saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

仮面ライダーエグゼイド 第12話 クリスマス 特別編「狙われた白銀のXmas!」& 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第38話「天使を狩る者」

 10話にしてグラファイトが、ポッキリ退場かよーって、それくらいで驚いてちゃ行けないな。

 12話で監察医探偵・貴利矢、消滅!!

 殺し合いゲームの「龍騎」の時より主要キャラの退場率が高い、、、でその展開がサクサクしすぎてて吃驚した。

 普通、貴利矢クラスがお亡くなりになる時は、もうちょっと話を盛るもんでしょうが、これじゃ永夢の謎をブーストするためだけに、貴利矢を持ってきたみたいじゃん。

 で、貴利矢の欠番は、あのいかにも「天才少女ゲーマー」風の西馬ニコが埋めるんかね?
 高橋悠也脚本、このスピード展開で、話の重層展開して、大きな山場をガンガン、エグゼイドに持ち込めれば、この作品、大化けするかもって書いてきたけど、今回の貴利矢の使い回しは、「それ、ちゃうやん」って思わず言いそう。
 ああゆーのはね、他の描写がコッテリしてる時に、突如、投げ込まれると、凄く鮮やかに見えるものなの。
 まあ、最近見なくなった「雨降り臨終」だったのが、せめての慰めか、、貴利矢が一番、歯ごたえのあるキャラだったのになぁ。

 貴利矢抜いたら、エグゼイドに、人物描写パートなんて、あってないようなもんだけどなぁ。
 ところで、今回のエピ見てて思ったんだけど、最近、「ラノベ→アニメ化→実写化→ラノベ再生産」みたいなサイクルが出来つつあるような気がするんだけど、エグゼイドって「アニメ→実写化→脚本→エグゼイド」みたいな奇妙な感じがあるな。

 ヒットしたアニメの手法をパクって、ラノベの手法で、脚本を書いてるような、それで作った特撮ドラマ、、うーん、日本じゃアニメ以外の映画が育たないワケだよ。

 たまにヒットするのはシン・ゴジラみたいなカーブかかったのしかないし(笑)。

 

 とまあ、実質、日本のカルチャーの中じぁ「中心」に座ってしまった「アニメ」。

 この状況が良いのか悪いのか知りませんが、確かに「鉄オル」なんか見てると納得しちゃいますね。
 脚本の出来もさる事ながら、半身(縦)不随になっちゃったミカの姿を、ここまで淡々と確信を持って描写出来るんだから、しかも(誤解を恐れずに言うと)その、姿が、勇姿として格好良く見える、、と同時に、やっぱり居たたまれない。これは素直に、「表現」として凄いなと思う。
 確かに、鉄オルに関しては、重たいテーマを持ってくるふりして、実は「面白けりゃいいじゃん」の中身じゃないか?そうじゃないなら、話の展開と結末で、それを証明して見せろよーって、いつも書いてきたんだけど、今回のミカ描写みてると、もう、それだけで「判ったよ、、もういいよ」って感じ。

 なんてかロバート・キャパの一枚の写真の世界だね。
 それとミカ(=バルバトス)の戦いぶりに、心揺り動かされたのは視聴者だけじゃなしにマクギリスもそうみたいだね(笑)。
 第1期では、完璧冷徹最強かと思われたマクギリスが准将の地位に上り詰めて、微妙な良心の呵責というか、「緩み」で、弱さが出てたけど、ミカに純粋な「力」を発見して、迷いを完全に吹っ切ってしまった、、。
 ってか、それは、ミカやオルガ、同様、間違ってるんだけどね。
 嗚呼、鉄オルは「間違って突き進む人間」を描いてるんだ、、、でもこれ、「アニメ」なんだよ。
 ホントはさ、こーゆーの実写で人間が演じるべきドラマだと思うんだけどなぁ、、、それが実写ではノーサンキューになって、アニメじゃ出来るってゆー世の中も、なんかおかしくないか?

