saienji's blog プププのプゥだぜぃ

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福島の避難児童にいじめ 新潟の小学校 蹴られ入院
2011.4.23 11:22

 東日本大震災で、福島県から新潟県長岡市に避難している小学6年の男子児童(11)が転入先の小学校で同級生に蹴られ、入院していることが23日、同市教育委員会への取材で分かった。学校側はいじめがあったことを認め、保護者に謝罪した。

 市教委によると、男子児童は父親の実家がある長岡市に避難し、今月7日の始業式から新しい学校に通学。19日午前の休み時間、同級生の女子児童に腹を蹴られた。20日に腹部打撲と診断され、様子を見るために入院しているという。

 男子児童は15日にも「女子から悪口を言われている」と担任教諭に相談。学校側は21日、PTA総会で事実関係を説明し、同級生の児童からも話を聞いている。市教委の山田修管理指導主事は「福島県への差別的な発言はなかった。つらい思いをさせて申し訳ない」と話している。

この記事に対するツイッターが凄い。
「親の顔が見たい」だの「酷すぎます!」だの、「差別的な発言がなくても差別だ」だの、この辺りのヒステリックなバッシングに近い反応は日本人特有だなと。
chikaから見るとこういった反応って位相とすれば福島県からの避難者に対する差別と殆ど違いがないような気がするんだけど。
別に子どもの喧嘩に大人が、、なんて言い方をする積もりはないけど、震災避難みたいな状況がなくったて手ひどい「虐め」は厳然として学校にはあるわけで、震災避難だからって特別その問題が大きいわけでも改めて騒ぎ立てるような問題でもないって事だ。
だからあんたらどんな問題意識で騒いでる?のって話。
中には虐めた小学生が女の子だという事で、「女の子」なのに、という呆けた非難をする人や、逆に「女に虐められやがって弱わー」と「虐め」自体の本質が判っていない人も。
それに市教委も市教委だね、「虐めはあったけど被災地避難者差別はなかったので勘弁して下さい」って「虐めはありましたが、それが自殺の原因だったかどうかはわかりません」の例の論法と一緒だろ。
「いじめ」がそんなに簡単になくせるもんじゃないって事は十分判ってるんだよ、でも、とりあえず目の前のいじめと格闘するのが現場の仕事でしょ。それが一番。
被災地避難者差別じゃなっかたらまだましって言い分じゃないの。
どうやら日本人は物事を判断する時には、その時々に取り上げられた基準値だけを使うらしい。
八百長相撲が問題になった時には「日本の伝統ある国技としてどうか」「神聖なるスポーツ」とか言ってるんだけど、ずーーと前から八百長やってたし、その時は大衆週刊誌が取り上げるくらいのレベルで話は収まっていて誰も文句言ってなかったじゃん。


そう言えば政治の世界では「禊ぎ」ってのもあったなー、政治家が何かどでかい汚職だとか失言やって職を追われても、「禊ぎ」が済むと元に戻れるって奴。一つの出来事に対する大衆の反応って、こうゆー文化ともなんか関連してるよな、。


 で今は、とりあえず「がんばろう日本」一色、、、この価値観に合うか合わないかで有りとあらゆるものが、前後の繋がり・見境なし、左右の広がり・差異も問われず、判断されるんだろうな。気を付けないとね。




って事でここからは仮面ライダーオーズの感想!!
今日は、本体アンクと腕アンクの関係「謎解きパート2」かと思いきや、今までのエピソードに被せるように「新グリード誕生」をぶつけてくるとは、油断成らない脚本展開で、こーゆーの好きやなぁ(笑)。
それに冒頭、金融会社にチンピラを使いに出させて集めたセルメダルを回収してるウバァさんが、これ又、小悪党振りを全開させてて、すっかりこのキャラ、楽しく定着してます。
でも「セルも集めれりゃそれなりに使えるってもんだぜ」と映司達に大見得を切った時には、一瞬ウバァさんを見直したんだけどな〜、すぐにアンクちゃんにコアをかすめ取られて「やっぱりね」って感じ。
ウバァさん、しっかりして欲しいような、今のままでいて欲しいような愛されキャラです。
この微妙なバランスはアンクにも共通してますね。
映司が5枚の紫コアメダルに体内侵入されたのを伊達さん達が介抱。そんな彼らを引きはがしてアンクが倒れてる映司の胸ぐら掴んでユサユサ、、うーっ、アンクちゃん、そんなに映司の事心配なの〜って思ったら、アンクの口から出るのは「メダル」の事ばかり(笑)。
好きやわー、この微妙な演出。

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