saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

こんだ薬師温泉

 神戸ルミナリエ、11年目のテーマは「光の第2章」なんだそうだ。旧居留地の光のアーチ作りは既に始まっていて、その現場を見た相方は「やーん外人さんがルミナリエ作ってる」って大はしゃぎ。chikaは11回目になっても日本人はルミナリエのメインクリエーターになれないのかなぁとか、妙な気分。
 阪神大震災の犠牲者の鎮魂と被災地の復興を願って始まったこの光のイベント、、10年を一区切りにするなら確かに「第2章」なのかも知れない。
 時の流れは良くも悪くも総てを変えていく力を持っている。もしかしたら変わらないのは人の記憶だけかも知れない。
 神戸元町の観音屋に久しぶりに立ち寄った。chikaが初めて神戸に遊びに来て、一番最初に訪れた観光スポット件喫茶店が観音屋だった。地下に階段を降りていって出現する天井のやや低い店内や、店内にある観音さんにドキドキしたのを今でもよく覚えている。
 それに観音屋のコーヒーの味とカップの分厚さは、何故か京都のイノダコーヒーを連想させて、chikaの中では、その頃から京都のイノダと神戸の観音屋は対のセットになっているのだ。
 chikaは普段、コーヒーをブラックでしか飲まないのだけれど、イノダと観音屋では思い切り砂糖とミルクをたっぷり入れて、スプーンでしかっりかき混ぜて飲むことにしてる。・・なんて言ったらいんだろう、イノダも観音屋も、そこで出される自家焙煎のコーヒーの味やありかたは、スタバとかのコーヒーとは世界が違うのだと思う。
 そう「喫茶店のナポリタンスパゲティ」とイタリアンレストランのスパゲティが別物なのと同じだ。でも観音屋のチーズケーキには思わず笑ったなぁ。ココのチーズケーキは昔から凄く有名で、初めて注文した時は、どんな珍しいモノが食べられるのかと期待に(シリコンじゃないよ)胸を膨らませたものだが、出てきたのは丸いマドレーヌというか、直径13センチぐらいの丸いスポンジケーキの上に溶かしたチーズシートがのっけてあるだけのもの。この程度の食べ物を何故みんなが大騒ぎして食べるのか、未だによく理解できない。
 もしかして、未食の方もいらっしゃるだろうからグルメレポートじみた紹介をするなら「その味の濃厚さが気になるチーズ嫌いも食べられる、スポンジケーキの微妙な甘さと淡泊で塩味の効いたチーズのベストマッチング」みたいな?このチーズケーキ、注文してから焼くみたいなので、チーズフォンデューみたいに、食べる時にチーズが糸を引くのは、ちょっと嬉しい気分。
 このテキストを読んで「このチーズケーキはどうかなぁ」って思っちゃった人には、ピザトーストをお勧め。確かに観音屋さんが扱っているチーズって、デンマークチーズをブレンドしてるだけあって、淡泊好みの日本人にもかなり「食べられるチーズ」に仕上がってるので、香辛料が絡むピザトーストの上にかかると抵抗感なく美味しく頂けます。

 この日は元町から山手に上がって三田西ICまで北上。ほとんど有料道路と高速道路をつなぐルートなので小一時間もしない内に三田西ICにたどり着いて、そこからこの前の丹波焼旅行で果たせなかった「こんだ薬師温泉」に向かった。地下1300mから湧出の湯は、毎分615リットルで、かけ流し方式の湯船は約2時間で全てのお湯が入れ替わるのだとか。 その他、丹波焼を湯船と床に使用した「丹波焼陶板風呂」とか特産の丹波石をふんだんに使った「丹波石岩風呂」などなど、それらの湯船が三階建てのフロアーに上手く配置されていて、入り口からすぐにある(三階にあたる場所)大浴場では高温設定の湯船、階段を一つ下に下りると(二階にあたる)体温に近い設定の低温の中浴場が二漕ある。ここまでが源泉をそのまま使っているのでカルピスを思い切り薄めた感じの湯になる。そして坂道を下っていくと大露天風呂があるという仕掛けになっている。露天からは丹波の里山の頭やどこまでも澄んだ青空を楽しむ事が出来る。でもこの坂道、ツルスベの温泉水でいつも濡れているからかなり用心した方がいいみたい。
 それ以外は併設の農産物売り場や産直加工工房(ミルク・豆腐)も含めて、それなりの出来で、期待を裏切ることがない。まあ男女混合の待合室と入浴棟がひっつき過ぎで、大きな入浴施設になれた人は少しとまどうかも知れない。実際、相方より先に風呂をでて待合室で待っていたら、バスタオルで前だけ隠した二十歳後半の女性が、待合室と判らず二三歩、外に出てきたのを発見。彼女すぐに気が付いたものの時は既に遅くお湯で火照った半身を大勢の男衆にご披露、「もうお嫁に行けない、、」状況に晒されてかわいそうだった。

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