仮面ライダーエグゼイド 第24話 「大志を抱いてgo together!」 & 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第49話 「マクギリス・ファリド」
バグスターの設定が、自分の中でイマイチ、理解し切れていないので、今回の展開に戸惑ってるchikaでおま。
ウィルスを造り出したり蒔いたりする人間が排除されても、ウィルス自体は世界から消滅しないってのは判るんだけど、そのウィルスが明確な意志を持って能動的に人間世界に関わるみたいな話にされると、それならそれで、パラド辺りを使って、もっとちゃんと伏線張っておいてよね、、って頭の固い大人は思っちゃうんだよ(笑)。
お子さん達だと。「悪モン」が引き続き悪い事をするのは、すんなり受け入れられるんだろうけど、今までの描写だと、バグスターの存在って、どうみても人間の付属物ってか、確かに厄災をもたらすにはもたらすんだけど、それでも人間あってのバグスターだったでしょ。
なんでそれが急に前に出てくるかなと、なんとなく、この脚本はあまり「ご都合主義」をかまして来ないんだと、勝手に思いこんでいたのが、こーゆーのをやって来ると、やっぱ脚本は骨太でしっかり練り上げたモノでないとか、又、無い物ねだりがぶり返してくるんだよね(笑)。
恋社長の正体を説明する時に、バグスター達の存在理由とか目的を謎解きみたいにやって行くのかと思ったけ、やっぱりこの社長、単純にバグスターの一人だよね(笑)。
参謀格だからクロニクルには直接、参戦しないで、ゲーム環境自体を支えてる役目ってゆーか。
それとも、「バグスターと人間体」との関係で、この辺りのモヤモヤが、のちのち説明されるんやろか。
そうなんだよ、昔からポッピーピポパポの立ち位置がモヤモヤしてたし、明日那って人間体は妙にリアルなんだけど、明日那の方が順番から言うとバーチャル存在なんだよなーー。
うーん、そういや、うやむやになってるけど永夢がゲーム病を発症してる患者だって話は、どうなったん?
ってか永夢のバグスターって結局、誰やねん???
判っている人は判ってるのか?やっぱ双子のエグゼイドのアッチの方なの?
まあ、いいや、そのウチ判るかも知れないし、このままモヤモヤ行っちゃうのかも知れないし、それは制作サイドの問題だかんねー、、まあchikaは、あんまり基本設定を話の都合でグチャグチャに放棄されると見る気が失せるほうだけど、、。
って事で、話は鉄オル2なんだけど、こっちの方は、マッキーはモビルアーマー起動なんて禁じ手使わずに意外に浄化されて散華するのか?って書いたけど、結果的にそうなったなー。
でも、見てて正直すっきりしなかったけどなー。
ああいうBL風味、+「ホントはやりたくなかったけど自分を殺してでも、、」みたいな話の折りたたみ方は、ある種の流行なのかも知れないけど、今までの流れを考えると、ちょっと脚本書いてる人、「終わり方」逃げたんちゃうん?って思っちゃうよなー。
お陰で、マッキー「実は無能な人」が確定しちゃたし。
バエル一騎で何とかなるってホントにマッキーが画策して動いて来たんなら、それは周りの大人が薄汚い策謀家だったから戦いに負けたんじゃなくて、ホントにマッキーがアホだったから負けたんだよな。
今までこの作品「部分」を割とちゃんと描写してただけに、それは、そう見えざるを得ない。
で最後に、マッキーとまったく逆になったのがミカだな。
誰もがミカ暴発を予測したのに、こっちの方は、めっちゃ冷静な状況判断。
まあ鉄華団の中で復讐したいと思う団員を黙らせるために、逆らったら殺すと脅すあたりはいかにもミカらしいけど(笑)。
しかし、この描写も、後々、マッキーみたくなる可能性はあるなー、、
ミカ、お前が、破滅に突き進むレールをオルガに引いておいて、今更、鉄華団を生き延びさせる為に方向転換かよってね。
まあ最終回が残ってるからなんと言えないけど。
それより一視聴者としては、ラスタルが最後まで普通に生き残るってのはフラストレーションがたまるなぁ、ホントにジュリエッタがミカ相手のラスボス扱いになるの?
ラスタルの腹黒さにガエリオがなんかするとか、まだ小細工は出来るぞー、、脚本、ガンバ!・・ってもう書き終わってるんだよね。
仮面ライダーエグゼイド 第23話 「極限のdead or alive!」 & 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第48話 「約束」
えーっっ、エグゼイドってまだ23話目だよね。
前にも「話が端緒に付いたばかりなのに、、こんなに展開早くて大丈夫か?」って書いた記憶があるんだけど、またまた黎斗消滅でそんな感じ。
それでも前回はなんとなく話は繋がったんだから、今回も当然のように繋がるんだろう。
でも黎斗が本当に消滅したんなら、話の繋ぎ要素はパラドしかいないんだけど、、どうもって行くんだろう?
