saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

仮面ライダーエグゼイド 第40話 「運命のreboot!」 

 「俺は、お前に責任がある」みたいな、永夢がパラドの罪を背負っていくって展開な、これは別のストーリー展開でやってたら結構決まった感じんだけど、、、うーんエグゼイドの永夢って35話分くらい、そんなキャラじゃなかったでしょ(笑)。
 大体、仮面ライダーの主人公って、だんだん成長しながらヒーローになってくか、元からヒーローなんだけど紆余曲折で悩みまくるっていう大筋に従って話が展開してきたんだよね。

 もちろん、それに失敗した作品もあれば、迷走したのもあれば、色々だけど、そういう面から見てもエグゼイドの場合は、表面的ではあるけれど医療テーマをヒーロー条件の軸に持ってきた所がユニークだったわけで、それはそれで良いと思うんだ。

 ・・・でもこの脚本は、そこんとこも浮気しちゃってるんだよねー、時々、王道ヒーローに手を突っ込んだり、また医療モノもどき路線に戻ってみたり、その変わり身の速さが、面白く見えるときと、「それちょっと無理筋」って思えるときの差が激しいんだよね。
 だって今回の冒頭なんかCRメンバーなんか思慮足らずの若造グループみたいな描き方で、一方、永夢は「お前、何歳なんだよ、人生経験豊富すぎる策士かよー」って描き方でしょ(笑)。余りにも今までの人物描写と違いすぎじゃん。
 前の記事で「最終回ちょっと前くらいのタイミングで、視聴者は永夢に感情移入してエグゼイドがみれる設計になってるんだ?」て書いたけど、今回はやり過ぎなんじゃない。
 永夢、完全に人格、いや人間が変わっちゃってるよ。

 

PC それと改心したパラドな、、、謎だな。なーんか「まじめな良い人役」やってる高田純次が信じられない、あの感じに似てる。
 黎斗が後半、「変な良い人」になっても違和感感じないのと好対照。

 これは「中の人」の問題なのか?演出履歴の問題なのか、どっちなんだろう?

 

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仮面ライダーエグゼイド 第39話 「Goodbye 俺!」

 今回のエピで、最近すっかり「実は良い人、変なお兄さん」キャラになりつつある黎斗を見ていて、「あー黎斗って、もしかしてアベンジャーズのトニー・スタークの立ち位置に似てない」って思ったのね。
 そういう目で見たら、CRのメンバーって個々がアベンジャーズキャラみたいなのね。
 貴利矢は気の良いホークアイみたいだし、ちょっと荒削りな大我はソー、飛彩は異論があるかも知れないけどキャプテン・アメリカ(笑)。

 パラドはソーの弟のロキ、、って、主人公の永夢に対応するのは誰なのよ?って言ったら、該当者がいないのよねーこれが。

 でも実際、本編でも主人公らしい事は、人物的には何も描かれていないから、それで良いのよね(笑)。
 ホント、不思議だよね永夢の扱われかたって。

 永夢が出来事の中心から外れたこともないし、永夢が一応、敵陣営を撃破して行くのに、その永夢の行動で感動したりする事がほとんどない。

 要するに感情移入が一番しにくい情況に置かれてる。

 ああ、あれだ、最近で言うと「真田丸」の源次郎だ(笑)。

 だから最終回ちょっと前くらいのタイミングで、視聴者は永夢に感情移入してエグゼイドがみれる設計になってるんだ?
 しかし、「話を回し続ける事が命」みたいな全50話設計にすると、こうならざるを得ないのかなー。

(でも結構、昔は主人公目線で話を引っ張れるような、そういうタフで魅力的な主人公が沢山いたよな。今はそういうの軸に置くのは暑苦しくて流行らないのかな?)

 で、今回、パラド消滅って貴利矢回みたいな仕掛けなの?

