saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

ギャグと「おかしみ」とは微妙に違うわけで

なんだか、急に面白くなくなった仮面ライダーW。
何かが、がらっと変わったわけではないので、CGやらなにやらテンコ盛りだった1・2話の勢いがなくなって素顔が見えたからってことなのか、、。
1・2話の時にも少し滑り気味だったギャグが気にかかったけど、それが津波のようにドドーッっとって感じもある。
昔から、(平成仮面ライダーシーズになってからって意味だけど)、時々ギャグパートが仕込まれる時があって、あれにも多分にひかされて来たけど、今度のはそれとはちょっと違うみたい。
シリアスパートが殆どの時はまあこれも座興かって感じで我慢できても、仮面ライダーWの会話の半分以上はコミカルな掛け合いになってるわけで、こいつが上手くないとどうしようもない。
天海祐希主演のBOSSで見られたようなコミカルでオシャレな掛け合いのレベルを求めているワケじゃないんだけど、もうちょっとなんとかならないかな。
ギャグと「おかしみ」とは微妙に違うわけで、多分、探偵モノを標榜するなら「おかしみ」路線を選んだ方がマッチングがいいと思うんだけどね。
探偵事務所が置かれてるかもめ食堂なんか見てると、松田優作の「探偵物語」とか「私立探偵 濱マイク」とか「傷だらけの天使」とかの路線を引き継いでいるみたいだし、、先達はみーんな「シリアス」と「ギャグ」を排除してオシャレなコミカルトーンでハードボイルドだったんだよ。
なんだかさ、今のままだと「あっ、笑わそうとしてる、この場面では笑った方がいいのか?いやどうなんだろう、この程度のリアクションで笑えるのか?」ってこっちがタイミングを計ってるうちに場面がマネー・ドーパントに切り替わって「この怪人デザインって笑っていいのか?」とか違うところでまた混乱(笑)。
TVのあまたの視聴番組の中でお笑いのレベルが桁違いに上がっててみんながそれに馴れてるのにさ、そういう路線でまだまだ素人の域を出ない俳優さん使って「ドッカーンギャグ」に突っ込んでいくのは、どうかと思うぞ。
若い俳優さんが馴れて演技が上手くなるまで視聴者が我慢してくれるかな?
今までのライダーは、なんなかんな言ってもシリアス路線でアクション半分、こちらの我慢が切れかける頃には、俳優さんもなんとか上手くなってこっちも目が慣れてしまってたからなぁ、、。
その辺り、脚本書いてる人は出来上がった番組見てるんだろうか?
ハンドル切り直した方がいいと思うけど、、アニメでやれる事でも実写じゃやれないっていう部分は単にビジュアル面だけじゃなくて一杯あるしさ。
とかとか言いつつまだまだ期待してるんで、頑張って!
何々次週はミリオンコロッセオでか弱き女子と変人(もとい怪人)オーナー我修院達也と1対1の勝負に、計算でルーレットの玉が落ちる場所が分かるというフィリップの登場!
 まんま「マルドゥック・スクランブル」のパクリじゃんと思わず言いかけたけど、前にも書いたよね。
マルドゥック・スクランブル」も過去の娯楽作品の継ぎ接ぎだって、要はハーフ・ボイルドを、特撮子ども番組ってゆー制約の中で、ちゃんと描けるかどうかってことなのだ。
それが志向されてる限り幾ら三等身怪人が登場しようとギャグがすべりまくろうと我慢するから。
(なんてけなげなchika、実は自分のWeb小説サイトで新しい作品を連載開始したので、それとWがダブってるの)

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