冬の朝

　chikaん家の側に小さな公園があるんですが、公共の交通機関でお勤めに出る時は、ここを横切っていくことになります。
朝に通過する時は、お勤め返りとまあ相場は決まっているんですが、ここでよく会うのが一匹の真っ黒なラブラドール犬とお爺ちゃんです。
chikaも実家ではらブラドールを飼っていたので、ついつい視線がいっちゃうんですが、お爺ちゃんの躾ぶりがいつも圧巻でした。
かなり高齢の方なので、力的には犬の方が上回っているし、犬の年齢はまだ若そうでやんちゃ盛りって感じ。
声と気迫でしつけるんですよね。「待て！！」とか「よし！」とか、稟とした声が公園中に響きわたって、、知らない人が初めて聞いたら一体何が起こってるんだ？って感じ。
　その二人（犬と老人）が、最近姿を見せないんですよね（おじいちゃん大丈夫かなぁ）。
寒くなってるって事もあるし、chikaも定時にこの公園を通過する訳じゃないんで、なんとも言えないんだけど。
　でこの前の朝方、公園近くの小さなお家の玄関が開いていて、何気なく中を見てしまったら、玄関の上り框にあのラブ君が大人しくちょこんと座っていたんです。
　あー君ってここの子だったんだぁと、そしたらこのラブ君、部屋の奥の方をじっと切なげに眺めているんですよね。
　たぶん散歩に行きたいんだろうなと。でも人間、歳を撮ると色々あるんだよ、我慢しろよ〜って感じ。
　犬って可愛いですよ。
猫派犬派って別れるみたいだけど、chikaは圧倒的に犬派。先にちらっと書いたけど実家のラブはつい最近老衰でとうとう他界しちゃったんだけど、犬ってホントに「飼う」値打ちのある生き物だと思う。
よく「子育てで自分も学んで成長する」とか言うじゃないですか、犬にはあれに近いものがある。
この辺りの話はその内、蝦頭でボリューム付けて書こうと思うんだけど、老衰まで犬の成長を見てると、やんちゃ盛りの頃の犬の可愛さも余計に判るんです。
殿方のやんちゃな飼い犬は余り可愛くないけど（笑）。

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