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ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

仮面ライダーゼロワン 第10話「オレは俳優、大和田伸也」 第11話「カメラを止めるな、アイツを止めろ!」

 

 感想のタイミングが狂ったので、今回は2話まとめて。
 あっ話的には、まとめて書いても、何も問題ないというか、普通の展開なので(笑)。
 でも実を言うと、第10話から急に話運びが、普通のテレビドラマみたいで普通に面白いんですけど。
 って思ったら、やっぱり脚本が変わってて筧昌也氏。
 前の受け持ち回は「なんなのこの人?」って思ってたけど、今回、ゼロワンの設定であるシンギュラリティ問題とか全然、無視した感じで、自分の書きやすいように書いてる感じで素直に見やすかった。

 逆に言うと、ゼロワンの当初に立てた設定って、ほとんど意味ないって事なんだよね。
 人工知能の自我や意志の目覚めなんて哲学的にあれやこれや弄ってるより、そんなの無視して、自分の書きたい面白そうな要素をどっかから引っ張って来て無理矢理、突っ込む方が遙かに面白い。

 筧昌也氏も、今回そんな風に吹っ切ったんじゃないかしら(笑)。

 第11話なんて、会社買収の話になって、『なんだーこれ、プチ池井戸潤話かよー。』で、その敵キャラボスがいかにもな感じの天津垓!!

 ムハッ!仮面ライダーでこんな話が見られるとは思わなかったし(笑)。

 それに大和田伸也が馴染んでる、馴染んでる。

 大和田伸也がまったくの大和田伸也色全開で、仮面ライダー世界に馴染んでるってどゆ事(笑)。

 

 一方「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」の方だけど、「第一部」とやらが終わって、ますます「仮面ライダービルド」じゃん。

 ほんとこれ見栄えが違うけど、やってることとかノリは「ビルド」と一緒だよ(笑)。

 その内、ホントに改造人間・清春とか覚醒しちゃうんじゃないの?でも才門要が死んだのには何気に吃驚した。

 才門要にはせいぜい格好を付けて貰って、武藤将吾節を唸り続けて欲しかったんだけど、さすがに鼻につき始めてたから、ここら辺りの退場で丁度、良かったのかも。

 それに才門要で最後まで引っ張れるような、複雑な話の折りたたみ方してないんだって、最近の話の展開で見えてきたしね。

 でもchikaって、なんでこれ見続けてるんだろ?

 やっぱ賀来賢人君の魅力ってか、この子の可能性をずっと見てたいからなんだろうね。

 まあ広末涼子から受ける精神的ダメージに耐えつつなんだけど。(広末涼子、なんでもいいけど、腕利きの女刑事役だけは、やっちゃ駄目だな。)

 

 

 

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ニッポンノワール-刑事Yの反乱- #4 捜査一課長の嘘

 

  今週は、仮面ライダーゼロワンがお休みだったので、代わりに「ニッポンノワール」の感想をメインに、それと最近見始めた「ヴィンランド・サガ」について。

 

「ニッポンノワール」、なぞが謎を呼ぶという仕掛けなんだろうけど、そのやってる事自体がよく理解できないのよね。
『えーっ、あの捜査一課長(北村一輝)が黒幕なのーー?』笑。
てか、ちょっと前の北村一輝さんなら、そーゆのに当てられるかも知れないけど、今の北村一輝さんを、ホンボシキャラに当てるのは無理って感じで、これ脚本云々の取り回しで、なんとかなるレベルじゃないんだよな。
 それに北村一輝さんは、なんでもやる人だから、脚本で捜査一課長が黒幕なら、すでに今までの演技でそういう部分を仕込んでますよ。

 ほら昔からよく使う言葉があるでしょう、『手段が目的になってしまっている』って奴ですよ。
 効果的に謎が謎を呼んで、その展開自体が快感だったり意味があったりするのは良いんだけど「もうそれいい加減にしろよ。それやる前にもっと他に描くことないのかよ」みたいな。

 