それか黎斗復活か、、普通の仮面ライダー脚本だと、簡単に復活しちゃうんだけど、エグゼイドの場合はグラファイトも貴利矢もちゃんと「死んだ」からなぁ(笑)。
・・・って予告にグラファイトの姿が?
でもグラファイトは人間じゃないから?ん?それに「新社長」?うーん、高橋悠也って人はchikaが考えてるより、テキトーな全体構成の脚本書いてるのかも(笑)。
それでも、あまり裏切られた感がないのは、作風なんだよね。
って事で話は「シビアなくせに軽さ」が命のエグゼイドから、最後の最後まで「胸苦しい」のが命の鉄オル2だ。
思えば、鉄オルって「死亡フラグ」という概念を実に上手く応用した脚本だったなぁ。
ここに来て、オルガか、、また、やられてしまった。
オルガは、最終回あたりに激烈なモビルスーツ交戦の最中に散るものと思いこんでいたのさ。
でも考えてみれば、団の行く末の為に奔走する団長が、あっさりやられちゃうってゆーのはアリだな。松田勇作の「なんっじゃこりゃぁ」の系譜かな。「なんだよ…結構当たんじゃねぇか…」ってな。
それより、胸苦しくなる一番の要因は、オルガに自分の思考のすべてを預けていた(つまりそれがオルガへの呪い)ミカが、オルガを失った事だな(呪いがえしの術)。
そういう人間はどうなるか、、。
ほんと脚本、ミカの赤ちゃんを仕込んでおいてよかったなと思うよ。
で次回49話のサブタイは「マクギリス・ファリド」、、、意外とモビルアーマー機動作戦じゃないのか?
マッキーもある意味で、浄化された感じで死亡する展開なのか、、最近のマッキー見てると、対置法的にはありえるかも。
(一番、大きいのは、孤児が疑似家族を形成した「鉄華団」との接触。)
今回のオルガ暗殺、マッキー首謀説があるみたいだけど、どこをどう視聴したら、そんな風に「物語」を読み取れるのか、、あり得ないでしょ。
仮面ライダーエグゼイド 第22話 「仕組まれたhistory!」&機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第47話 「生け贄」
高橋悠也脚本ってホント、最近の軽自動車みたいだね。
燃費が良くてスピードが出て小回りが効いてって感じ。
ただし事故に遭うとペッシャンコ。フレーム強度が弱いからね。
悪口って事じゃなく、もうこれは消費者側の選択で軽自動車を製造したり販売したりする側のチョイスの問題。
最近の仮面ライダー脚本って、企画含めたその辺りが、ぐちゃぐちゃしてて、スパーカーみたいなのが路地にはいりこんだり、トラックが商店街の真ん中に、、ましな時は、ちょっとは見られるけど、まあ全体の6割程度はグダグダだったな(笑)。
そう言う意味ではエグゼイドって、凄く、すっきり整理できてる。
ただし小回りが効きすぎて、今回みたいにアイデアの無駄な消費ってか、「そんなに話をコチャコチャ回さなくて良いのに、、ご苦労様」ってエピソードもあるなぁ。
今回の場合、基本、黎斗(岩永徹也君)押しが、メインなのは判るけど(笑。
って事で、話は鉄オル2。
こっちは上の例えで言うと、見栄えは、かなりユニークだけど中身はしっかり作り込まれた普通車だなぁ、、てか、今回のエピソードで、ようやく鉄オルの「落とし所」が見えて来たからそう言えるんだけど。
多くのファンが予想してるように、マクギリスの最後の切り札は、モビルアーマー起動だろうと思うし、これにバエルが絡んでる筈だと思う。
下手すると、マクギリスって最初から、火星にアリアンロッドを呼び込んで一気に殲滅、ほんでもってセブンスターズの浄化と再起動を目論んでた?ってか最近のマクギリス無能ぶり演出は、その伏線描写か?って感じだね。
で鉄華団の方は、アリアンロッドとの戦闘以上に、対モビルアーマー戦で全滅の予感。
特にミカは、自分の「新しい家族」を守るために死ぬって感じなんだろうな。
鉄華団は、「疑似家族」で、その中で、歪ながらも、本当の「家族」が生まれるってのはオルフェンズ物語の結末としては凄くノーマルな括りかただと思うな。
