仮面ライダービルド 第32話 「プログラムされた悲劇」
「お前は人間じゃない」ってガッツリ宣言された万丈君、もっと深刻に悩むんだと思ってたけど、心の擦り傷程度のようで、直ぐに持ち直してたよ!
これこそ「驚愕の展開」ってやつなんじゃないの?
てかさ、今となっては「ささいな疑問」に過ぎないんだけど、戦兎って記憶をなくした葛城巧なんだよね?
で前回、自分の父親である葛城忍の名前が浮上してきたんだけど、息子として関心ないのかね?
いや、自分の正体が葛城巧だって事だけ理解してて、その他の過去の記憶がないとすれば、なおさら自分の父親が登場したら気になる筈なんだけどな、、、(甘い卵焼き作る母親の存在含めてだけど)。
それに何度も書いてきたけど美空、もっと自分の父親の事で葛藤しろよ(笑)。
なにが「プログラムされた悲劇」だよ(笑)。
悲劇ってのは人間同士のもつれた情感が描かれてこそで、説明用語じゃないんだよ、、ってかこんな文句書いてる事自体がむなしいんだけどね。
仮面ライダービルド 第31話 「ほとばしれマグマ!」
息つく暇もない驚愕の展開!!って言って良いんだろうか?
世の中に転がってる、ありとあらゆるネタを数珠繋ぎに繋いだだけじゃん、、って感じなんだけどな。
物語の展開の早さは、エグゼイド辺りで第一世代の方式が成立した感じで、あれは一応「医療」と「存在」とは何かみたいな問いかけが縦軸になってた感じがするんだけど、ビルドの方は、最近戦兎が「愛と平和」とか表面上は言ってるけど、基本「拳同士で語り合おうぜ!」しかないわけで(笑)。
で横軸は、どっかで見たことのある既存の面白い話のただの数珠繋ぎだよな~。
表面上、上手く繋いであるけど、細かい部分というか、他の作品なら「そこ(人間関係)外しちゃ駄目でしょ!」っていう基本的な部分はすっ飛ばしてるからな。
でそんな状態で、今度は戦兎の父親が登場するって?
で龍我を挟んで、親子2代の因縁話かよ、、。どうしてそこまでやるかな?(笑)。
普通はキャラが立ち始めると、そのキャラが物語を勝手に紡ぐものなんだけど、武藤脚本は、どうあっても武藤さんが話を進めたいらしい。
キャラはそのための駒なんだよね。
ある意味、武藤さんってスタークみたいじゃん(笑)。
戦兎が、「苦悩して成長する主人公」を擁するライダーシリーズでは珍しく、最初からかなり完成した人間として描かれていたのは、実はそういう事だったのね。
PS 今回も監督は上堀内佳寿也氏、カット繋ぎがスタイリッシュでいいなぁ。完全な新人さんだと思ってたけど、仮面ライダーエグゼイドで2話くらいメガホンとってんだ。気がつかなかったなぁ。
仮面ライダービルド 第30話 「パンドラボックスの真実」
ぼやぼやしてると、又、感想を書くのが億劫になるので無理矢理、、。
って、テレビに映ってる絵図ら自体は面白いんだけど、なんだろうな、この感じは?
自分でも良くわかんないよ、、。
マスターが、火星の何者かに憑依されてたってのは、今更って感じで、なんともないんだけど、仕組みとして何だか付いていけないのは、この憑依設定がずーーーーーと匂わせるだけで、最初の最初から伏せられ続けてたって事だよね。 なんと、全体ドラマの5分の3の期間だよ(笑)。
その間、まがりなりにも他の登場人物達の人間ドラマは、どんどん進んでいくわけで、それとの絡みはどうーすんだよ!、いい加減にしろよ、そのやり口!!って感じなのかなぁ。
戦兎と彼の母親の事とか、美空とマスターの親子関係の事とかは、この「憑依設定」etcの説明が、ややこしくなるから、わざとスルーして来たんだとしか思えない。
ってか、そこ書いちゃうと、話が自分の思っている方向に進まないんだろうね。
例えば、ずっと前の時点で、美空が自分の父親の事に疑問を抱いて行動を起こすのが自然な筈で、そうなると戦兎が当然、美空に協力して動く事になり、物語は違う方向に舵を切り始めて「戦争」がどうたらというエピソードにすら辿り着けなかったと思うよ。
・・ああ、暫く、脚本については、感想書かないって、この前、決めたんだっけ(笑)。
でも今回もビジュアルは良かった!カメラワークが斬新!