 仮面ライダービルドの脚本もその傾向があったけど、あれはまあまあ「納得」の域に収まってたし、そのお陰でエボルトってキャラも結構、濃厚なモノに仕上がってた。

 でもそれって多分、子ども達も見てる仮面ライダー仕様の制限あり脚本だったからだよね(笑)。

 そういや、エボルトが才門、桐生戦兎が清春、万丈龍我が名越みたいな対比も面白いな。
 で咲良は石動美空(笑)、うーんなんとなく似てるでしょ。

 

 ところで話は変わるけど、最近、アニメで凝ってるのが「ヴィンランド・サガ」。
 アマゾンプライムで転がってるのは前から知ってたんだけど、個人的にゲーム・オブ・スローンズの流れで、北欧神話とかヴァイキングに興味が出てきた部分があって、たまたまお試しに覗いてみたんだけど、ハマリました。
 作画レベルは回によって滅茶滅茶差があって、時には見るのが辛い回もあるけど、脚本というか原作というか、演出というのか、スゲー腰が入ってて面白い。
 これやってる事はゲーム・オブ・スローンズやん。
 正義も情けもあるもんか、あるのは生き残るための陰謀策謀・暴力、血の嵐。

 てか日本人のメンタルからするとバルハラみたいな生死観を基本にするヴァイキング物の肌触りは、見ててかなりしんどい筈なんだけど、あえてそれを「こいつら無茶苦茶やんけー」と感じながら見る快感ね(笑)。
 そこを逃げないで、真正面からアニメでやってるのが凄い。
 特にシーズン1の14「暁光」は、いわゆる神回だと思うなー。

 あれは本当に、人間のなんたるかを考えさせれる、、いやホントだよ。

 

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仮面ライダーゼロワン 第9話 「ソノ生命、預かります」

 今回、見ててやっと判ったんだけど、ゼロワン世界の中では「自我」と、「善意」「悪意」の意識は別物だって事なんだ!
「自我」とは?って問いは、結構難しいものだと思うんだけど、まあ一応、一般的な感覚で捉えれば自己意識、「俺あるいは私」が他人・世界そのものじゃなく、別個に存在してるっていう認識意識かな?wikiとか見てても凄く複雑だよね。

 で「自我」を、人間の赤ちゃんの成長に合わるみたいな成長過程で捉えるなら、ゼロワンの話の立て方も判らなくもない。
 生まれたての赤ちゃんには自我がない、それが成長して、自我が芽生え、やがて善悪の観念を持つようになる。・・・って順番で、もしかしてゼロワンの話は組み立てらてるのか!?


 って、もしそうなら、ヒューマギアって、すっごく吃驚するのは、そういう「善悪」「やっていいことわるいこと」の取捨選択?が出来ないレベルなのに、お笑いやったり、教師やったり、医者やったりは出来るんだ?おまけに頑固な寿司職人と心の交流までするしさ(笑)。
 今上げたのは高度に人間的なというか「自我」を核にしたかなりの人間性がなけれりゃ出来ない職業なんだけどな。
 それに漫画家編では、明らかに自分に対する不当な労働矯正に不服感情持ってたしなー、つまり権利意識、人権、人工知能権(笑)。
 なーんか、すげーそんこんとこが曖昧なんだよな。

 そこんとこが基本中の基本であり、尚かつ、これって表面上の飾りではあるにしても、ゼロワンのメインテーマの筈なんで、これくらい、基本設定が矛盾しててずっこけてるのは、ライダーシリーズでは始めてなんじゃないかしら?

 

 そうそうAIモノと言えば2020年1月31日に大沢たかお主演で『AI崩壊』って映画が公開されるようだね。
 基本、日本では映画監督と脚本が同じ作品(特に特撮ジャンル)で、ろくなものがないと思ってるんだけど、まあそれはさて置いて、この『AI崩壊』のプロットはこんな感じらしい。
 ”10年後の日本を舞台に年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴など国民の個人データを完全に掌握し、全国民の個人情報と健康を管理する医療AI“のぞみ”が、生きる価値の無い人間を選別して殺りくを開始するという未曽有の事態が発生する、”
 これでAI話のアプローチとしては普通だよね(笑)。