それにこの新しい「家族」「命」を終盤に持ってきたから、やっとミカを終わらせる事が出来るんだよね。
アトラとの間に生まれた命って要素がないと、あれだけの殺しをやって来たミカの結末を、物語として正当的に結べないもんなぁ。
ミカの場合、下手に生き残っても駄目だろうし、下手に死んでも「対価として当然だろ」って生き様をして来たわけだから、、。
アトラとかクーデリアって鉄オルのラブコメパート要因だとずっと思ってたし、今回のミカ・ハーレムもやり過ぎだろと思ったけど、最後の結末考えると、よく練ってあるわ、この脚本。
それとマクギリスの扱いなんかもね。
まあ、もっともこの話、マクギリスがモビルアーマーを覚醒させるって予想の元に成り立っている話なので、制作側はもっと凄い飛び道具があるのかも知れないけど(笑)。
どっちにしても疑似家族から家族が生まれたというエピソードを入れ込んだ事で、この物語は、どういう終わらせ方をしても、最後グダグダはもうないね、その点は安心して視聴できる。
後三話くらいかぁ、最後まで楽しませてね。
仮面ライダーエグゼイド第21話「mysteryを追跡せよ!」&機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第46話「誰が為」
黎斗の言ってる仮面ライダークロニクルのゲーム設定、「一般人が仮面ライダーに変身し、現実の世界でモンスターと戦う、命がけのサバイバルゲーム」の着想は龍騎からでしょ?
いや黎斗がって事じゃなく、高橋悠也氏のって事だけど(笑)。
それで、このゲームを作る目的が「満たされない人々に夢と冒険を与える、それがゲームというエンターティンメントの使命だ。そしてそれを実現させる神の才能が、私にあるのだからな!」って当たりが、高橋悠也的オリジナル。
脚本書くのに便利なのは、昔、マッドサイエンティスト、今、ゲームクリエイター(笑)。
所で、檀黎斗演じる岩永徹也君、まだお若いのにこんな怪演やんなくちゃならないので可愛そう。(でも、結果的に美味しい役所になるのかも、この先次第だけどね)
これが若い頃の北村一輝さんとかだと似合いすぎなんだけど、岩永徹也君の場合は、嬉し恥ずかしってか、彼がイーヒヒヒって高笑いすると、見てる方がなんだかこんな好青年に、こんな事させて良いのかって思いながらも、不思議なサド的快感がゾワゾワと、、うーんなんだかこれ病みつきになりそうで怖い。
それとか関係ないけど、大我なー、悪ガキが怒った時に鼻の穴を膨らませる見たいなあの表情がたまんねぇっす。
しかもニコがその香辛料役になってグッド。
まあ飛彩の場合なんか見てても、初めから場面切り替えの度に「昼メロ風、飛彩のテーマ」で固め撃ちしてたから、いずれはエグゼイドに登場する主要メンバーのキャラって骨の髄までシャブリ尽くす演出&脚本になるんだろうとは思ってたけどね。
確かに現在の所、この路線、かなり良い感じで花開きつつありますな。
残りは主人公とパラド(笑)。この二人は返って難しいだろうなぁ、まだパラドは色が付けられる余地がありそうな気もするけど、、。
って事で今回、思わぬ所で忘れ去られた2000年問題が出てきて不意打ちされた気分の仮面ライダーエグゼイドでしたよーん。
で不意を突かれたと言えば鉄オル2の展開だな~。
このまま宇宙空間での悲惨なガンダムバトルが延々と続いて鉄華団・散華かっ!て思ったんだけど、普通に敗退のボロボロ撤退、、、。
しかも火星に行けばなんとかと引きを付けつつ、最後に、火星も駄目じゃん、、いよいよドンズまりマッキー、お前、無能か、、、って展開に。
なんでこんな時期に、閑話休題みたいな波を持ってくるんだと思ったけど、よーく考えたら、この物語の発端であるクーデリアが、このままじゃ出番ないんだよね。
ケリをつけなきゃなんないのは鉄華団やマッキーだけじゃないって事なんだな。
オルフェンズのもう一つの流れであるクーデリアもそうなんだ。
