saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

盗まれたベルト  蛤御門の戦い

こーゆージリジリと炙られるような恋心とゆーか、無いと言えば無い、あると言えばある男女の間の縁。
古風に見えるかも知れないけど、実はこの段階ってエロス濃度がかなり濃いんだよね。
現代では一気にこーゆー段階を通り過ぎちゃうから気がつかんかもしんないけど。・・って何の話かと言えば、「八重の桜」に登場する八重と尚之助の関係。
尚之助とは疑似兄妹の関係でいる方が緩くて良いと思いながらも、心の奥底では男と女としての関係を恐れながらも望んでいる八重・・・みたいな(笑)。
しかし、尚之助君なんだね、八重の頬に伝う涙を思わず拭ってやりたいと手が勝手に動くなら、その勢いで押し倒しちゃえよ!!まったくもー、、みたいな、視聴者にリアルタイムでそう思わせてる時点で、この脚本やら演出の勝利なんだよね、お見事。
お見事と言えばマトリックス覚馬(笑)。
飛んでくる銃弾をさっと避けて相手の大将を馬上から銃で撃ち落とす。こんな場面、下手な脚本と演出でやったら「バカヤロー!!」ってなもんですが、現在の「八重の桜」だと「なるほど、この時代の日本人なら視力どころか動体視力も優れていただろうし、旧式火薬込め式銃の銃弾の飛翔速度ってこんくらい遅かったのかも」とか思わず納得しかけましたもん(笑)。
 (そーいえばどっかの剣豪が箸で飛んでいる蠅をつまんで捨てたとかゆーエピソードがあったけ)
 納得と言えば「逃げの桂小五郎」が、「蛤御門の変」から敗走、川の袂で親に死に別れた少女を抱き寄せて一緒に泣くシーン。
 ちょっと吃驚したってゆーか、こういうシーンの見せ方で、一旦退く桂小五郎を表す方法もあるんだなと。
 それに『「見せ方」とすれば「長州=悪」だけど、「評価」はそうじゃない』って先週書いたけど、今週の真木和泉の自決シーンなんかはその辺りの面目躍如でしたね。
 とにかく色々な面で凄いバランス感覚を発揮しながらドラマ作りをしてるので、歴史スペクタクルパートもホームドラマパートも全部、引き込まれながら視聴しちゃう。

こんな風に全体の構成感覚だとかバランス感覚が違うだけで、一つの連続ドラマの味わいががらりと変わっていくのはNHK大河のみならず、仮面ライダーシリーズもそうですね。
始め「今回のウィザードは一話完結」と言って始まったのに、場合によっては2話完結、で今回びっくりしたのは、「先週のおさらい込み」で下手すると三話完結(笑)。
2話完結の冒頭部分で先週で一応けりが付いた筈の女子高生ライダー誕生秘話の話が、主人公達の話題にのぼるなんて、仮面ライダーではちょっと記憶にないシーン。
それにワイズマンの思惑の謎ぶりがますます全面に出てきてる感じだし、ここに来て「古の魔法使い」とも話の本流に絡めそうな予感。
あるいは単に、オモチャの新製品のタメに脚本書いてるんじぇねーぞとゆーの意地なのか?(笑)。
ライダーバトルの面白さとかクオリティは随分前から一定の水準に達しているんだから、もうそろそろ、昔やってたように一年間を通してどんな物語を作るかって辺りに、拘りを設け直してみたら〜って思うんだよね。
でも、たっ、頼むからワイズマンと白い魔法使いは同一人物でとか、双子でとかの、展開だけは止めてね(笑)。

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