saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

読了

saienji2009-01-18

 オーデュボンの祈り (伊坂 幸太郎)チャイルド44 (トム・ロブ スミス), 20世紀の幽霊たち (ジョー ヒル) を読了。
「オーデュボンの祈り」は最初、村上春樹の書くモノに似ていなくもないなぁと思ったけれど途中から伊坂 幸太郎氏の世界観にドップリ、ミステリーやファンタジーがどーとかとユー問題ではなくて結局、小説とゆーのは書き手の「人柄」なのかと思わせたり・・伊坂 幸太郎氏は間違いなくいい人だ(笑)。
20世紀の幽霊たち 」に納められた「年間ホラー傑作選」・・・暫く禁読を自らにかしていた我が身には「きつい一発」。そして「ポップ・アート」には涙涙。「チャイルド44」は久しぶりのエンタメ感のある大作ミステリー。
リメイクばっかし始める前の、勢いのあったハリウッド映画に共通するエンタメぶりと、作品の底に横たわっている暗〜いテーマができの良いドレッシングみたいにうまく乳化して混じり合っている所が新しい感じ。
まあそんなのを読んできたので今日の仮面ライダーキバの最終回見てて「手慣れたご都合主義の総花」脚本書いても、もう恥ずかしくなくなった作家の魂に合掌ってゆー気分。
冒頭に書いた三作品ともいずれそれぞれの作家さん達が過去に見た映画や読んだ小説(ジョー ヒルなんかは特に)に強く影響されながら想像力を働かせていく世代なんだろうと思うけどキバの脚本家さんはどーよ?色んな映画の面白いシーンだとか、小説・伝説の面白いプロットを切り貼りするのは別に悪くはないけど、それらをつなぐものってか、、どこに彼のオリジナルの核があるんだろう?・・・って渡が着てるブカブカのキングの衣装を身ながら情けない思いで見てた最終回だったのだ。
平成ライダーの最終回って(井上作品を含めて)今まで賛否両論が別れてきたじゃない。それはとりあえず一年間のできが悪いにしても良いにしても、それなりの視聴者側の「思い入れ」が背景にあってのこと・・・それが今回、最初から最後まで「まあこんなもんか」って感じで流れたのは凄く残念・・・いや残念でさえなくて、最後まで「まあこんなもんか」(笑)。
 で次が『相乗り仮面ライダーディケイド』、、。でも石橋蓮司さんが出演するみたい。chikaの頭の中では石橋蓮司さんに一番似合うのはDEAD OR ALIVE の三池崇史監督下でどぎつい役柄ってのがあって、どのみち「ヤッターマン」を実写化するんだから、この際、仮面ライダーのメガホンとっても良いんじゃないかと。
 だって「通りすがりの仮面ライダーだ・・・覚えておけ!」だもん(笑)。
ってやるなら「龍騎」のリメイクあたりで、タッチとしてはあの「黒社会シリーズ」みたいな感じでさ。実写化へのこだわりとしてはヤッターマンのコスチュームに準じる感じ。うーん見てみたいなぁ。

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