 まさかこれで永夢の精神的成長を描いてるって事はないよね。

 まあ次回で判るんだろうけど、小さなお友達は、今の話の内容はとっくの昔についていけてないだろうね。

 大人でも「ちょっ、仕掛け早すぎ、多すぎ」みたいなんだから(笑)。

 どっち道、ややこしくするなら、個人的には、バグスターの存在とか、データ化された人間の復元とかの部分をもっと深掘りして欲しいんだけど、どうなんかなー。

 でも今回のエピ中で、バグスター化した者同士である貴利矢と黎斗の会話聞いてると、やっぱりデータ化された人間を復元しても、元の「人間」にはなれない事が語られていたような。
 だからさー、その事実を公表しちゃえよって話なんだけどなー。

 そうすりゃゲーム病被害の拡大は止まるんだよ。

 日本に入り込んだヒアリ撲滅より簡単だよ(笑)。

 

 

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仮面ライダーエグゼイド 第38話 「涙のperiod」

 ああ、仮面ライダー見て「泣いた」の久しぶりだわ。

 数分たったら、何で泣いてたのか直ぐ忘れちゃったけど(笑)。
 今回のエピソードの感想はこれに尽きるなー。

 でも最近、バグスターの黎斗も貴利矢も、なんだか人間に味方してる妖精みたいに見えてきたなー。
 でパラドとグラファイトは、人間にとっちゃ悪い妖精だけど、彼らなりに自分の生をまっとうしようとしてるみたいな。
 もちろん正宗は大悪魔、、うん、ディズニーアニメか(笑)。

 

 

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仮面ライダーエグゼイド 第37話「White knightの覚悟!」

 一年間週一の番組で、毎回面白いってゆーのは至難の業を要するので、そういう事は望むべきじゃなし、今回にしったて悪い回じゃなかったけどなー、、。

 高橋脚本の場合は、「何処かで聞いた見た」内容をこまめに、しかも素早くコラージュして全体を組み上げるっていう技法だから、話全体に太い軸があって、細かな枝葉もそこから絶対ぶれないってゆーのは無理な事なのね。

 それでも普段は、それがあんまり気にならないんだけど、今回のは、幾つか????が出てたなー。

 特に大我が飛彩に向かって「お前が今向いてる先は(俺とは違って)過去じゃない、未来だ」って言ってた部分な。

 それ間違ってるんじゃない?

 まあ大目に見て「俺と違って、失敗した過去は変えられないけど、未来は変えられる(死んだ彼女をバグスター的に蘇らせるのがOKかどうかは知らんケド)」って意味でこの言葉を使っているなら、判らなくはないけど、飛彩の心はどう見たって、過去を向いてるよね。

 大我がアホだから、友情に対してそういう捉え違いをしてると描いてるなら別だけど、エグゼイドはそこまで深く人物描写はやんないし(やる必要もない)、これどう見ても脚本の苦し紛れの展開上の台詞でしょ(笑)。

 エグゼイドの展開のスピード感故に、飛彩が何時までも死んだ彼女に拘っていないと、重しがなくなって、話がぶっとんじゃうのは判るけど、それにしても飛彩を引っ張り過ぎだし、そんな中で大我も盛り上げなきゃなんないし、、って事で、うーん今回、このミス、ギリギリだよね。
 来週ぐらいで、まとめない?

 丁度、大我に瀕死の重傷を負わせた所だしさ。
 きっと高橋脚本の事だから、新しい展開要素を他から引っ張って来れるよ。
 まだパラドとかグラファイトとか、いじれる要素は残ってるんだからさ。
 これ以上無理が出ないうちに、飛彩なんとかしようよ(笑)。

PS 今回のニコ、昔のニコ&大我が帰ってきたように見えて、実は「荒い」。 芸人さんのワンショットギャグじやないんだから、もうちょっと情況を作ってからアクションを挟みましょう。

 ってかこれは役者歴の短い黒崎レイナちゃんの責任ではありませんよ。

 

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仮面ライダーエグゼイド 第36話 「完全無敵のGAMER!」

