saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

『乱 Sonshi』

 chikaの特撮ドラマ視聴裏メニューの一押しは、『牙狼~闇を照らす者~』。
 GAROシリーズは、わざわざブログで感想を書くほどの話の複雑さはないんだけど、ただただひたすら格好いいアクションと中二病的ファッション+エログロが売りの作品。
 しかもそれらの殆どが雨宮デザインから発生したとゆーメイドイン超個人ワールド。
 ただし本作、『牙狼~闇を照らす者~』の監督は、雨宮慶太監督に代わってGAROシリーズでアクション監督をつとめていた横山誠さんだから、アクションの比率が多くなり、作品自体は「湿度」が少し下がった模様。


 先に、「感想を書くほど話の複雑さはない」と書いたけれど、そのこと自体はGAROシリーズに置いては余り重要な事ではないと思う。

 話の展開とかテーマは、登場人物のある程度のリアリティを支えるだけで良いという割り切りがあった上での作品作りも、それが成功している限り十分ありで、場合によれば「アクション」自体が人間の感情を豊かに表したりする時もあったりする。
 そう言う意味で第一ピークを迎えたのが、アクション俳優倉田保昭氏を投入した第9話『乱 Sonshi』のエピソード。

 発泡酒の宣伝じゃないけど「キレキレ」の倉田保昭氏のアクションは見ていて惚れ惚れ。氏の年齢を考える三浦雄一郎の80歳エベレスト登頂成功とタメ張ってる感じ。
 それに撮る方もアクションする方も技術的に進歩してるから単に肉弾戦って感じじゃなくて舞踊とかスポーツに通じる要素がアクションの中にあるのが凄い。
 このエピソードの前回である『乱 Scoop』では、主人公流牙が戦っている自分の姿をカメラでスクープをされるのを避ける為に、わざわざ低い位置から敵を刃で突き上げるシーンがあるんだけど、この構図が凄く「絵」になって格好良いわけ。
 この撮影センスと体技がまとまって爆発したって感じが第9話。うーん惚れ惚れするわぁ、、。

 惚れると言えば主役の栗山航君、最初見たときは「えーっプニュプニュ、、」こんな健康優良児タイプの子が、いくら茶色のドーラン塗ってもGAROの世界観に馴染めるんやろか?って思ってたけど、暫くするとこれはこれで不思議な色気を感じたりして(笑)。

 

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