saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

しつらえが整う

みょーに気になって仕方がないのが、NHK大河「平清盛」第36回に登場した、紗那王を面倒見てる鞍馬寺のお坊さん。
廊下でつるっと滑って転けそうになった時のベタ過ぎるコメディアン表情、、、なーんだか決まりすぎて、可笑しいとゆーより、気持ち悪かった、、。
(ちょっとWebで調べて見たんだけどこの役者さんの名前判らんかった。たぶんお笑い芸人さん系だと思うんだけど・・ついでにNHKの公式に「卓越したストーリーテーリングの脚本」とか書いてあって笑った)
勿論、この感覚、少し離れた部屋で座っていたはずの紗那王が瞬間移動で、このお坊さんの背後に立って「大丈夫ですか?」なんて言う演出との相乗効果もあるんだろうけどなー。
正直言って、後の牛若丸・義経の身軽振りをこーゆー形でしゃあしゃあと表現する神経は好きじゃないんだけどね。
まっいいか。
そんなコトより、周囲の男性から掘られまくってるんじゃないか、あるいはしゃぶりまくってるんじゃないか?とゆー結構な噂が常に付きまとう神木君、さすがはプロの役者さんで、こうやって紗那王として登場すると「凛とした若武者」にしか見えないのが凄い。
神木君に比べると杏ちゃんが北条政子を演ずるけなげさよ、思わず「頑張って〜っ」とか女子バレーの応援かいっ(笑)。
プロと言えば松山ケンイチ、福原から出張って清盛が六波羅に登場した時なんかは、空耳なのかコミックで巨人が登場する時みたいに「ドーン!」・・・って「効果」入れてたよね(演出バカだから)・・・さすがやなぁ。
けどこんだけ演技力あるんやから松山ケンイチに「雰囲気だけ演技」させないで、もうちょっと色々、人と絡む演出付けられないのかなぁ、、バリエーションとして兎丸相手に「うーん?ぬぅ?」の顔芸だけじゃなぁ。
ってか今回のエピソードなんて内容的には実際何が起こってるのか、さっぱり判らないでしょ?
「ナニがナニしてこうなって」ってゆー理解なしに、なーんとなく「清盛って巨人やなぁ、後白河上皇を凹ましちゃったよ、それにビッグな父親を持つと神経質な息子・重盛は苦労するよなぁ、、」ってのは伝わったけどさ、それって全部、雰囲気の盛り上げだけで伝わってくるだけだし。
そーゆー「雰囲気」を上手く伝えるのが得意ってゆーのが演技力なのかなぁ・・って、それで消費されちゃう役者さんてつらいよなって。
あっ、松ケンがそうだとか、そうなっちゃうとか「平清盛」って作品の構成がヌルイって言ってるわけじゃないんだけど。
まあ上辺だけでも、スリリングな清盛vs朝廷の神経戦みたいなしつらえが整っててそれなりに面白く、ほんとこの番組が始まった頃のコト思えば雲泥の差なんだけどね。

「しつらえが整う」と言えば、「仮面ライダーウィザード」、こっちは真面目すぎるぐらい「仮面ライダー」としてのしつらえをきっちりやってますね。
ウィザードの足技も真面目すぎるほどギュンギュン回転してるし(笑)。
でそうかと思えばやってるコトは正に「変身!生中継」で、よーく考えるとかなり新機軸。
それに今回、絶望の淵に追いやられる原因となった瞬平の魔法への思い込みは、晴人が魔法が本当にあるって見せてしまったからだって言う理屈、これには目から鱗。
無茶苦茶やなーと思う反面、我々・凡人の恨み辛みは多かれ少なかれ、瞬平が考え出すようなロジックに支配されているような気が、、。
勉強になりました。
でも、ちゃっかり瞬平君、お約束通り「面影堂」の住人になって愛でたし愛でたしで一話完結。
・・でもさ、これって一話完結なの?実質、2話完結になってるじゃん(笑)。

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