saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

僕のことだけ見ててよ。

お仕事中なのに思わず腰を落ち着けてじっくり見てしまいそうになったTV放映の「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」。
主演のウェンツ瑛士君が「今度(二作目)の鬼太郎はちょっと暗めの話なんです。なので是非見てください。」みたいなコメントを何処かで喋ってたのがなんとなく記憶に残っていて、ちょっと気にとめていた作品でもあります。
やっぱ最近の若い子は、内容がそれなりにある映画の事を「ちょっと暗め」と表現するのかな(笑)と思ったほど、意外としっかりした作りの映画でしたね〜。
何より大妖怪ぬらりひょん緒形拳さんが良い。ハリウッド映画なんかだと超大物俳優が(しかも性格俳優とか言われたりする人とかも)楽しみながら、ちょい役や敵役で出演してるケースがよくあるんだけど、あんな感じ。
緒形拳さんがぬらりひょんだということだけで一気に作品に深みが出ちゃうみたいな。
あと嵌りすぎなのが、大泉洋さんのねずみ男、これは誰もが納得でしょう。
そしてこれも違う角度で嵌りすぎが蛇骨婆の佐野史郎さん。佐野史郎さんは目一杯、蛇骨婆を楽しんでるなぁってスクリーン上からもわかりますね(笑)。
でもこれはクレジットを見てるから判るんで、名前を伏せられたら性別だって男だって判らなかった筈。
井戸仙人の笹野高史さんも同じかな?名前が判ってるから、何故だか井戸仙人の素顔が「天地人」の豊臣秀吉に見えたりして。
でも子泣きじじいのカンペーちゃんは、やっぱり何をやってもカンペーちゃん(笑)。間寛平の辞書に「演技」はない、間寛平はただカンペーちゃんを生きるのみ、アヘアヘって感じ。

演技と言えばディケイドの井上君、最近、「目力のあるちょっとすねて気取ったガキ大将」たる井上君の魅力が判ってきたのか、周りの人たちの井上君に対する演出が上手くなってきましたね。
(えっ?井上君自体の演技力?・・うーんそれはアンノウン)
 今日は前半では大樹とのからみ、後半では光太郎との絡みでなかなか魅せてました。
光太郎との関係は話の展開の王道として「仲間」をキーワードに手堅くまとめてましたね。
こういう面でも「何故戦うか?」が、深く問われなかった昭和ライダーとの差を感じさせられました。
でも個人的には、そんな事より士と大樹の夏海を巡っての殴り合いから始まって、パーフェクター返却後の「だからこれからはもっと僕を見てくれよっ」の大樹発言に思わずどきどき。
大樹役の戸谷公人君の風貌とも相まって、「大樹はやっぱり士に惚れてるな」感覚が確定された放映回でした。多分、大樹は夏海なんかオンナとして意識してないよ。
てゆーか大樹の眼中にあるのは今や士だけって感じ(笑)。

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