 これを今回のゼロワンエピソードと並べてみると、ゼロワンの展開してる話が、滅茶滅茶だって事がよく判る。

 ゼロワンの混乱は一言で言うと「ピグマリオン・コンプレックス」。

 まあいいんだけど、chika的にはゼロワンって、イズと或人のプチ恋愛物語だと思ってるし。
『自我を獲得した人工知能に恋愛感情は目覚めるか?そしてそのジェンダー感覚やいかに?』
 そっちならまだ自然だよね(笑)。外国映画にも、これ一杯あるし。

 

 で「ニッポンノワール―刑事Yの反乱―」。
 武藤将吾氏の脚本、ほんとタチ悪いわ←褒めてる?(笑)。
 これ仮面ライダービルドとどう違うのん?見栄えが違うだけでしょ。R15とR18みたいな。
 ・・・・なんとも言えませんなー。


 「3年A組-今から皆さんは、人質です-」は元から興味ないので見てないけど、なんとなく想像は付く(笑)。たぶん、表面上スカしてて実はとっても暑苦しい筈。
 でもこーゆーの「タマラーン」みたいに感じる人もいるのかな?
 
 「ニッポンノワール」については、『マンガにするといい感じでヒットしそう。なんだか。テレビドラマにしたのが惜しい。』って評価を何処かでみかけたけど、激しく同意だね。
 せっかくジョーカーのホアキン・フェニックス意識してる井浦さんに、あんなセイントセイヤパーンチ!を撃たせたら駄目でしょう。
 おまけに今回、「小室直子って人の演出?+武藤将吾氏の脚本」、なんか、妙にバリバリ、ついていけなーい(笑)。
 日本のドラマ造りを超特急で迷走させてる感じ。

 脚本は別にして、今回、仕上がったのは完全にBL小説の構造だね。、、そういう男共は現実には、理想像としても存在しないよ。
 だからいんだろうけど、つまり宝塚の反転は、どこにでもあるって事だ。

 でもさっきも書いたけど、多分、こういうの「タマラーン」って感じてる人は結構いるんだろうな。
 だってchikaも「その感覚」わからんでもないからw、、でもなーやっぱりこーゆーの、実写だったら高校生同士の喧嘩か、それかアニメか漫画で収めとくべきだよ。
 多分これ、アニメにしたら、中くらいより下位でいけるんじゃない?トップは絶対むりだろうけど。
 丁度、今、『PSYCHO-PASS サイコパス 3』やってるから、あれを参考にするといいんじゃないかなー?

 

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仮面ライダーゼロワン 第8話 「ココからが滅びの始まり」

 

 

 なんかドラマの流れが、立て板に水みたいな感じで、余りにもサラサラと流れて、今までの道ばたに落っこちてた重たい石をヨッコイショと持ち上げて、もういっぺんそれを放り投げるような展開から一変してましたね。
 それに個人情報流出あたりの会話で、さりげに「現在IT技術基本知識」みたいなのがまぶしてあったり、なんかやり口が何時もと違う(笑)。

 で、あとでみたら、やっぱり脚本が筧昌也氏から高橋悠也氏に戻ってた。
 いや別にこれ、高橋悠也氏を褒めてるんじゃなしに、脚本家さんが変わったって事を言ってる訳です。

 良い悪いでいうと、今回みたいな内容だと、まだ「重たい石持ち上げ」方式の方がましなんじゃないかと思うんですよね。なんか展開が「ココからが滅びの始まり」のわりには軽すぎて(笑)。
 脚本家ローテの攻守(そんなのはないと思うけど)が逆みたいな感じ。

 

 そうそう今回、滅のロボット耳露出によって、前に書いた「テロリスト『滅亡迅雷.net』の司令塔である滅が、最近、不穏な動きを見せてる唯阿の謎の上司(笑)と実は同一人物」説は、完全に否定されたけど、でも滅がヒューマギア?なら、その滅を裏で操ってるのは、やっぱり「謎の上司」と同一人物でラスボスって可能性は残る?って、しつこいか(笑)。
 ネックは「アークの意志」のだよ、「アークの意志」詐欺(笑)。

