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ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

軍師官兵衛 第3話「命の使い道」

 岡田准一君ってジャニーズの中で一番、俳優に向いているんじゃないかとゆー気がしています。

 って勿論、「お前、どんだけジャニーズを知っているんだ?」って言われれば全然自信ないんですが(笑)。
 でも彼が身体から放っているオーラって、完全に中堅俳優のそれでしょ。

 色物臭のなさってゆーか、逆にきつい言い方だけど、「アイドル華」の少なさも含めて、完全にジャニーズというより、俳優でしょ。

 しかも、何にでも変幻自在に化けられる俳優というより、自分個性を堅持しつつ、それなりに与えられた役所をこなせる、不器用だけど一途にやってそこに到達する、みたいな感じの、。
 今の所、黒田官兵衛役ではそれが良いほうに出てる見たい。

 まあ物語自体は、未だに可もなく不可もなく平々凡々とした平均的大河ドラマなんだけど、これは岡田君のせいじゃないよね。
 むしろ岡田君が、堅実に破綻なく官兵衛を演ってるから、もってると言い換えてもいいくらいでさ。
 でも今回のエピソードなんかでは、自暴自虐で刀を振り回しても、太刀筋とかスピードにキレが有り過ぎたり、旅先でゴマのハイに襲われた時だって身のこなしが鋭すぎて、そのまま相手を撃退するんじゃないかと心配しちゃったけど(笑)。

 そのワリをくって豪傑である筈の田中哲司さん演じる荒木村重の立ち回りが色あせてみえたりして大変だもの。

  性格的にも、岡田君の場合は、その清冽さが青年期の官兵衛によく似合ってるって感じ。

 

 でこのケースと、どうやら逆を行きつつあるのが、「最後の警官」、、ドラマ自体が小学生向き漫画レベルだという事は、別にして、どうも向井理君だけが、その役柄との距離感をうまく取り切れていないのかな。

 他の俳優さん達は、「ありえねーだろ、こんなキャラ」みたいのなのを、それなりにしっくりやって、浮いた感じも出さないでやってる中で、どうも向井君だけが四苦八苦してる感じ。
 「こんな体育会系馬鹿いねーだろ?でも漫画だか仕方ねえのか・・」とか思いながら一生懸命そういう人物を自分の中に落とし込んでいるのが、アリアリと判って見てる方が辛い。
 その辺、制作サイドの誰かが補正してあげればいいのにって思うんだけど、今回(第2話)のエピソード見てて、そりゃ無理かな?って思ったわね。

 映画バットマンダークナイト」のパクリ満開、、、シチュもそうだけど、アメコミの「荒唐無稽さとシリアスさを融合」させる、あの巧さ・スタイリッシュさを、日本の時代劇感覚を払拭できないまま、真似しようと思ってるようじゃ、向井理君のしんどさなんて気が回らないだろうなーと思ったよ。

 VIPな部屋で足を投げ出してる天城とか高級料亭の霧山六郎とか、はたまたその陰謀とか、判り安すぎて、いくら漫画でも、一方で展開してる白昼堂々の爆破・銃撃戦の世界観とバランス合わないだろ、演出センスの問題だよ(笑)。
 まあ、とにかく早く、向井君が自分なりの一號を見つけて消化してくれる事を望むだけだよね。
PS 機動服着た大森南朋さんの立ちポーズが凄いな。

 他の警官役の俳優さん達が胸を反らせて踏ん張って立ってるのに、なんだかこうユラリって立ちながらも凄みが滲み出てるってか、変わり種の元SAT隊員・香椎秀樹ってことだけど、そのはぐれもの感が半端じゃない(笑)。
 で次週からはオダギリ登場ですよ!

 テロリストMの役をオダギリが楽しみながら演ったらチャーミングだろうなぁ。

 「あずみ」の最上美女丸役とか面白かったもんなぁ。いよいよ頑張らなくっちゃ、向井理~っ!!

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