saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

花と蛇2

「花と蛇2」を見る。
前作の取り散らかった印象はなくなったものの今度はこじんまりしたエロ文芸作品の域を出ない出来。
でもほっぺたのアンコを抜いた宍戸錠って何となくいいなぁ。
一方、杉本綾って前作で出しまくってたオーラが薄れて、だんだんただの中年ポルノ女優になってきちゃたよ、、、。
でもこの映画で一番いかんのはエンケンだろう。この人何やってもちんぴらやくざだもん。あんな口のききかたする絵描きなんて見たことないよ。
何故にその辺の設定に拘ろうとしないのかな。チームだから?予算の関係?そんなのなら映画とらなきゃいいのに。
一方、世界に冠たるジャパニーズアニメの方は設定に拘ってるよね。こだわりこそがオタクスピリッツ故の成り行きなんだろうけどさ、日本映画はアニメの徹底した拘り振りに見習った方がいいよ。
押井守イノセンスに登場してくる台詞の蘊蓄三昧なんて難解すぎてわけ分かんないんだからもう。(でも実は、一遍、ラッシュ嗅ぐつもりで、エンケンみたいな融通の利かない俳優使って得意なオタク映画撮って見ろや押井守!!って言ってみたいんだけど。)

アニメのこだわりの設定と言えばエウレカセブン、、、今回「絶望病」なんてゆー意味ありげなエピソードが挟み込まれました。
この病気自体の説明は何もないんだけど、絶望って名前が付いたらもう何も説明は必要ないですよね。
ここでの名台詞「まわりの人間が絶望するから絶望なんだよ。僕は彼女に絶望なんかしてない。だから彼女は病気なんかじゃないんだ。」
「でもそれは単なる言葉遊びじゃないですか、現に彼女は」
「いいかいレントン、僕は彼女と約束したんだ、、」云々。
・・それじゃ単なる言葉遊びか、言い返すねレントン、子どものくせに、この拘り、一回転半ひねりって所でしょうか。

それと比べて響鬼、、どんどんお馬鹿な井上ワールドに退化していきます。今日のエピソードでは和太鼓が出てきたり、少年に教えられるヒビキ叔父の表情があったり、ちっとは前響鬼に対する義理を思い出したのかと思ったんですが、最後に京介があきらを付け狙うというラストでいつもの引っ張り、、。
更に公式読んだらあきらの両親って魔化魍に殺されてる設定になってる、、、なんだかなぁ、、「復讐と正義と成長と」の黄金パターンに、朱鬼こと女エイハブ船長登場ですかホント、井上って一体何なの?
今まで恋愛対象が曖昧だった香須実(蒲生麻由)ちゃんは、きっちりイブキ君とペアになってるし、、まあ「型」に填めないとストーリー展開が出来ない不器用な井上だから仕方ないのか、、。
あたしゃもう諦めましたよ。これからは妙に生臭くなってきた明日夢君のオトコノコぶりと、何をやってもやっぱり綺麗な蒲生麻由ちゃんのお姿だけを楽しみに響鬼を見ることにします。

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