上堀内佳寿也監督か、、やっぱりこの名前憶えとこ。
仮面ライダービルド 第29話 「開幕のベルが鳴る」
脚本については、暫くの間、言及しないでおきます。
、、疲れるから、なんだかもうついて行けない。この暴れん坊将軍め(笑)。
そうそう今回のエピソードの冒頭、内容はともかく、編集「技」がとっても光ってましたね。
楽曲と上手くシンクロしててスピード感もあるし、視覚的に内容がすっと入ってくる。
あのカット繋ぎって、監督さんの領域なんでしょうか?
そいえばビルドの監督さん、結構、聞き慣れない監督さんの名前が数名クレジットされていますよね。
みんな新人さん?・・ベテランさんだったらご免なさい。
エピソードによっては、感性が新しい(あくまで比較論だけど)な、って思うことが多々ありますよ。
その内、半分くらいが空回ってる感じだったけど、、。
でも今回みたいに「やるじゃん!」って感じも。
新人監督(?)さん達、頑張れー!!
仮面ライダービルド 第28話 「天才がタンクでやってくる」
chikaが気にしてた「紗羽問題」の方はw、人質に取られていたのが鍋島一家って、ちょっとカックンと来ちゃいました。
多分、紗羽の身内とか、戦兎達との関係を考えても、紗羽がそっちを選ばざるを得ないような人間だと思ってたのに、、。
それで気がついたんだけど、武藤将吾って人は、人間の裏切り行為に寛容というか、理解度が低いのかなぁって。
考えたら、迂闊に戦争のテーマを持ち込んで「手遊び」みたいな理屈をひねくり回すのも「戦争」への理解度が低いからだろうしな。
今回の幻徳のあの「自分語り」と敗北はなんなのさ、、説得力の欠片もない、ただ大袈裟に力んでうちひしがれてるだけという、、。
このドラマで、戦争も国家もかんけーねーし、たかが喧嘩に負けたくらいでなんだよ(笑)。
だからさ、前にも書いたけど戦兎は「悪魔の科学者」として苦悩してる暇があったら、真っ先に、お袋の所にいってなんかしないと駄目だし、紗羽の事とかで色んな知恵が回るなら、何よりも前にマスターと対決しろよって事ですよ。
とか愚痴たれてる内に、難波会長は御堂になっちゃうし、いよいよ失われた火星文明が登場するみたいだし。
今度は人類存亡の危機に立ち向かう、元・悪魔の科学者かよ~。
何か、ビルドって、最初考えてたドラマより、遙か上行くトンデモになりそうで怖い(笑)。
一大スペースオペラ版・クローズ?
