ビッチな映画

　最近見たＤＶＤの中での意外な拾いモノは「ヘンゼル＆グレーテル」。

「お菓子の家から脱出して15年後｡成長したヘンゼルは糖尿を患いながらも妹グレーテルと共に､有名な魔女専用賞金稼ぎになっていた｡」、、、糖尿病ってお菓子の喰い過ぎかよ（笑）。
　映画の中ではヘンゼルって凄いインシュリン注射のうちかたしてたよ。エネルギーの切れたサイボーグへの賦活剤投与って感じ、、基本的にこの映画のヘンゼルってダイハードやからね～。
　えーっと童話の主人公が魔女ハンターになるってゆー設定の映画がもう一つあったけ、「ブラザーズ・グリム」？  、あっ、そっちは童話の主人公じゃなくて作者の方だっけ。
　とにかくこの「ヘンゼル＆グレーテル」、徹底してビッチでお馬鹿なアクションファンタジー映画で、映画館で上映されなかったのは良く判る。
　単にグロとかスプラッターだけなら結構激しいのが、話題作りも含めて劇場に掛けられるんだろうけど、この映画はグロ・スプラッターに加えて「極めつけのあばずれ」性が問題だよなぁ。　なんてか「不良・ごろつき」の魅力に溢れてる。でもそれが爽快で気持ち良かったりするんだけど。
　って事でchikaはこの映画充分楽しんで見ました。

　でなんとなくこの映画に似た部分があるchikaの視聴裏メニュー「GARO」なんですが、10「誓　Promise」11「虜　Desire」は、流牙と莉杏の番外エピソードって感じの展開でした。
　　2話とも話自体は、何処にでもあるような、秘められた親子の情愛とお尋ね者流牙とか、理想の女に変身できる陰我ホラーと「からっぽ女莉杏」とか、滅茶苦茶ベタな展開なんですが、「GARO」に関しては殆どそーゆーのは気にならないんですね。
　特撮女優・長澤奈央をたっぷり見せてくれればそれでいいし、莉杏がどんだけ可愛いかってのが、エロてんこもりの女優さん達の中で視聴者に判ってもらえばいいワケだし、、、、、ついでにそんな莉杏を爽やかに受け止める流牙の好感度が定着すればもっといいって寸法。
　うーん、視聴者が何を求めているかをちゃんと理解して、潔く無駄な部分はけずっちゃって、「うちはコレよ」ってゆー迫り方も多いにアリだと思いますよー。