 

 

↓ 色々な意味で、「18禁」だから、お子様は読んじゃ駄目よ。

「シーメール精神鑑定医 指尻ゑ梨花 平行四辺形のファック・パペット」

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真田丸 第50回 最終話

 歴史大河の最終回で、大泣きできないのは三谷脚本だから、と言う結論でOK?
 ただしこれは、批判や悪口じゃありません。
 三谷氏は、やはり喜劇作家だと思うのだけれど、彼の喜劇は悲劇と裏表で、哀しさが多い分量だけ、おかしみが多いという構造になっているんだと思います。
 氏の天の邪鬼な性格というより、おそらく、生来の反応なのではと思います。
 だから悲劇の反転も、強いメッセージ性を帯びているわけでもなく、ともすれば悲劇的状況の中で悲劇の特有の悲壮感や甘さに浸って滅んでいく美学に溺れたい人間には、三谷作品は「調子の狂った」感じとして目に映る。
 何を隠そう、chika自身がそうなんです。
 ただ過去に「新撰組!」と1年間付き合い、その後、何本かの三谷脚本の映画を見てきたから、ようやく三谷脚本の喜劇性の特質に気がつくようになった。
 まあ、その特質は他のドラマを鑑賞する上では、余り意味のない発見だけど、生きていく上では、少しは覚えておいた方が便利かも知れませんね。
 うろ覚えなのだけれど、外国のショービジネスに関わるある有名人物が語った言「貴方は(どんな悲劇に見舞われようと)人生を楽しまねばならない」風な、言葉を強く思い出します。
 信繁の最期の場面で彼が佐助に、「お前いくつになった?」といったやりとりでワザと自害シーンにおける緊張の連続を切るあたりは、「新撰組!」で近藤勇切腹したシーンのカット割りに比べて、三谷氏は、「悲劇としての物語を喜劇で壊す」という手法をより過激化させてるなぁと思いました。

 でも、かといって悲劇の正当性を軽んじている訳でもないから、信繁はやはり空を仰いで最後を迎えるんですよね。
 決して品のないギャグコメディで幕を閉じるのではない。つまり「貴方は人生を楽しまねばならない」、笑。

 とまあ、此処までは最終回に対する大まかな個人的評価と言うか、感想なんだけど、この最終回も細かく言えばいろいろありますね。
 特に、幸村と家康の対決シーンとか、見てて、「先を見ろ、時代を見ろ」と言う家康に対して、そんなことは「百も承知だ」と言いながら突貫する幸村、「アレ?三谷さんてこんな台詞を主人公に言わせる人だっけ」という感じが、強くしました。
 他の脚本家なら、こんな戦闘中に長台詞と感動説明をやるアニメチックな展開を惜しげもなくやるし、又、それが似合うんだけど、三谷さんはなぁ、、似合わない、、、って感じ。
 三谷さんの切れ味は、コメディタッチのとぎれた静寂の中に、今回の三十郎の涙の絶叫みたいなのをサラリと混ぜ込む所なんだと思うけどなぁ。
 それとか、、、うーん、三谷氏の脚本は、ネタ的に拾う所が多すぎて、感想書いても散漫になるから、これ以上、書きません(笑)。

 

 でも最後に、「真田丸」って、テレビドラマとSNSというかネットとの関係性を明確に浮き彫りにした作品であるという意味では、実に大きな一本でしたね。

 しかもそれがNHKの歴史大河ドラマだったいう事実が更に、大きい。
 この事を、評論家的に分析したり説明したりする人達が、今後、出てくるんだろうけど、こればかりは、見る人間の熱量の問題がどう推移していくかの話だから「論」を立てても仕方がないですね。
 でもまあ、「真田丸」は、NHK歴史大河という一つの様式に、引導を渡した形になったかも知れませんね。

 

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仮面ライダーエグゼイド第11話「Who’s 黒い仮面ライダー?」& 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第37話「クリュセ防衛戦」

 いつも展開が速いエグゼイドだけど、ピリオドや転換点も「速い」。

 ポン、ってかチョンでおしまい。
 黎斗社長が自らを「黒いエグゼイド」だと名乗って、死のデータとやらを回収し、ゲームバトル世界は次のステージへ。

 でも今の所、日向恭太郎がいい人なのか、永夢に適合手術をしたのか、しなかったのか、ハッキリしてないんだよね。
 まあ、その辺を嗅ぎ回っていた貴利矢が、情緒的判断で日向恭太郎は白と判定したみたいなんだけど、、、まあ、やっぱり高橋脚本も、そのあたりは最近のライダー脚本の伝統を引き継ぐのかな?

