saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

犬坂毛野胤智

里見八犬伝・前編を見る。
菅野美穂ええ子や。若いのに「富江」の頃から「女・怪優」やし。夏木マリの玉梓が適役やゆーもんがおったら菅野美穂のウルトラマンとの競演振り見てみー、夏木マリにあんな真似が出来るか?
玉梓の着てる黒と赤の一重、格好ええと思たらあの衣装、ワダエミやゆーの忘れとった。そやけどあとからあとから全部ワダエミやから、いくら綺麗でもちょっとうんざりやな。
うんざりゆーたら渡部篤郎の生煮え坊主ぶり、ちーとも老成した感じがせん。これ離婚騒動が最近あったからやのーて彼の発してるオーラのせいね。

全般的にこの里見八犬伝、ネオゴシックロマンぽい雰囲気の中に、ここ5年間あたりの東西のヒット映画の要素(ワイヤーアクションとかも含めて)をみんなぶち込んでるって感じだねぇ。
どーみても日本の戦国時代というより中国だよ。こんなの今の子どもがみたら歴史観というか、文化観も含めて狂っちゃうんじゃない?・・・面白いけどさ。
善意に解釈すると馬琴の世界観にアプローチするには、無国籍ワールドにして好きなことなんでもやっちゃぇって言うこの方法が一番いいのかも知れんし。

でここまでが前振りやん。chikaがこのジャニ臭プンプンの里見八犬伝を見てる目的はただ一つ、女装の犬士・犬坂毛野胤智を山田優がどう見せるか、言い方間違えた、コレだと演技力の話になっちゃう、そうじゃなくて、この犬坂毛野胤智という倒錯、ジェンダーロールを自在に操る異端の美が山田優でどう映えるか?っちゅーことやねん。
犬塚信乃が女装すると信乃の場合は「男なのに女装して」という目で見られるのに対して、毛野は男だとはばれへん。あげくの果ては犬田小文吾を誘惑したりする。
まあ番組でも照英の犬田小文吾が山田優の踊りにスケベ心を見せる演出があったけど、、信乃が素人の綺麗な女装子なら、毛野は売れっ子ニューハーフみたいな感じ?
前編を見る限り山田優はやっぱり「女装の犬士」というフィルターを通してみるオンナの属性の固まりやね。かえってそのオンナ振りが強調されてる。
まあ言い方、変えると「山田優」になりたい男もたくさんいる(ニューハーフ予備軍ってことじゃない)ので、これが現代風の性倒錯の特徴を暗に突いて、心地よい状態なのかも知れんけど。

おっとここからはchikaの番組宣伝。
SMf、100万ヒット達成企画つーことで急遽、女装怪談なるものを書いて見ました。実はこれって年の暮れに行ってた赤倉温泉スキー場で温泉に浸かりながら、真夜中の誰もいない浴室ってどんなだろうとか想像しながら妖怪「アカナメ」を材料にして怪談話書いたら面白いだろうなって考えてたんですよね。
それに実際このホテル、大浴場の真横に客室があったりして、、。chikaも不良高校生だったころよくガッコさぼって一人旅しててちょっとランクの落ちる旅館とかホテル泊まると、俗にいう布団部屋みたいな所に案内された経験がありまして。(えっ、その旅費どうして稼いだんだって?それは内緒)まああれやこれやでネタだけはあったんだけど、怖い話ってゆーのが元来苦手で、ずっと寝かしてあったんですよね。
そうこうしてる内にこういう次第になっちゃって何か書かないとって感じで、この短編書いたんですよね。書き上げるまで30分もかからなかったんで出来は悪いんですが、女装と妖怪という組み合わせの妙だけでも味わって下さればと思います。

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!