緊急取調室 第7話
うーん、小石川の正体が分かんない、、このエピソードまでだったら「警察内部の隠蔽」にやたら詳しくて、有希子の周辺に、そういった臭いを敏感に嗅ぎつけた同僚って感じだったんだけどなぁ。
そりゃ、刑事部長の郷原がキントリ内部に送り込んだ子飼いのスパイって線もなくはなかったけど、他のエピソードで小石川が見せる刑事としてのスタンスからは、そーゆーのはちょっと想像できないし。
でも今回のエピソードでは、今までの慎重な姿勢を捨てて、やたら真田を死刑にしたがってたし、これいくら自分の部下が真田に嵌められたからって理由にならないし・・・(って視聴者に気付かせてるワケでしょ)、最後は有希子に真田の罠に気をつけろとまで言ってる。
どう考えても、小石川が真田の隠し持っている有希子の(夫がらみの)秘密を、封印してしまいたいと思っているようにしか見えないし。
でも小石川が元部下の嘉納に寄せる温情は本物みたいで、これなら真田に対してムキになるのも、、、いや、そんなコトないか、クロコーチみたいに小石川と真田がゲイ恋愛関係ならともかく、、、ってなワケで文章は、「でも」で始まって「し。」で終わってばっか(笑)。
いいんですヨ。こうこなくっちゃ、ヘンに思わせぶりに引っ張って妙にすんなり終わらせて貰っちゃこっちが困る。
けど井上さんの脚本ってよく練ってあるけど、基本がなんだか甘いところがあるから、その辺で損してるよね。
例えば真田が暴力団に脅され自分の命と引き替えに元構成員2人を殺害ってゆー設定も、「えっ?そうなの?(ムリムリ)そうなの?(ムリムリ)そうなんだぁ、、。」みたいな。
せっかく話を練っても、基本のリアリティが気になる人には「脚本が薄っぺらい」とか言われちゃうもんね。
その点、仮面ライダーとかで鍛えられてる人は「警察はどーなってる?」とか「なんで都合良く、このタイミングで主人公が現れるんだよ?」とか、そーゆーのは「お約束」としてちゃんとスルーするから(笑)。
だからchikaは、今回もその辺りはスルーして楽しませて貰いましたよ。
ただし、折角、デンデン刑事と小日向刑事の激突が堪能出来るのかと期待してたのにお二人が角を突き合わすシーンがちょっぴりだったのは残念。
小日向刑事は、まだまだ役者魂が露出できそうだからいいけど、問題はデンデンさんですよ、デンデンさん。
もっと凄みのある「存在感」が演出出来ると思うんだけどなぁ、、勿体ない。
このままじゃ、只の喋り口調に難のあるオバハラ刑事役者で終わっちゃうじゃん。
PS 全然関係ないけどキルラキルは続けて見てますよ~。
相変わらず、面白いってか、暴走しまくってますが、やっぱ中島かずき氏の書く脚本には「激情」はあっても「人間」はいない(笑)。
不思議だね~、人間が描けてこその「激情」なんだけど、中島かずき脚本の場合は「激情」を書きたいから「人間」を書くみたいな、、ってかそれで成立しちゃう所が凄さだよね。
それに、中学生諸君、エロさが、エロさがますますドライブして来ました~よ~っ!(って中学生はこのブログ読んでねーヵ)。
でも皐月も流子も本質は「少年ジャンプ」だから、全然、女の子である必要はないんだけどね、キルラキルの登場人物で女性である必然性があるのはマコちゃんだけだし(笑)。