一度も歩いた事のない道

大学生になる甥っ子のグループ絵画展にでかけた。
彼はchikaの短編小説「１２人の彼女たち」の 神無月（マキ）に登場する「謙のボウ」のモデルだ。
大学生の甥っ子達が有名な画廊を借りれるワケもなく、会場は、市営の公共施設だった。今日はちょっとした事情があって車が使えないので電車を使った。
その会場が大阪中に張り巡らされた私鉄網の狭間にあってchikaのマンションからなら車で運が良ければ２０分、電車を使えば１時間３０分という場所。
実際、行きと帰りで旅行をしたような気分。しかし、今日の移動を通して、この狭い日本でも自分の一生の中で一度も乗った事のない路線がある事を改めて知った。
もしかしたら自分自身が住んでいる町内でも一度も歩いた事のない道があるのかも知れない。不思議と言えば不思議な話だ。