 だって、それくらいの「衝撃の展開」がないんなら、ここまで「謎の上司」のまま引っ張る意味がないんだもん。
 でも高橋悠也氏の脚本ってスルスル流れるから、意外とフツーに「アークの意志」たらがあって、謎の上司は、遅れて登場する新ライダーキャラなのかも知れないなー。エグゼイドの檀 黎斗ぽい奴(笑)。
 まあどうでもいいけど。

 

 そんなのより問題は「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」だな。
 制作陣、「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」で、一体何をやりたんだろ?
 コレ見てて、ふと「子連れ狼」思い出しちゃったよ。
 見栄えは違うけど、この作品って基本構造は小池一夫氏脚本の「子連れ狼」と一緒でしょ。
 修羅道がなんたらって言いまくりながら、その実体は、完全なお涙頂戴、やってる所が一緒。
 もちろん脚本の腕は、小池一夫氏がずっと上で、「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」から、格好良さげを抜いたら、ほとんど「子連れ狼」の節回しにはかなわないでしょ。この分野って、人間力の地力が脚本にもでるからね。
 清春と才門とやりとりに、本城の娘の芹奈が「わけわかんないよー」って言ってたけど、アレ、ホント、訳判らなかった。
 あんなアホな理屈展開、いくらエンタメ上だからって、咀嚼能力のない若い子に見せるのは良くないと思うけどな。特にファッション寄りに作ってある作品はそうだよ。ソーユーのが格好いいって勘違いしちゃう。
 それと、なんであんな説得力のない内容と台詞に、一生懸命、役者さんたちが打ち込めるのか、役者さんてそういう意味でも凄いなーと。
 ニッポンノワール、、何となく、「悪口書くために見ちゃうかも」って予感が当たりそうで怖い(笑)。

 

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仮面ライダーゼロワン 第6話 「アナタの声が聞きたい」

 話数収録の順番が違うって?って実はコレ、前の記事を上書きしちゃって第6話の上に第7話の感想書いちゃったのね。

 はてなブログには、前回書い記事のフォーマットを利用できる、そういう機能があるのだ。ってそれで失敗してりゃ世話はない(笑)。

 以下は、走り書きで書いた第6話の感想の下書きがあったので、それをそのまま再掲しときます。

 ホントは、もう邪魔くさくて、どーでもいいやって思ってるんだけどね。

 だって仮面ライダーゼロワンでライダーも復活か?って思ってた期待感が、今、すっごく低下してるので、、。

 でもまだ判らないし、一応、修復しときます。

・・・・・・・・・


 「あるテーマに沿って脚本を書く」と言うより、「俺はお前らに説教したい事があるんや!」って感じのこの展開なーw、やっぱり脚本は、前回に引き続き筧 昌也氏でした。
「子供のためなら死んでも構わない…そう思うのが親なんだよ!」
 そういう或人の魂の叫びを聞いてもですね、、うーん、幼児虐待死とかね、、毎日、報道されてる現状の中では、すごく飛び跳ねた「説教」感がしちゃうんだよな。
 なんかねーこの「説教感」の正体って、言ってる事は至極、ごもっもなんだけど、「本気で言ってる?」の胡散臭さにあるんじゃないかな?
 基本、物書きの人って、一杯、こういうの書けるし、また本気みたいに見せられるから「物書き」なんだけど、そこに至る道筋って結構難しいんだよね。
 ちょっと話はそれるけど、今、話題になってるホアキン・フェニックスのジョーカーの演技ね。
 あれはあくまで「演技」なんだけど、「演技」を突き抜けちゃうのは何故かって話。
 ・・・・まあいいや。
 何回か、色々縛りのあるゼロワンの脚本が回されてきて、それで幾ばくかの収入があって、仕事も他にあって、、みたいな事考えると、結構頑張ってる脚本なんだから、あれこれ言うのは止めよう。
 牛丼屋さんに入って「今日の塩加減は」なんて言うのと一緒だよね(笑)。
 でもなー「鬼滅の刃」とかのクオリティみてると、同じ作り手でも、やる人らは、やっぱりやるんだよなー、、。