 つまり、「視聴者の興味は引くけど、いつまで引きずるとややこしい事は、回収しないですっぱり切る」、簡単に言うとヤリッパなし(笑)。

 で、最後には話自体が何をやってるか分かんなくなって迷走しグダグダになるという例のアレね。ゴーストがその極みだったけど。

 エグゼイドがそうなるか、まあ未だ判らないけど、、、でもなぁエグゼイドってペラペラのトイズウォーズの絵図らだけど、意外に話が整ってるからまだ「見られる」感じなんだよね。

 それを踏み外すと「機関車トーマス」レベルになるんじゃない?まあ、別にどうでもいいけど。


 って事で、話は鉄オル2だ。
 こっちは「イオク厄祭」まつりでしたな。

 しかし此処までイオク・キャラを掘り下げ、固めてくるとは、脚本も楽しんでますね。

 で心配されていたマクギリスVSヴィダールですが、意外にヴィダールが大人でマクギリスの方が悩めるハムレットみたいな、、、てか「かって友人だった」という二人の関係を、これから脚本の中で、かなり深く掘っていくいくんでしょうか? この脚本。まあやろうと思えば、それくらいの事が出来る力量はありそうですね。
 で一方、ミカとオルガの関係も、なんとなく弱気になってきたマクギリス同様、オルガもミカだけは失いたくないのか弱気に流れ、でもそこは「命あげます」のミカは絶対にぶれず、、この二組のカップルの対比が面白いですね。
 ああ、カップルと言えば、ヤマギ&シノ、これはBL絶対確信犯(笑)。
 特にシノの膝に置いたヤマギの白い足、、、これはアニメ史に残るエロチックシーンですね。

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真田丸 第49回 「前夜」

 最終話のいっこ手前で、きりちゃんを持ってくるかー、「さすがよのう、三谷幸喜」って感じでしたね。
 あれは、ずーっと真田丸を視聴し続けた人へのご褒美みたいな感じでもあったし(笑)。
 chikaも三谷脚本って、ちゃんと女性を真正面から描こうとしてないなって感じはしてたんだけど、そんな中、今回のきりちゃんの扱いは、特別扱い、、というより、なんというか源次郎の長年の「相棒」が、昇華した感じなんだよね。
 女性ってベースで、ドラマ的にきりちゃんを解釈したら「なんでやねん」って突っ込みが、今回だってあるんだけど「相棒」なら全然OKで、「よかったねー、きりちゃん」って感じ(笑)。(キスは生々しかったけど)
 前半の信之と稲の会話も、一応ウルッとはさせられるけど、本気でこのシーンを、三谷さんは、夫婦間の情愛として描いてるのかなぁ、多分、計算上の配置なんだろうなって感じが裏にあるもんね。
 やっぱり三谷脚本って女性を本気で描かないんだよ(笑)。

 それに対して、家康と景勝の会話とかは表面、軽いのに、三谷さんは本気で細心の注意をはらって、この場面を描いてるなってのが伝わりまくり(笑)。
 それとか、本多正信の知略というか権謀術数の恐ろしさを、後藤又兵衛あたりで実証してみせるとかね。

 それに加えて、三谷さんてホントは、このタイミングで、塙・又兵衛・木村・長曾我部が討ち死にしていくあたりの場面だって「そんなの描いておくの常道でしょう」みたいな感じで処理してて、実は、全力の本気の思い入れで描いてないんじゃないかなー、(あるいは、元からこーゆーのを重く書けないのか?)って気がどーしてもするんだよね。
「(ああ!白虎隊)、みたいなの嫌いなんだよ、僕。でも一応書くけどね。」って感じ。
 このあたりのエピソードなんか、他の脚本だったら、俳優さん達が鼻水涎ダラダラ苦悶の表情阿鼻叫喚で、もうアクセル全開のスゲー「感動の嵐」だったと思うんだけど(笑)。
 だって、この期におよんで、毛利ちゃんに、「なんで俺の所に誘いが来ないんだよー」とかのぼやきギャグさせてるし(笑)。

 

 最後の伊達政宗との心の交流の場面は、ネット上では「ずんだ餅」がらみで大好評みたいだったけど、chikaにはなんか唐突すぎてピントこなかった。

 折角良い幸村の「これでしまいか〜!徳川兵に真の武士は一人もおらんのか〜!」の台詞があったのに、それと伊達政宗のつながりというか、広がりがね、なーんか消化不良。

 歴史マニアの人なら、あの前後の描写だけで、幸村と伊達政宗のつながりがピピと判るんだろうけど、素人には「ここで、ずんだ餅まで持っていくなら、伊達政宗参戦状況を、もうちょっと過剰ギャグシーン省いてでも、入れといてくれる?」って感じですよ、正直言って。
 あー、それもあって、信之の「黙れ!小童!」もスルーです(笑)。

 あれで視聴者が騒ぐから制作側が調子に乗るんだよ。


 まあ、兎にも角にも次回で最終、、、総括するにはまだ早いけど、真田丸、歴史大河としてはどうかとか色々あったけど、十分、面白かったよ。

 

