saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

視聴者は、歯ごたえのある、本当に面白い「大河ドラマ」を観たい

ジェィクパパが、なんであそこまでジェィクを失望させたのか?
それに付いては番組中では、最後までこれと言った説明が無かったような(笑)。
つまり単に、一流のミュージシャンになれず、途中で人生の方向性を変えた父親の姿に、未熟な息子が勝手に失望したって解釈でいいのかな?。
浅せーなー、、、高校生にもなって、浅いぜ、ジェィク(笑)。
で弦太郎が、ジェィクパパ直伝の一夜漬けギターで「おめえの父ちゃんのロック魂はしんじゃいねえぜ、おめえなら判るはず」って、新生ジェィクのステージに殴り込みライブ。
そんでもって魔法が切れて歌に下手さが戻ったジェィクボーカルと弦太郎のヨタヨタギターの友情パワーが、カプリコーンの観客達に掛けた呪縛を解き放ったーっ!!
おーっ、なんちゅー、力技でわかりやすい展開。
おまけに最後はジェィクの「夏の日の思い出」、、こうしてジェィクは大人になりました、とさ。
もうここまでやられると、色んな説明不足や矛盾は無視して、そーなんだ、って納得せざるを得ないですね。
勢いですよ、勢い、逆に仮面ライダーでこんなライブステージショーが観られるんだって妙に感激しちゃったりして(爆)。

って事で、今週の「仮面ライダー清盛」、違ったか、大河ドラマの「平清盛」、普通に面白かったではありませんか。
まあ今回の脚本だって丹念に拾っていけば「忠正叔父が上皇側に荷担した理由は、頼盛の平家からの離反を避ける為、俺が変わりに、それにイザって時は保険代わりになるしさーってゆー解釈で良いの?」みたいなジェィク的疑問が残るんだけど、そんな事はどうでもいいやって思わせる勢いがドラマ展開にありましたねー。
まあ「保元の乱」ってゆーイベントがあって、ここで脚本がグダグダならどうしようもないけど、今までだって単発・一部分なら何度も面白く出来ていたんだから、ここはなんとかなったんでしょー。
第一、笑わない叫ばない静止した松山ケンイチ清盛のビジュアルが恰好良いもん。
いざ出陣、家臣を従え腕組みしながらの清盛の騎乗姿、そしてそれに合流するクロレッツ頼朝軍、うーんわくわくドキドキぃ。
このシーンに来るまでに、ちゃーんと勢いがついてましたよ。
鎌田通清と息子の正清の藤山カンビ的小芝居とか、正清と頼朝との汗くさい再会とか、叔父の離反にぶち切れ、逆に腹が決まった清盛の表情とかね。
それにしても叔父の心がよーわからんのだね。
最後は「儂は清盛と繋がったことなど一度もないわ」と一瞬、寂しそうな表情を見せて、次に爽やかに吹っ切って、、せっかくの名シーンなんだから、もうちょっと、前段に視聴者誰もが納得する説明の時間をとってやれよなー、、、とは思ったんですけどね。(史実をヘンにアレンジするとこーゆーことになりがち)

まあ、こういう愚痴もいつもよりは、今回数段少なかったですよ。
って事で脚本が持ち直したので、自動的に松山ケンイチのダーク清盛もこのまま持ち直して欲しいと思ってます。間違っても下らない事で青春して欲しくない(笑)。
だって今までの清盛、見てると///
忠盛が清盛に「平家に、この国に、なくてはならぬ男」と可能性を観たのは、かって愛した女が白河院に孕まさせた子という因縁を逆転させる為、そして兎丸が清盛についていったのはこれまた父親の仇の息子という彼との因縁を逆転させる為。つまり清盛本人の資質とは全然関係ねー。
そうとしか思えない駄目振りばかりを発揮している清盛だったわけね。
少なくともどうしてこんな人物が歴史上に大きく名前を止める人物なのかと疑問に思う、思考・行動しか清盛はドラマ上、見せていない。
器が人を作るという言葉があるけれど、清盛も「そっち系」の成長過程をしめす人で、激動する歴史の流れに翻弄されて気がついたら一角の人物になっちゃっていたりする口なのだろうか?みたいな。
でもそうとしか思えない。
脚本が下手だとこーゆー、似非「何かを持っている」人が造型されるんじゃないかと。
しかし今回、かなりそれっぽい平清盛が造形されてました。やれば出来るジャン、この脚本書いてる人も!!
だからさーNHKさん、視聴率の低迷は違うところにあるんだって。
視聴者は、歯ごたえのある、本当に面白い「大河ドラマ」を観たいんだって。

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!