それに常識的に考えれば、こっちで物語をしめる方が健全だよな。
やっぱり小さな子どもも見るアニメだって事、忘れちゃいかん。
それに話をクーデリアの方に持って行かないとバッドエンド過ぎるしな、、。
同じ悲劇でも、多少は、その視線が明日を向いてないと、、。
仮面ライダーエグゼイド第20話「逆風からのtake off!」& 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第45話「これが最後なら」
今回のサブタイ「逆風からのtake off!」って何だよーっ、テキトーに付けてやがんなーって思いましたよ(笑)。
もしこれが高橋悠也氏ご本人が付けてるなら「今回、まっこんなモンでしょ」って感じかな。
内容的に仕込みがきつくて濃い展開の回は、サブタイも色々候補が出てきてあーでもないこーでもないとか考えるし、逆に自分でも時間稼ぎのボリュームアップ回はサブタイが思いつかないし、でもこーゆー中途半端な時は、ちゃっと感覚で付けられるんだよね、永夢が臆病風から立ち直って「逆風からのtake off!」(笑)。
しかし永夢、ホントに主人公としての魅力に欠けてるぞ。
ゲーマーMの性格が前面に出てきた時は、いよいよこれから永夢が魅せてくれる展開か?ってちょっと期待したんだけど、話はそーゆーを直ぐに畳んで、永夢のぞいた他の主要キャラで、どんどん進んでいく(笑)。
前にも書いたけど龍騎も最初そんな展開だったけど、あれって主人公の城戸真司があっちへふらふらこっちへふらふらしてたのが、最後に煮詰まっていく過程が龍騎のストーリー軸そのものだったんだよね。
それで他の主要キャラが輝いていくというか、、でエグゼイドも、そういう方向で行くのかと思ったら、そうでもないようで、でもストーリー展開は、そつなくまっとうで、、うーん不思議な作品だなぁ(笑)。
展開と言えば鉄オル2だなぁ。
今は、理屈抜きの滅びの美学をガンガン追究しまくってるから、見てるのが胸苦しくなって、、ただそれだけなんだよな。
確かに戦争って経過や背景は語ろうと思えば色々と複雑に出来るけど、戦い自体は、至極単純、良いも悪いも関係なく死ぬか生きるか、そして怒り悔恨絶望希望といった刹那の感情のスパークの連続。
まあ、その辺りを良く判ってらっしゃる展開だとは言えるんだけど、ただ、今まで鉄オル2が、それ一辺倒でやって来たかというと、そうでもなくて、それなりに理屈をこねながらやって来たんだから、そっちの方もある程度回収してよってのはあるなー。
シノとヤマギの吶喊悲恋物語だって、ホモ片思いって味付けはあるものの、今まで既出パターンのバリエーション変化に過ぎないし、、、って、見ててなんとなく思い始める所がねー、、ちょっと最近の鉄オル、掘り下げが甘くなってるんじゃないかと。
第一、お涙頂戴感動甘々物語を否定するスタンスの演出を多用しておきながら、実は日本人好みの「○○を守るための特攻」をメインに据えてるってのは、あざとすぎ(笑)。
それが許されるのは「俺達はこれがさ、言いたかったんだよ」って熱い思いがあるから、、ってエンタメなんだけどね(笑)、たかがエンタメ、されどエンタメ。
でもそう感じさせるものが鉄オルにあったのは確かなんだよな。
そこん所、なんとか拾った上で、物語を締めてくれないかなぁ。
マッキーの駆るバエルの能力が明らかにされてないし、マッキーがこのままへたっていくキャラだとも思えないし、そこに引っかけて、もう一山あると思ってるんだけどなー。
まっ個人的には、凡百の結末を迎えるくらいなら、ミカも含めて、無念唐突にやられてしまって「戦争に主人公なんていないんだよ」って展開を許容してもいいかとは思わなくもないけど。
PS 『切った張ったの世界はこれで最後だ。そっから先は女だろうが金だろうが思うがままだ!』のオルガに、昭弘の『いねぇしいらねぇ!』の返しは、笑わせて貰いました、ゴッツアン。
あっそれとガエリオの目の前でマッキーが石動を助けるあの展開な、面白すぎ!
