ここに俺がいるから、そこにお前がいる

　今日の仮面ライダーキバ、バッシャーの動きが昨年度の電王に登場したリュウタロスに似てて奇妙なデジャブ。
類型的な演出って批判するのは簡単だけど、子ども仮面ライダーなんてスーツアクションが登場するなんて本郷猛も吃驚って所かしら（笑）。
８０年代の悪党三人組モンスターはなかなか魅力的なんじゃないですか、、井上脚本ならびに監督のお遊びが良い方向に影響してるのかも、、ただこれが現代編とどう繋がるか、前にも書いたけどこれが課題。
　過去と現在が完全な２部制に別れていれば、その繋がりは視聴者の勝手な脳内補完が働くから多少アバウトでもいいと思うけど、３０分内に過去と現在が交互する構成な訳だから難しいぞー。
でも、今日見てたら喫茶店内部の装飾皿の数が増えていく演出で時代の切り替えを上手くやってて、「現場」はそのコツをかなり修得してきたみたい。（カブトの時の加速アクションを思い出す）今後に期待って事で。
　まあなんと言っても今日の見所はあのゲンコツハンマーとイクサの新機能。登場の仕方とゆーか、取り扱いが好対照でしたね。chika的にはどうせ予算の関係で「スゲー」映像が撮れないんなら小手先の技使ってイクサの新アイテムをそれっぽく見せるより、漫画丸出しだけどいかにも重たそうなゲンコツハンマーの演出の方が潔いと思いましたよん。
　「潔い潔くない」のバランスで言えば聖火ランナー欽ちゃんのコメントとゆーかレスポンスね。
「欽ちゃんのところで妨害行為をやんないでよ」・・・例の極楽とんぼ・山本圭一事件の時も微妙なリアクションしてたけど、なんだかよく判らない人だねー。
欽ちゃんの物事に対する反応エンジンのコアって以外と福田総理と同じ型番のを採用してるんじゃないかと。
「チベット問題？そんなの関係ねぇ、、みんな仲良く欽ちゃんワールド」「政局？国の行き先？そんなの関係ねぇ、、大事なのはあたしの懐の内にあるプライドですよ、政治家としてのプライド。」
　まあ日本の芸能人ってみんな政治的な事についてはありきたりなスタンスしかとらないけどね。その点、いいか悪いかは別にしてハリウッドスター連中は凄いよね。潔いってゆー表現はあたんないけど「ここに俺がいるから、そこにお前がいる」ってゆースタンスで物事（世界）と、向き合ってる。
　丸ごと真似する事はないけど、ちょっとはそーゆー姿勢を吸収していかないと日本のエンタメの質ってあがんないかも。