saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

パブリックイメージに翻弄される

chikaはそんなにプロ野球が好きじゃない。
便宜上、地元チームである阪神のファンって事にしてあるけど、興味があるのは監督のチームを勝利に導く「技」だったり、その人の「個性」だったりするから、野村監督とか落合監督が任じているチームについつい目が行く。
選手もあくまで人間的な興味なので、一押しはやっぱりスポーツ哲学者イチローだったりする。
そういう意味で言っても巨人とか原監督なんて、なーんも興味が沸かない。
その原監督が今回起こした「原監督事件(一部マスコミではそう命名、笑っちゃうけど)」、ホント、どーでもいんだけど、その彼が記者会見みたいな事をやった時点で、少し気持ちが変わった。
特に彼の奥さんとの関係に話が及んだときに「妻とはですね、未来に向けて、二人の夢に向かって、一歩ずつ前進しております。どこかに心のつかえがこのところありました。こういう状況になって、なにかそのモヤモヤが取れたような、逆にこういう事柄に関して感謝をしたいなという風に思います。」とか言っちゃてるのを聞いて、なーんだ凄く厭な感じがした。

事後処理ってか今回の騒動に対する原監督のスタンスは、この「爽やかさ」で行くつもりなんだろうけど、やっぱそれは虫が良すぎるってか、世の中舐めてんな、って感じだ。
はっきり言って一億円の事実の是非なんてどーでも良く、野球監督だからって倫理規範となる生き方をしなくちゃならないって法律もなく、原監督自身が勝手に思いこんでいる自分のパブリックイメージなんてそんなに値打ちもなく(本人は1億円の値打ちがあると思ってたんだろうけど)、ようは一プロ野球監督が起こしたスケベ心のまずい後始末であり、世の中にはそーゆー事につけ込む悪いヤツらがわんさかいるって話に過ぎない。
ただ気分が悪くなるのは弁明の時まで「爽やか」であろうとする浅はかさだ。
ハリケンレッドみたいにグジャグジャに泣いて、己とはなーんも関係のないマスゴミに思い切り食い物にされるのもよし、島田紳助みたいに暴力団との癒着を糾弾される前に自分の「紳助スタイル」を貫いて、「ハイさようなら」をやるのもよし・・・言い方を変えれば彼らの方がずっと男らしくて「爽やか」なんじゃないかと思う。

所で話変わって相次ぐ飲酒絡みの不祥事に歯止めをかける為、全職員を対象に外出先での「1か月飲酒禁止令」のおふれを出した福岡市長。
つい最近、この喪が明けたそうで結果は違反者1名。
「この飲酒禁止令のお陰で俺らはいつでもコームインという自覚と連帯感が出来た」と市長さんは自画自賛だったそうだが、この一名については特に咎め立てする積もりはないようだ。
なんだか良くできた学級会のきめごとの成り行きとゆーか、学級委員長の最後のまとめみたいで、「・・・・。」って感じだ。
大阪の学級委員長は、こーゆーの、とことん粛正するけどなぁ。
原監督の「爽やか」スタイルと合わせ含めて、考えてみたい「日本の状況」なのだ。

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!