saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

緊急取調室 第4話

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 今回の井上脚本、得意の「二段締め」じゃなくて「えーっ、えらくすんなり見せるのねぇ」と思わせておいて、最後の最後に意表を突いて、秘書・菅沼俊樹が一命を取り留めていたとゆーハッピーな結末。
 「どう?私、こーゆー、ホノボノ系の終わり方も出来るんですけど?」の高笑いが聞こえてきそうなエピソード。
 「実は菅沼は生きていた」なんてゆー、話の展開自体じゃない「視聴者に対する」ドンデン返しは、演出上一番仕掛けやすいものだから、ちょっとズルい気もするけどね~(笑)。
 まあchika的には、こーゆー力業の引っかけより、いつもの二段締めで「気持ちよく」させて欲しかったんだけど、今回は、「爺・泉谷しげる」の意外な役所を見せて貰って、そっちで満足しとくよ。
 でも、話の流れでは「ウィスキーグラスに塗り込められた毒薬による殺害と、罪を被せるための偽遺書の筈が、、、」って事をミスリードさせる形になっていたんだけど、chikaの頭の中では、菅沼の性格を知り尽くした三木本が、自分の主(あるじ)から毒グラスと遺書を見せつけられたら「菅沼ならきっと、本当に自殺して(くれる)しまうだろう」と読んだ上の計画だと思っていたのね。
 で、この話の展開には、ちょっと混乱してしまいました(笑)。
 でも菅沼がそこまでの悪党だったら、最後のちょっぴりホノボノエンドは展開できないしなぁ、、と妙に納得。

 しかぁし、有希子達のゆー「男の嫉妬」と、三木本が自ら語った動機とは、微妙に違うモノだと思うぞ、井上先生(笑)。

 ああそれと話は違うけど、これからプププで扱うTVの感想は、継続的に取り扱うのはこの「緊急取調室」と「仮面ライダー鎧武」の二本に絞り込む予定。

 chikaの場合、TVドラマの感想を書くのは、半分、自分自身の創作活動の勉強みたいなものだから、幾ら面白くても(面白くなくても)、語るような内容のない脚本の事を義理で書いてもしかたないし。
 一番端的なのは、「キルラキル」なんかがそうだなぁ。

 あれは無茶苦茶面白いけど、なんか感想を書く余地がない。

 中島かずき氏の創作手法のコアが自分には全然必要ないから、ただ見てて楽しけりゃ良いって感じ。

 「安っぽい変態AVみたいに母娘で温泉浸かってレズってんじぇねぇ」とか。かと思ったらあーらら、羅暁ママ、皐月に後ろからぶっさされちまったよー、親殺しの神話的展開なのか、それとも、「これはお前の花嫁衣装だ」とか言い残してあの世にいった父親がらみか、まっ、どーせ心のない脚本書く人のやる事だから、深く考える必要もなく、脚本の思惑通りに、驚く所は驚いて楽しんでいりゃいいわけで、でも、何度も書いてるけど、これ本当にアニメでよかったね、って感じ。

 それと脚本で言っても、どーにもならないのが『S -最後の警官-』だなぁ。
 第5話見て、決定的にそー思った。

 『S -最後の警官-』の場合は、向井理の演技の事とか、演出全般の事で、書くことがいっぱいあって、あんまし脚本の事は気にならなかったんだけど(ってか多分、劇画を意識しての脚本なんだろうと好意的に思ってた)、今回のはダメだわ。

 あんな展開でナイクラッド弾をキーワードに出来るコト自体が、どんな神経?って思うし、良いとか悪いとかじゃなしに、脚本書いてる人の頭の中の世界が、完全に自分とは違う。

 こーゆー薄い感性の人が、たとえ劇画を意識した脚本でも、「自殺」とか「いじめ」とか「現代社会」とか「心の闇」を取り扱っちゃ駄目だと、生理的に思っちゃうんだから仕方ないよな。
 ドラマ自体は最後まで見てるとおもうけどね、「良くできた実写アニメ」だし、ほんと主人公が向井理とか綾野剛そっくりに絵が動くんだよ(笑)。

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