野良猫は牡丹の花を食べるか？

夕暮れの琴弾浜公園で不思議な光景を見た。三匹の野良猫が頭をつきあわせて植え込みに落ちた何かを食べていたのだ。
で、その「何か」の正体なんだけれどchikaの最初の印象では、植え込みの地面一杯に落ちた牡丹の花のように思えた。それを確認するために視線を送ると猫達が過敏に反応し、こちらを激しく威嚇するのでそれ以上確かめようがなかった。
その「何か」って、現実的には観光客が捨てた食べ物の残骸か、ネズミの死骸という解釈が正しいのだろうが、その時のchikaには肉厚で大振りな牡丹の花の方がそれらしく思えたのだ。
　まるで斬首の刑のように首からぼとりと地面に落ちる牡丹の花。それを猫が喰らう図の方が妖しくていいと今でも思う。

PS　chika、最近の愛聴曲は「平川地一丁目」の「はがれた夜」です。切なくて可愛い曲です。