZUの制作陣は自分たちが、そんなものを作っている自覚はないんでしょうな、きっと、あくまで香港ノワールってか、オシャレでハードな警官ハードボイルドを目指していたはずで、、、やっぱ何度も書いてますが、この原作を選んだ時点で、ダブルフェィスを上回ろうとする野心が、空回りしたんじゃないでしょうか。

 より大きなスケール、複雑さ、アクション、猟奇性、てんこ盛りにするにはどーすればいいのか?「そうだ、ちょっと古いけど、あれがあるじゃないか。あれにちょっと手を加えて云々」。
 ・・まあ面白いんですけどね。

 木曜日の9時台に、こんな出来たての「B級バイオレンスホラーの洋画もどき」をみれるなんて、幸せですよ。

 でもchika的には、最初から楽しみにしてた男の娘・新谷宏美デビューが視認出来たので、引き続きの視聴モチが維持できるかどうかは疑問ですけどね。

 池松壮亮君ならもっと女の子らしくメイクしたり撮影出来たりするんだろうけど、彼の今後の役者人生の事や、あんまり出来すぎの「男の娘」だとテーマからずれたり、視聴者受けが変になるから、意図的にあの程度の女装率に抑えたというのは十分に考えられる。

 なので今後、「男の娘・新谷宏美」が登場しても、そっちでは余り楽しめなさそうだし(笑)。

 それより、視聴モチ維持で言えば、今となっては中神がもう登場しないことだよなぁ。

 MOZU見て、何が収穫だったかとゆーと、吉田剛太郎氏ですよ。吉田剛太郎氏の中神、面白かったぁ。

 って事で、ついでに書いた積もりのMOZUの感想が意外と長くなっちゃったけど、ここからがchikaにとっての表番組、BORDERの感想。

 金城脚本ってかBORDER制作スタッフの意地ってか「毎回、絶対、違う切り口で一本を作る」みたいな気概がまたもや見えたエピでした。

 変則構成の話運びでしたねー、最初は今回、比嘉にスポットを当てた話なのかと思ってたけど、メインはやっぱり石川で、とゆーより、ますます境界線を越えつつある石川の話でした。

 三遊亭圓朝真景累ヶ淵とか牡丹灯籠を彷彿とさせる着眼点とゆーか、人間の精神の病みが幽霊につながっているコンセプトに類似した作品作りの中で、石川が時より見せるいかにも現代青年みたいな茶目っ気やノリが救いなんだけど、最近は逆にそれが、石川の壊れぶりを際だたせているようで怖い。

 あのサイモン&ガーファンクルの二人に引かれるくらいの、犯人逮捕への執念を見せた石川、、そして石川に隠された過去、、の展開がほんわかさせるくせに怖い、みたいな。

 しかし、「チョコと身の上話」に現れるような、サイモン&ガーファンクルと石川の間に生まれつつある奇妙な連帯感と、石川の微妙な変化を気遣う比嘉や市倉の連帯感はどう違うのかな?

 作者はこれを全く同一のものとしては捉えていないようなんだけど、そのBORDERラインは、一直線でくっきりとは描かれていない、って事でいいんだろうか。
 アンダーグラウンドの住人と、それぞれ苦悩は背負っていても一応は社会人として踏みとどまっている一般人、そして生者と死者を隔てる、グニャグニャして不明確なラインは何か?
 どーも、そのあたりを金城脚本は考えてるみたいだね。
 次のエピはそこに向けていよいよ本格的にリーチな感じ?
 今回のエピで、石川は比嘉に「普通の刑事なら手の届かない事件でも俺なら必ず光を当てられる」といった内容を口にして「あんた大丈夫?」とか返されている描写などを見ても、「死人と話せる」能力が刑事にとって両刃の刃であり、石川が正義を確信すればするほど、現実世界では危険な行為・違法捜査を常規を逸して行い続けるわけで、、もうこれは石川周辺の誰かが、それを止めてやるしかない、、これってまさしく幽霊の女性に恋いこがれてやせ衰えていく男を描いた日本の怪談話ですな。

 それを刑事物に置き換えて、しかも「まっとうな人間」とは何かを問う仕掛けになっているワケだから、いーやホントにBORDERって面白い。

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