フォーゼに足りないのはライダー物としての「求心力」

chikaとしちゃぁ立場的に頼長と家盛の男色ネタで盛り上げとかないといけない筈のNHK大河平清盛は「家盛決起」エピソード、、。
・・でもなぁ、この場面だけじゃなぁ、、他のドラマパートが、、って、ゆーより、全部がショボイんだよな。
確かに、この脚本家、朝廷パートっちゅーか、血縁内輪でドロドロメソメソ話はそれなりに得意分野みたいで、いつもの少年ジャンプもぶっ飛び！よりかはマシなんだけどさ。
こんなの４５分たっぷりテンコ盛りにされるとさすがにしんどい。
なんてっても家盛の描き込みが浅浅の上に、「だっ、騙したのねアタシを、、、えっ？えぅ、アレ〜お止めになって頼長様ぁ」ってか、これって、社内ライバルを蹴落とすために上司に騙され利用された浅はかOLみたいなシチュを単に男へ置き換えただけじゃん。
その上、話題作りを狙ったのかも知れないけど、あざとい男色シーンでしょ、、ドラマ的断末魔の喘ぎ声を聞いてるみたい。こんな男色ネタじゃ「勝手に弾けたつもりでいれば」って感じで盛り上げようがないじゃん。

盛り上げようがないと言えば、生徒見殺し属性の大杉先生を顧問に迎えてバカ数名で盛り上がってる仮面ライダークラブをドラマの最後の締めくくりに持ってきた仮面ライダーフォーゼ、只でさえ「仮面ライダーで何をしたい」かが判らないメインの流れに、サブライターがイッチョ噛みして、もう何が何だか・・・うーん、もうこうなると一種のお花見ノリのドラマ作りですな（笑）。
ああそうか！！ずーっと考えてたけどフォーゼに足りないのは「求心力」なんだ。
政治報道でよく使われる「求心力」、物事の動きをつなぎ止め、ある方向に突き動かしていく力。もしくはその中心になるもののフォース（笑）。
フォーゼには「仮面ライダー物」としての求心力がないんだよ、きっと。「面白さ」はあるけど求心力がない。
ライダーと二股かけちゃったから青春ドラマとしての求心力も半端だし、、。
「平清盛」も「仮面ライダーフォーゼ」も炭酸飲料水系だね。
炭酸の喉ごしだけ、飲んでる時だけ「飲んでる」って気がするけど、酔いもしなけりゃ、目も覚めないし、ましてや栄養もない。いつも、いつも大衆が刹那に喉を潤したがってるとは限らないんだぜ（笑）。
確かに子ども向けなんだからオモチャが売れればそんでいいんだけど、作ってるのは大人でしょ、こんなの製作しててしんどくならないのかな？ それに映画で二毛作もやってるわけだしさ。
昔からずっとこうなら文句もないけど、それなりに輝いてた時期もあったじゃない、、、NHK大河も、仮面ライダーも一体どうしちゃったんだろうね。