 そうそう、今回のエピソードで一番の見所ってか、楽しかったのは、最後のイズと或人の掛け合い、あれ可愛いなー。もうゼロワンって、あれ見て楽しむだけでいいのかも知れない。それと唯阿(バルキリー)やってる井桁弘恵ちゃんの、違和感(笑)。普通、「違和感を感じる」って言ったらマイナス要素なんだけど、井桁弘恵ちゃんの場合は、ハラハラしながらそれを見てたいって、ゆー不思議な感じになるのよね。なんなんだろう、あの感じ。あっ、歴代ライダー主人公になった若手男優さんが演じ始める最初の頃のあの感じに似てなくもない!そうのか?いや、ちよっと違うか、、うーん。
それとイズ役の鶴嶋乃愛ちゃん、配役で無茶苦茶得してるよな。てかイズを井桁弘恵ちゃんがやってたら、もっと硬質のロボットらしい感じになってただろうけど、今回のエピソードの最後みたいに「イズ!秘書ロボットのくせになんて可愛いんだ”!」とは、ならんかったかな(笑)。

 

仮面ライダーゼロワン 第7話 「ワタシは熱血ヒューマギア先生!」

「僕たちはね、そういう(自我に目覚めた)ヒューマギアを友達にしてきたんだ」この台詞、直球でしたね。

 これで「人工知能の自我の目覚め」が、ゼロワン世界観の前提事項になっちゃった訳で、、、でも、こんなタイトな内容をそこまでハッキリ打ちだして、この先の脚本展開どうすんだ?って思うわけですよ。
 「人工知能の自我の目覚め」って、それだけで凄い難しい問題だし、それが人間世界の価値観に与える問題考えると普通に考えただけでも、凄い広がり持ってるし。
 こんなのを、今のお仕事ロボット設定へ、真面目に当て込んでいったら、普通だと手が震えて、脚本なんかまともに書けないすよ。
 第一、世の中には、それに手を出して面白くなるテーマと、ただ難しくなるだけのテーマがあるでしょ。

 普通、難しくなるテーマをわざわざ選んで、それを面白くするなんて複雑なことをするのは、よっぽどヘビーな作品造りを狙う時だけですよ。
 少なくとも「暗殺ちゃん」が平気で登場するようなエンタメレベルで、手を出すようなものじゃないと思うんだけどな。

 で今回だって、結果的に扱ってるのは、単に「熱血」万歳だけな訳でしょ(笑)。
 そんでもんって、よく見ると「自我に目覚める人工知能」の設定のせいで、話が矛盾だらけでしょ。

 そこから話をスタートするなら、基本、飛電なんて会社は、ヒューマギアを販売できる企業倫理が最初から皆無で崩壊してるし(笑)。

 A.I.M.S.という行政指導が入って当たり前ってか、既に社長が頭下げる、謝罪会見を6回はしないと。
 ホント、なんの為に「自我に目覚める人工知能」なんて設定持って来てるのか、意味不明。
 なんかなー、人工知能出汁にして、結局、日本人浪花節万歳みたいな事ばっか、今の所、各話で繰り返してるよね。
 話の終わり頃には、自我に目覚めまくった迅が苦悩して、、みたいな展開になるんだろうけど、それも、今の話運びじゃ、薄っぺらいものにしかならないだろうな。


 そうそう、テロリスト『滅亡迅雷.net』の司令塔である滅が、最近、不穏な動きを見せてる唯阿の謎の上司(笑)と、実は同一人部だったとかいう展開はいやだなー。

 まあ、あの謎の上司は、第3勢力で、ラストにはそれこそライダー化してラスボスになるって感じがしないでもないけど。
 でも一度くらいは、最後まで酷い女性サブヒロインみたいなのを見てみたい。

 唯阿じゃ無理だろうけどね。

 記憶では、仮面ライダーWの園咲若菜がそれに近かかったけどなー。


 って事でライダーは置いておいて、最近、新しいドラマがスタートし始めましたね。

 『時効警察はじめました』は安定の面白さ。

 オダギリってしみじみと色気があるわ。

 ほんと彼が昔、仮面ライダークウガやってたのが、信じられない。
 あのころは、とてつもない爽やか青年だったのに、今は色気ダダもれやん!

 それと「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」な、第一話見ただけでなんとも言えないけど、ガチャガチャやん(笑)。

 あんなけ旬の俳優やら、ちよっとカーブのかかった素敵なベテラン俳優さん使って学芸会なの~?