 小野塚:消滅したあとに、もしかしたらまた戻ってくるかもね、という話が出たんですけど、1回花束をいただいてクランクアップしていたので、どうなるか分からない状態で。でも、視聴者の方からたくさんのご意見をいただいたみたいで、それがきっかけになり復活が決まったのはすごく嬉しかったです。すごく珍しい形で再登場ということなので、光栄でもあります。


 えーっ、ホントに脚本、軌道修正したんだぁ(?)。

 確かに、「死んでもデーター化」って展開だったから、貴利矢復活は無理筋じゃないんだけど、この辺りの前後関係って興味あるなぁ。

 それに貴利矢って、添え物キャラじゃないから、貴利矢が絡んで来ることで話の展開だって、予定してたモノとは、今後、かなり違って来るだろうしなー。

 やっぱ高橋悠也氏って相当、器用なんだ。

 でもつくづく、ほんと脚本力って凄いよなー。

 もう頭打ち感のある、仮面ライダーって言う素材だって、やりようでどうにでもなる。

 どうにでも広げられるって感じ。

 それに、この方向性に舵を切った制作陣も、ちょっとだけだけど見直したよ。

 まあ「仮面ライダーアマゾンズ シーズン2」とか、枠を取っ払って好き放題やり始めてるのに、そんなに破綻した感じないし、あーゆーの見てると、狙い澄ました安全パイマーケティング制作続けてても、大した見返りないって「本家」も気がつき始めたんやろうか?
 ほんと、仮面ライダーシリーズ、我慢して見続けて良かったかなーって気がしないでもない。

 もしかして後続のライダーが、エグゼイドを基に、新しい領域に突っ込んでくれるかも(あくまで期待値だけど)。

 ってな事で、今回のエピソードは、大我&ニコに突っ込む貴利矢とか、何処まで行ってもぶっ飛んでる黎斗とか、「イヤーナ感じのパラド」とか、正宗社長の自信たっぷり長口上とか、性格描写の面白さも思い出したように出てて(ここら辺りは監督さんの裁量?)かなり演出面でも楽しめましたよー。

 グッジョブ!

 

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進撃の巨人Season 2 第37話『叫び』

 進撃の巨人、第二期が終了しました。
 二期を見終わっての感想、、全体の構成力がハンパない、、凄いですよコレ。
 一期から、かなり空白を置いていたというのに、世界観が色あせる事もなく、継続し尚かつ、刺激的になってたのも凄い。
 これは完全な想像なんだけど、そういう実績というか自信が、この時期の「第三期」発表に繋がってるんじゃないかなぁ。
 ・・って事で感想は書きません。

 書いたって、あらすじをなぞるだけだもん(笑)。
 つまり、それだけ、短い時間の中に、びっちり内容が詰まってるって事。
 日本の実写ドラマや映画、もっと頑張らないと、、。
 でもまあ、そっち方面で優秀な原作漫画があるって事は、実写映画で言うと「完璧絵コンテ」があるって事だからなぁ。
 しかもキャラの演技力は作画・声優・演出次第で、自由自在、今の日本映画やドラマが、同じ土俵に乗ったら、アニメに勝てる要素はほとんどないなぁ、、。

 

PS 「シーメール指尻ゑ梨花」 アルファポリスにて連載を再開します。

 

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CRISIS 公安機動捜査隊特捜班 #10(最終回)

 「えーっこんな終わり方?もっと他にあるだろうに。」という、ある種の残念感をまき散らしながら最終回を迎えた、CRISIS。
 「どーせ次は、映画なんでしょ」とか言われながら、ホント「最後の警官S」が残したゴミのような残骸の悪影響は計り知れない(笑)。

 CRISISは見てくれは似てるけど中身は、違うでしょ!

