saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

オオモリナントモ

香川照之演じる弥太郎もいいけど、大森南朋武市半平太が益々いい。
白刃を抜刀し心の中で吉田東洋をぶった切ってる半平太の姿、攘夷を弟子達の前で宣言する武市半平太。そして連座する弟子達の片隅で一人武市半平太に恋い焦がれている若き人斬り以蔵。
一方、福山龍馬は古式ツンデレ佐那に「ゆびきりげんまん」なんて、全国の婦女子にため息をつかさせるような大サービス・色んな意味でそんな事してる場合か(笑)。
生瀬勝久の演じるボヤッキーいや違った吉田松陰もなかなか。
この脚本では世俗が吉田松陰に対して「奇人・純粋馬鹿」の評を下したように設定してるみたいだけど、当時の日本人気質のスタンダードとは言わないまでも吉田松陰ってそんなにぶっ飛んだ位置にいる人じゃなかったんじゃないかと思う。
生瀬勝久が演じた「僕には何の言い訳もない」吉田松陰がかなり実像に近かった可能性だってあながち否定できないと思う(笑)。


ps 大森南朋さんの事は、かなりの間、オオモリナントモと読んでいたchikaですが、彼を身近に意識したのは映画「DEMONLOVER」からです。
「殺し屋1」も「PERFECT BLUE 夢なら醒めて」の変態・大森南朋さんも相当面白かったんですが(笑)。
なにせchikaにもっとも身近なフェチを扱ったのが「DEMONLOVER」でしたから、でもこの映画の大森南朋さんは全然です。
今の武市半平太の演技をオリヴィエ・アサイヤス監督に見せてあげたい、絶対、何かのインスピレーションを得て違う映画を撮りたいだろうなと思う。

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!