saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

「坂の上の雲」と「龍馬伝」

killhiguchiさんのリクエストに応えてってワケでもないんですが今日は龍馬伝 第4回の感想を。
なんといっても今回の見所はkillhiguchiさんのご指摘通り、香川vs大森の竜馬コンプレックス対決でしょうね(笑)。
テレビドラマを見てて「ドキッ」とさせられるシーンって最近余りないじゃないですか。ドラマの中でなんでもかんでも「感動」をショーアップして供給しようとする傾向がとみに強い最近だと、こうゆー誰しも身に覚えのあるリアルでややダークな感情を(香川vs大森の演技で)鮮やかに見せられるとほんと目が覚めちゃいますね。
 話は余談ですが、あるニュース番組で「車で初詣に出かけた一家が事故死、中に中学生女子がいてその子が剣道の大会に出た将来のある生徒で、この事故はだから余計に悲惨なんです。」みたいな口調でニュースをダラダラ放映してましたが、交通事故はすべて、悲劇のヒロインチックな要素が含まれていようがなかろうが「みんな」悲惨でなんですよね。
そーゆー基本も外してニュースという「事実」さえも「売り」にだそうとする姿勢は、もう「報道」とは呼べないかも知れませんね。
だから龍馬伝がいいといってるワケじゃありません。これは一重に、こういったシーンを含めて良いと思った脚本とそれを演じられる香川・大森の二人の俳優があったからでしょうね。
基本的には近年のNHK大河も感動のショーアップ作戦は大いに取り入れていると思います。一介の賢人を三大天下人と並べた「天地人」はその極地だったと思いますが(笑)。
またまた話は変わって(笑)。今、活字中毒者の悲しい性故に「坂の上の雲」を読み始めていて、結構この世界観と「龍馬伝」が頭の中でしっくりリンクしてるんですよね。
明治時代の「立身出世」と東京(江戸)に上る事が、分かちがたく結びついていた事や、当時の「立身出世」が「立国と立身」を両立した実に純粋無垢な行為だった事などで「坂の上の雲」の1・2巻は費やされているのですが、武市半平太岩崎弥太郎の焦りも、実際にはそういう心理から遠くはなかったのだろうと。
 ただNHKスペシャル「坂の上の雲」の方はそういった明治人達の気風を全面に出そうとしていたようですが、「龍馬伝」の方は若干現代的なアレンジの方に軸足を置いているようで、香川vs大森の「妬み嫉み」合戦もちょっと現代的かと(笑)。

現代的アレンジとゆーか、「龍馬伝」のドラマとしてのセールスポイントなんですが、やっぱ男性ヌードと福山雅治の魅力なんでしょうね。
NHKスペシャル「坂の上の雲」でも本木雅弘のヌードが何度も登場し、それを正岡律を演ずる菅野美穂が上気した目で見つめるシーンが繰り返されてました。
今回の場合は井戸で体を洗う福山龍馬が上半身裸で登場しそれに出くわす佐那(貫地谷しほり)って感じ(笑)。NHK演出は隠し球めいたエロがすきなのかしら?
たしかに本木雅弘も福山雅治もジュルでした(おホモ達にはモックン派が多いと思いますが、女性陣は圧倒的に福山雅治のヌードでしょうね)。
持てまくる福山龍馬、ギトギトしてないのにモテモテ、好漢、さわやか、確かに龍馬像に対する一つのアプローチとしてありでしょうね。
実際の龍馬ってどうだったんでしょうね、さわやか系で持てたんだろうとは思うんだけど福山龍馬みたいに母性本能を擽るような部分があったんだろうか?
乙女姉とかの関係を見るとありえそうな気もするけど(笑)。

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!