1話という「器」

ほんと、「平清盛」と「仮面ライダーフォーゼ」の感想書くのメンドくせー！！
でもなー、やり始めた事は、他の誰の為じゃなく自分の為に最後までやり遂げないとダメだってのは、chikaの人生の中で学んだ数少ない教訓の内の一つだしなー（笑）。
いやー、両方とも見てる時はそんなに苦痛じゃないんだよね（清盛は前半、かなりきつかったけど）。
でも見終わった瞬間から「物語」としての要素をなーんも覚えていないってか。レベル的に、お笑い芸人さん達が寄ってたかってバカ騒ぎしてるだけの番組を口開けながら魂抜けた笑いでただ時間を浪費してるのと、かなり似たり寄ったり、、、。
例えば先週のフォーゼだと鶴見辰吾氏と風間トオル氏が出てる場面だと、こんなカスカスの話でも空気の密度がやっぱ違うもんだな、とか、それくらいの事しか印象に残ってないのね。
後は「自分の保身のためには全てを裏切る」とかそれなりの大見得切ってた校長が「私は多くの教え子達の可能性をつみ取って来たんだ！」とか言いながら突然師弟愛に目覚めて玉砕ポイ行動に出たり、、そんなテキトーな演出は高田純次氏に任せてさ、やっぱ「校長」には、最後まで天秤野郎でやらせて上げたかったなーとか（笑）。
「平清盛」も、以前ほど酷くはなくなったけど、「一話」という器に盛り込んだ話が「タラーン」とした印象で、凄みのある筈の平清盛の生き様が、松山ケンイチが森三中と出てるTVＣＭみたく、なんだか優しげでさ、、。
二条天皇の葬儀に嫌がらせをしにやってきた後白河上皇を、清盛がオーラパワーで諫めるシーンとかがなかったら、伊東祐親が「この人、怒らせたらチョーコエー！」の説明で話が全部、オワリだったんじゃないかと、、。
なんだか脚本の人、昔の紅白オールスター隠し芸でやってた「ドラマ乗り」をやりたがる癖があるみたいだねー。
でもさＮＨＫ歴史大河って、「大御所」とか「旬タレ」とか「バリバリ中堅」を湯水の如く使いながらも「渋く」まとめるから値打ちがあるんじゃね？