仮面ライダービルド 第27話 「逆襲のヒーロー」
戦兎と幻徳の「言い合い・殴り合い」バトル、力が入ってましたね。
殴り合いと、言い合いが、これだけシンクロしてて、しかもその分量が半々になる演出は、絵と文字を同一画面にぶっこめる漫画の構造とよく似てますね(w)。
まさに動く少年ジャンプだ。
そのワリには二人の言ってる言葉の中身はchikaの中ではもはや記号化しちゃってるので、「なんか言ってるな」程度の感覚しかないんですが、それよりどちらかと言うと万丈VS鷲尾兄戦の顛末の方がおもしろみがありました。
作り手側としては、万丈をそんなに簡単に負けに出来ないし、かと言って万丈が勝つと戦兎の出番がなくなるし(笑)。
そこの所、どう処理するんだろう?って興味津々でしたが、「万丈お人好し!」で切り抜けるか~、しかも「騙された俺が悪い」で、又、万丈、株を上げちゃったね(笑)。
でそれをあっさり許容する、戦兎と美空ね、らしいよね。
こういう人間同士の気持ちの繋ぎは、やっぱり上手いな武藤脚本。
ホントは、2国の運命がかかってる代表戦なんだから、万丈も戦兎と美空の対応も全ておかしいんだけど、これは「戦争」の名前を借りた陣地トリゲームの話だから、そこんとこは関係ないしね(笑)。
問題の「裏切り者・紗羽」の取り扱いは、ヘルブロスの嘘「自分が負ければ西都政府に拘束されている弟が処分される」が、前振りになってる感じかな。
それで一海が、人質になってる紗羽の関係者を救出に向かってるみたいな。
「信じて貰えるかどうか判らないけど、貴方たちの関係は、本物だったの。でも、、。」って展開?
今回の「お人好し・万丈」を許容した戦兎と美空だから、紗羽も許す感じになるんだろうけど、もしこんな形で展開されたら、「どうなのかなコレ?」ってchikaはやっぱり考えちゃうだろうなー。
仮面ライダービルド 第26話 「裏切りのデスマッチ」
何故に今頃、紗羽が、、、今でもその正体をばらすチャンスは何度もあったのに、、、。
ってか紗羽もマスターと一緒でさ、正体を明らかにするタイミングが遅すぎてるんじゃないの?
あれだけ戦兎達と苦楽を共にしてきたわけだから、スパイならスパイでいいけど、かなり前の時点で自白とかしてないと、人間性が壊れてるって事になるよ。
マスターはまださあ、人間じゃないかも見たいな逃げがあるけど、紗羽の「難波チルドレン」程度ではなぁ、、。
次ぐらいに懺悔か改心エピソードがあるのかも知れないけど、もう遅いんじゃない?
予想としては、最後に踏みとどまった紗羽が戦兎に協力して偽データを難波に掴ませる脚本の定石をやるんじゃないかと思うけど、それでも遅い気がするんだけどなぁ。
ましてや、後で裏切りが発覚してなんて事になると、もう普通にやってちゃ、罪と罰の帳尻合わせられないでしょ、、って事ですよ。
そういう所をね、、無茶苦茶、無視してるよね。
今まで結構、ライダー脚本を批判してきたけど、その中の脚本家さんの何人かは、人間の自然な心理の流れを無視して脚本を書き進める事が出来なくて、その代わり、他の部分での展開で無理をして、結局全体の整合性をなくしてたって人も結構いるよ。
まあ、どっちがどうとは言わないけどね。
それとさあ、西都はなんでわざわざライダーによる代表戦を提案したの?
どうも北都みたいに、負けたって攻め込むって腹でもなさそうだし、難波がバックにいるから絶対勝つって思ってるワケ?
ってか、そんなけの戦力があって、しかも北都を制圧してるわけだから、フルボトルうんぬん関係なしに、もう楽勝でしょ?
ほんとに脚本として、戦争ゲームに手を出したのは間違いだったね。
物語に厚みが出るどころかペラペラになって来たじゃん。
主人公達が熱を込めて「守るだ」の「背負ってるものが違う」だの言うほど、空回りしちゃうんじゃない。
一海なんか、最初はそれなりにハードな「兵隊」してたけど、今は、やっぱり喧嘩好きな高校生じゃん。
戦死が喧嘩の事故死になっちゃ、おかしいでしょ。
単に陣地取り合戦を喧嘩で決めるみたいな単純な設定なら、戦争なんか持ち出さなくても、他に色々方法あったでしょ。