仮面ライダーエグゼイド第19話「Fantasyは突然に!?」&機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第44話「魂を手にした男」
エグゼイドの脚本って面白いですよね。
しかーし、一年間に渡る展開を毎回バトル入れながらも、それなりに凄く上手く転がしてるなーって思う時が多いんだけど、褒めた途端に「何なのこれ?」みたいなエピがかなりの確率であるんだよねー(笑)。
ライダーの場合、複数のライターの時なんかは、その差がきつ過ぎて、目も当てられないんだけど、今回は高橋悠也氏が一人。
なので今回、「あーこれ、次に繋げていくいい手が思い浮かばなかったんだなー、」って感じ、苦肉の策でMと永夢の二重人格を使ってみたけど、内容的には上手く填らなかったみたいな。
まあ絵的に飛彩の新変身に至る過程やバトルが描けてるんだから、何の問題もないと言っちゃ、何の問題もないんだけど。
それにエグゼイドの場合、飛彩が主人公で何の問題もなく、永夢は脇でいいんじゃないかと(笑)。
この「主人公誰か判らない」ムーブメントは鉄オル2にも波及してて、今は鉄オル2では、ガエリオが完全に主人公。
思えば第1期、初頭に登場したマッキーとガエリオを思い出すと隔世の感があるなぁ。
今はどうみてもガエリオが主人公、人の嗜好は基本的には勧善懲悪の単純なものだから、見せかけであっても複雑さを求める物語とは、構造的に何処かでぶつかっちゃうんだよね。
ましてや「人間社会には正も悪もなくてあるのは、ただ立場だけ」みたいなスカした展開してる脚本ほど、最後に、その事自体に脚を浚われる可能性が高くなる(笑)。
それにしても鉄オル、この2期で話を畳む感じだね。
ちょっと展開、あせって荒くなってないか?
せっかく、かなり深いところまで届きそうな展開だったのに、、。
いや3期までやったら、逆に畳めなくなるか、何となく、この時期だから稀勢の里を横綱にした、、今、横綱にしとかなきゃ永遠に無理って判断とよく似てるな。
仮面ライダーエグゼイド第18話「暴かれしtruth!」& 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第43話「たどりついた真意」
エグゼイド、嬉しい予感の方が当たって、確かに面白くなりつつあるんだけど、時々、話の中心の核になる部分がよく判らない事が多いんだよねー。
今、展開してる話では、永夢がゲーム病だって事が、そんなに一大事なのかなーって、思うんだよね。
敵も味方も永夢がゲーム病だって判ったら大変な事が起きるぞー!!って右往左往してるんだけど。
これって、癌治療に当たる医師が癌患者になったらストレスで即死するぞー!みたいな話だろ。大変なストレスなのは判るけど、それにしてもエグザイドでの使い回し方は、なんだかヘンだよ。
第一、数話前によく似たエピがあって、そっちはちゃんと永夢と飛彩で格好良く乗り越えてたじゃん。
他人には出来るけど自分には出来ないという現実というか、教訓話なのコレ?。
誰か永夢のゲーム病を他の患者みたいにちゃっちゃと治して、普通の人間にしてやりなよ。
永夢は変身できなくなるだけで、普通の医者としてはやって行けるわけで、何も問題ないじゃん。専門医は他にもいるわけだし。
ってか仮面ライダーという番組としては問題なのか(笑)。
まあ、この手の突っ込みは一例で、エグゼイドの場合は、前提自体が「えっ?そうなの、、」ってのが時々出てくるな。
黎斗の「俺は神様だーっ!」も「えっそうなの?同じ、狂うなら、もうちょっと説得力を持ってゆるやかにやってくんない?」みたいな。
ってかエグゼイドの場合は、話の展開基軸が、他の脚本とちょっと違うんだよね。
例えば展開が異様に早くても、次の要素がどんどん繋いでいける構造になってるみたい。
車輪走行を離れたリニア新幹線みたいなもんだから、外野で「この車輪は」って文句言うのか筋違いなのかも、でもそれが良いか悪いかは、やっぱり結果次第なんだけどね。
展開と言えば、鉄オル2だ!ここに来て、めちゃめちゃガンダム自体が主人公になって来たやン!
ガンダムアニメやん!
最強のガンダムロボが3体もそろって、「恩讐の彼方」に向かってゴーバトルってか、白黒・赤青付けようやって感じのロボットアニメに転身中!
もはや主人公化するガエリオや、ホントはミカの裏設定なラスボス、マッキーなんかどうでも良くて、それぞれが憑依したガンダムロボが、主人公のロボットアニメ。
もしかして、この勢いだけでラストに突っ込んでいくのか(笑)。
でもここに来て完全に脇役になってしまった鉄華団を、どうやってこの流れに呼び戻すんだろう。
反乱革命制圧の大宇宙戦争が勃発して白虎隊みたいに自決じみた状態で全滅しちゃうのか、、大勢死ねば、孤児達の暴走も不問ってわけなの?
それとも、今まで仕込んできた複雑な人間関係を利用した上での頂上決戦でケリを付けて、鉄華団のかなりの人間は生き残る?
でもミカとマッキーはどう考えても無理っぽい。うーん、ホントにどう作品としての「落とし前」を付けるんやろ。
あんなけ、タブーぽい内容(幼児への性的虐待とかも)に、アニメとして踏み込んだんだから、やっぱり、「ああ面白かった」のヤリッパは、いけねーよ。