 でも、そう言うchikaも、稲見が結城を撃てずにいた時の展開は、あっこれ金城氏の「GO」の感じや!とちょっと吃驚してウルウルしたんだけど、でここで終わらないのが年を経た金城脚本、、、やっぱいつものように「そんなに身勝手に虐めるなら、こっちテロしかないでしょ。」のボーダー越えのモヤモヤでエンド。

 冷静に考えて見れば、視聴者は自分が腑に落ちる幻の結末を、ドラマに求めるけど、エンタメ作品であっても、決められた放映回、諸々の制約、制作陣の指向性などなどから来る結末は「(制作側の)これしかない」という部分に帰着するもんなんだよな。
 時々、ドラマ後半でグダグダになったり、馬鹿みたいなエンディングを迎える作品があるけど、そーゆのって大体が脚本書いてる人がヘボで、あれは、なるべくしてなって行くのであって頑張りようがないのね。
 だからCRISISの場合は、悪口じゃなく、あれしか終わる方法がない(笑)。
 それにテーマがテーマなんだし、言い方変えると、すきっと八方丸く収まるハッピーエンドがある方がおかしい。


 例えば、最近、ニュースなんかでもそうなんだけど、ちょっと前までは「テロが生まれる背景を理解する必要もある」みたいなスタンスがあったじゃない。

 でも最近は、全然、それはなくて、兎に角「テロは悪、テロに屈しない」の一点張りで、あらゆる事が一括りで語られるようになったよね。

 確かにやってる事がド酷くて、テロのこっち側の人は、そういう心理上の防衛線張らざるを得ない訳だけど(自民の安倍なんかそれ利用してるけどね)、それでも、テロに走る人間の動機ってやっぱりあるんだよね。

 子供漫画に登場する「悪の怪人」って訳じゃないんだ。
 結局、その動機に目を向けなきゃテロの根絶はないよね、、でもその動機を消す方法が判らない、、ってか、世界はもう諦めてる。
 でも・・それでいいんかい?って辺りの密やかな提起がCRISISだったんとちゃうかな?
 
 CRISISの場合のネックは、それをエンタメベースで展開する時に出てくる制限を、どうやって、やり繰りするかって事だったんだよね。
 その辺り、いつも見てて苦労してるなーと(笑)。

 普通は「こっちを立てれば、あちらが立たず」になる所を、CRISISは「両方とも立ててやる」って事を気合いでやってた感じだから。
 だからって訳じゃないんだけど、CRISISはよく見てると脚本に無理が時々出てたよね。
 今回の結城登場だって、最初は、「最強のテロリスト登場」みたいな感じで引っ張ってきたし、「稲見、俺と一緒に組んでこの腐った世界を変えようぜ。」でやってたのに、実際は蓋を開けると復讐劇でしょ。
 わざわざ、ああゆーコブを作る必要があったのかなーって、思うよね。

 確かに「最強のテロリスト登場」の方がキャッチーではあるけど、CRISISの流れから言うと、あの結城の出し方はホントは真逆なんだよね。

 まあ色々あったけど、このタイミングでBORDER2の発表が(笑)。
 ツィッターでも呟いたけど、金城脚本って並じゃないから、あんな風に一旦括り終えたBORDERでも、それなりにちゃんと展開すると思うのは思うんだけど、心中穏やかではないのは確か。
 これどういう事かってゆーと、CRISISで置き換えれば、稲見達の今後はある程度、闇落ちするにしてもいないにしても想像が付くんだけど、こうなってからの鍛冶との関係というか、鍛冶をどう描くかが、予測出来ないっていう事になるんだよね。
 つまり鍛冶をちゃんと描くって事は「出せない答えを、無理して出す」って事だから、つまりそれは意見表明(笑)、つまりそれはドラマとしてはどうなの?ってレベルに行っちゃうって事。

 まあBORDERは人間の正邪・生死の境目だからそれに意見表明しても問題ないし、かわし方だって工夫する余地はあるけどネ、、、。CRISISは難しいだろうなぁ。
 ああ、でも金城脚本っていつか、BORDERを超えなくちゃならないのかも?

 

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ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!