saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

腰パン王子

国母選手、あるマスゴミによると「腰パン王子」なんだそうである、、完全に侮り、玩具にしてる・・・chikaもこーゆーふざけた「○○王子」調の事を時々ブログで書くこともあるけど、こちらは個人のオカマブログで公式に開かれた職業媒体じゃない。
しかも時々は相手に優しい(笑)・・ってか、相手が人間だってことを忘れたことはない。
公人だから芸能人だからプライバシーはないなんて事を言うことが、まっとうに厳しく生きてる証のように思っている人間がいるけど、chikaはそんな感覚を信用しない。
あらゆる人間には「守られるべき」「他人が犯してはならない心の領域」がある。
それはその人によって違う。個人情報がなんたらとかゆーレベルでも、自分の内面を常にぶちまけて他人から関心を得ることで安定する人間なんかが相手の時はどーなの?とかというレベルでもない。
そーゆー不可侵な領域があるのだと思う。
人はこの不可侵な領域を抱えつつ、それでも時にその領域から出たり入ったりしながら変化していくのだと思う。
成長や成熟という言葉でいいかえてもいいし、矜恃と言い換えても良いし、誇りと言い換えても言い。
そしてその領域は、他人から見ると、誰にとっても価値あるもの、誰にとっても美しいものとは限らず、時には隣にいる貴方を傷つけたり、気分を損ねさせたりする時もある。
そうじゃないのかな、そうやってみんなどうやらこうやら生きてるんじゃない?

ハーフパイプが終わった後の国母選手の言葉を聞いてたら、そーゆー事を思い出した。そういう領域で勝負してる時の人間の前では、すべての色んな理屈が無意味になる。マイナス面での比喩で言えば、自殺者を止められないのはそのためだろう。

毎度のことだけど、こういった国威のかかったスポーツの試合が行われると、大勢の地元の人たちや出身所属の学校が熱狂する。正直言って時々、そんな場面に本気で嘔吐しそうになることがある。
地域でその選手と完全に繋がっている人たちが熱狂するのは判る、でも普段なんの関わりもなく、その競技自体に興味もない人間が、単に自分が地元にいるというだけで、この時だけわらわらと集まってきて興奮の極みに立って熱狂する姿はホントに気持ち悪い。
オリンピック規模になるとこれが国の単位になるからなおさら始末が悪い。そしてその「空気」が、全ての判断基準となる。
こんないい加減なものが、大きな圧力になって先に書いた個人のある「領域」と、不幸にもぶつかってしまったら、誰だって国母的反応を起こすんじゃない?それで自然だと思うんだけど。

それに、少なくともあの会見騒動後の国母選手の内面は変化してるよ。単に「素直に反省するしない」のレベルじゃなくて、もっと何か得体の知れない気持ち悪いモノに自分は対面してるんだって何となく感づいていると思う。
(その気づきが腰パンと引き替えだったとゆーのは、あんまり「渋く」なかったけど、ガキだから仕方ないよ。)
この騒動で結構、ハーフパイプ関係?の若い子達がTVに露出してコメントを求められている場面を目撃するんだけど、国母選手をそれとなく庇うニュアンスを込めている事が多い。
 よーく聞いてると控えめだけど「あんたらに何がわかるの?」ってゆー気分があるのよね。
おそらくなんにも判っていない人間が自分たちの価値観の中でああでもないこうでもないって騒いだ上に、数に頼ってそれを押しつけてるだけじゃんみたいな。
この気持ち、何となく判る。マイノリティとゆー立場におかれた人間は多かれ少なかれこの気分を味わって生きているんだから。

国母ファッションから始まってふて腐れ会見まで、ここまでなら「何もそんなに目くじら立てなくても」的レベルで終始するはずだったのに、、いつも間にか「出場を辞退させろだ」の、「帰ってから処分する」だの「税金で行ってるんだから」だとか、とんでもないスピードで大騒ぎになってる。
ホント、そっちの方が問題なんじゃない、国母選手より。
基本的にそんなに大量のメダル獲れない国なのにさ、なんだか獲って当たり前みたいなムードに自分で盛り上がって、只の事実としてメダルとれない事に(勝手に必要以上に)落胆したりしてるしさ。
それで暫くすると自分たちがあんだけ騒いでた事なんか綺麗に忘れて「次」でしょ。
こんなに「自分たちの世界」を浪費してたら、そのうち、その「次」が来なくなるかもよ。

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!