囮怨

「学生がどうして優先席に！」　高校生傘で殴った６０歳の女逮捕　長崎
2010.7.9 00:52
　長崎署は８日、路線バスの優先席に座っていた男子高校生（１８）＝長崎県諫早市＝に腹を立て、傘で顔を突くなどして鼻の骨を折る重傷を負わせたとして傷害容疑で、長崎市古町、マンション管理人枡田民子容疑者（６０）を逮捕した。同署によると「認めも否定もしない」と話している。
　逮捕容疑は、４月２７日午前７時５０分ごろ、長崎市内を走行中のバスで、高校生に「学生が、どうしてシルバーシートに座らんといかんと」と怒り、顔面を殴った上、高校生が「なんで殴ると」と反論するとさらに足でけり、傘の先で顔を突いて鼻の骨を骨折させるなどした疑い。
　長崎署によると、枡田容疑者は過去にも中学生や高校生をたたくなどしたとして、同署から注意を受けていた。

　昔、たちポンの与謝野馨氏にそっくりな青島幸男とゆー人がいた（年齢的に見ると与謝野さんの方が青島さんに似てるのか）。
この人は「青島だぁ！」でゆーめいな人なんだけど（ついでに東京都知事もやってた）、彼の役者としての当たり役は「いじわる婆さん」。
上のニュースを読んでてなんとなくこの意地悪婆さんを思い出した。
なんだかＴＶのワンシーンで意地悪婆さんが若い衆を傘で突いてる場面が目に浮かぶ。
でも実際はそんなコミカルな場面じゃなかったんだろうなぁ・・。
こーゆーニュースってどちらに肩を持つかによって目に浮かぶビジュアルが全然違うんだろうと思う。
文面だけ読んでたら「ばばぁやり過ぎじゃねぇか」って感じだろうけど、最近の若い衆の中には、その態度だけで本気でどつき回したく奴もいる。
逆にすっごーく変わったとゆーか危ないオバチャンも確かに存在する。
まあ大体の普通の人達は、この真ん中で腹立たしい思いをしながら見て見ぬふり、あるいは失礼こいてる方も、自分自身になんの自覚もなくルール無視をやってるってのが相場だろうと思う。

人間は本来一人一人が切り離されている。
その上で家族・友人・帰属集団等の様々な枠組みの中で結び直されるのだが、それが思いの外、厄介になってしまった上に、ほつれまで多く見られるのが、現代なのだろう。
　・・・って偉そうに書いてしまったけど、この辺りを追いかけているのが「大魔神カノン」である。
ドラマはカノンを追い詰めた青年幸太郎が、ついにオンバケ達に捕まえられ彼に憑依しているイパダダおとしがおこなれる。
ただしこのイパタダ、ただ者ではなく、あっさりとオンバケ達の手から逃れてしまう。こうなりゃ、やっぱり「大魔神様にご出馬願わないと」って感じの話の展開である。
このエピソードでオンバケの先祖である大魔神の過去が明らかにされるんだけど、これが又、哀しい話なのである。

　日本各地に歌姫がいて、求めに応じてブジンサマは西へ東へと出向いていた。そのたびに、人助けのためにと自らの体と心でイパタダを受け止めるブジンサマ。しかしイパタダを清める度にブジンサマは深く傷ついていた。
　そしてとうとう500年前、同時に２体のイパダダが、南と北に現れた。ブジンサマは南のイパダダを退治して、傷だらけの身で北に向かった。しかし北の村の人達はブジンサマが来るのが遅いと、こともあろうに恨みをぶつけた。
　ブジンサマは傷ついた・・だが、それでもイパダダを成仏させた。しかしブジンサマの心はとうとう砕け散ってしもうたんじゃ・・・

　問題なのはこのブンジンサマこと大魔神が「神」ではないと言う事だった。
しかも人間の恩によって転生し、人間に恩を返す事がその本能だという、、人間の情によって生まれ人間の非情によって壊された存在・・・従って後生のオンバケ達には失望感を味会わせないために大魔神は死んだ事にされていたと言う、、。

　なんとまぁ切ない設定じゃないですか、、、おーっとあまりこういう風に書きすぎると「大魔神カノン」が堅苦しいだけの番組みたいな事になっちゃいますね〜。
実際はかなりエロ風味・少年少女コミック風味満載の話なんで、そのヘンは心配無用です。
　最近、気に入ってるオンバケはトウベエ。これ「目玉の親父」の日本刀版です。
「目玉の親父」が鬼太郎に寄生してるのに対してトウベエはちゃんと自立してます（笑）。
自立してるどころか、切れ味鋭い日本刀に変身した時は、ジェダイの戦士が持つライトサーベルのような力を発揮。そのくせハシタカの豊満な乳房の谷間が大好きだったり（笑）。
　そうそうお色気と言えば、イケチヨは幸太郎と何かなりそうな予感。
一方、カノンはタイヘイに新たに現れた若松君にとモテモテの予感も、この辺りは大魔神カノンのタイトルロゴの少女漫画チックさに関連してのことか（笑）。