 ノワールのタイトル返して欲しい。

 ニッポンのワルなんて軽いひっかけ、恥ずかしいから止めて欲しい(笑)。

 いやホントに、「ノワールのタイトル返して欲しい」ってのは本気だよ、先人のノワール名作達に失礼だから。

 気持ちとしては大好物の料理ジャンルで「なんちゃってもの」の皿を出された感じかな。

 こういう「崩し方が、最近の流行だよ、」みたいな押しつけも気分悪いし。

 まあ暫く様子はみるけど、下手したら「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」は、悪口書くために視聴を続けるみたいな、性悪ツボに嵌る予感がしないでもないなー。

 

 

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仮面ライダーゼロワン 第5話 「カレの情熱まんが道」

 

  初っぱなから「自我が芽生えたヒューマギア」とかいう台詞が飛び出してきて、えっゼロワンってそんな直接的な設定だったっけ?と思って見てたら、なんとなくエピソードで展開されてる内容自体が、理屈ぽいというか説教じみてた。うーん、、、「情熱」ねぇ。

 でも今度のは、前の寿司職人エピの時の「心」とも微妙に違う。
 語り口こそ熱血漫画ぽいけど、中身自体は学校の「道徳」の時間に出てきそうな仕様だし(笑)。
 この漫画アシスタントロボに芽生えた「自我」って、単純に「人間に対する反逆心」みたいでさ、ゼロワン設定の人工知能ワールドには、アシモフロボット三原則はまったく考慮されてないのか????って感じ。
 命令者の論理矛盾に対しての対処混乱ならまだ判るんだけど、ここで描かれてるのは、奴隷が反乱を起こす直前の心理でしょ。
 あんまり、人工知性の自我問題とは関係ない。

 それにこのエピソードのメインはヒューマギアじゃなくて、「情熱」をなくした漫画家だったよね。
 そして主人公が、その情熱を取り戻させてやる。ゼロワンってそんな作りだったっけ?

 で最後のクレジットみたら、脚本が筧 昌也ってゆー人らしい。
 これはいつもライダーシリーズ見てて思うんだけど、脚本が複数の人に渡る際は、最低限の世界観の共有だけは、やっておいて欲しいと思うのね。
 主人公のキャラ自体が、まったく違うときもあって、そんな時は、これは別の脚本家さんのだから「こういう解釈もありか」とか逆に思えるんだけど、こーゆー微妙なズレって、建物の土台が変わってるわけで、こっちの切り替えが追いつかないなら、ずれた世界観上で展開される話は見てて気持ち悪い。

 てか、このエピソードの結論って、「ロボット(人口知性)いらん、人間の情熱が一番大切!」って話で、本来、ゼロワンが追いかけてるテーマと逆じゃん(笑)。
 SFマインドがあんまりない人が「チャララーン」って感じで、この手の脚本書くとかならずこうなるって見本みたいなエピだったけどね。

 、、まあいいや。
 あそれと、人気漫画家・石墨を演じた上手かったね~。
 なんか、そっちの演技に見入ってしまって、違うドラマ見てる感じ。
 その上、勝矢さんの石墨の風貌が江川 達也氏に似てなくもなく、凄いリアルでさ(笑)。
 ってことで、ゼロワンについての感想はお仕舞い。

 

 それより問題は、「鬼滅の刃」が終わった事だな~。
 あれ、本当に作画・脚本・声優陣とエンタメとしてのレベルが高い。
 扱ってる内容が高尚かというと全然そんな事ないけど、エンタメとしては断然「高尚」だよ。凄いよ。
 何処かで見たような事のある「熱血」や「泣かせ」のエレメントを継ぎ接ぎ再構成してるだけなのに、なんであそこまで、流行の言葉で言うとエモい作品に持って行けるんだろ?
 日本の映像エンタメが、マーベルムービーに見習うべき点は幾つもあるけど、マーベルムービーと同じ位、エンタメ到達点が高い、まさに誉れの「アニメ」。
 当然、第二期があるものと期待してます。
 もちろん、映画の「無限列車編」も期待度大!

 

 

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ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!