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仮面ライダーエグゼイド第10話「ふぞろいのDoctors!」& 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第36話「穢れた翼」

 えーっ、10話にしてグラファイトが、ポッキリ退場かよー、、ってのが素直な感想。

 なんたって先の仮面ライダーゴーストの、「敵キャラ無制限蘇り」の悪い記憶があるもんで、、しかも、今度も霊界ならぬゲーム界の話だからね。

 あれ、嫌なんだよね。あーゆー設定に手を出されると、途端に「話」の展開が、だらしなくなるから。

 「ああ退場?でもどうせ又、都合良く出てくるんでしょ?」みたいな(笑)。

 ほんとに、これでグラファイト消滅なら、ポキポキ折れた脚本展開だな。

 普通、続く「何か」に、話のバトンタッチをしてから、キャラって消えていくものじゃないの?

 これじゃ単に画面の賑やかしとして登場しただけじゃん、グラファイト

 あっ、それがゲームの本質なのか?ってそんな事、この脚本が言いたいわけないじゃん。

 えっ、言いたいの?最後の飛彩のとってつけた「敵を取ることに意味はあったのだろうか…」が、締めに来るあたりで、それは無いと思うんだけどなー(笑)。
「何か持ってる」感があった高橋悠也脚本だけど、これまでか、、。

 いや、もうちょっと様子をみよう。

 

 って事で話は鉄オル2だ。

 こっちの方は、お亡くなりになった各登場キャラが、話のバトンタッチをそれぞれ、しまくってます。

 ある生き様を背負った人物の死が、次の人物の生き方に影響を与えて、それでもって今生きてる人間達の思惑が、複雑に絡み合って、えーーー、もうわけ分かんなーい(笑)。

 そんでもって、それをモビルスーツバトルに集約して行く所が凄いね。
 ほんとエンタメの壺を心得てる。
 演出でも、今回のエピでは「ミカ、来たーっ」の場面を、ちゃんと変化させてあったしね。

 群体のプルーマに張り付かれて食い殺される感じのコックピット内の窓の光景の視点で見えるバルバトスの登場、上手いわー。
 この登場の仕方、いつもの派手さはないけど、今度の相手が怪物的(怪獣的?)ハシュマルである事を考えると、この湿った感が似合ってる。

 今回、話自体は「モビルアーマー(とは)、人を狩る天使達。そしてその天使を狩るために天使を真似て造られた悪魔・モビルスーツ。それを操るための阿頼耶識』の説明だけなんだけど、4分の1が判らないのに、人の機微と戦略については高速コンピュータ並のミカとか、ますます偉人化・成長していくクーデリアとか、ポンコツ過ぎて逆に好きになりそうなイオク・クジャンとか(笑)、それぞれにちゃんと血肉が付いてる。
 そして次回は、この局面でマクギリスとヴィダールの対面か、、、やるなー。

 

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真田丸 第48回 「引鉄」

 しかし、最終回も近いというのに、何だか盛り上がらないなー。

 しかもこの盛り上がりのなさは、真田丸の感想を書き出した当初から言ってる「新撰組!」での「決定事項としての滅び」を見せられる、あのオフビートな感じでもない。
 かと言って真田丸が「面白くないか?」と言われれば、相変わらず、一定の娯楽水準はキープしてる。

 でもNHKが最終回前に煽っているような「幸村の最後を刮目して待て!」って、感じが、実態としてドラマそのものに在るのか?と言われればchika的には「、、、、。」なのだな、だぞ。

 

 まあ、大雑把に言い放っちゃうと「真田丸」は「新撰組!」に比べて、小芝居・マニアネタ・小ネタ投入しすぎて、背骨になるべきドラマ的要素が貧弱になっちゃたね、、って事かな。
 何をやっても、それなりに仕上げられる頭の良い三谷さんが、そーゆー事をやるから余計に複雑な気分になるんだよね。
 まあこの調子だと、最終回に向けて、それなりの感動も面白さも「提供」は、間違いなくしてくれるんだろうけど「あー面白かった。やっぱ大河で一年掛けるって、ドラマに凄い厚みが出るよね。」って感じにはならないだろうな。
 多分、真田丸の「いついつのエピソードは、あーだからこーだ」みたいな分散した小ネタの集積を楽しむような感じで、後に残る作品になるんじゃないかしら。

 最近、よくあるよね、一個一個、個別包装のお菓子が入った袋物お菓子が。
 一度、封切ったら、全部楽しんで一気に食べちゃってね。って感じじゃなく、一個一個包装してあるから、好きな時に好きな数食べればいいよって感じ(笑)。

 便利といえば便利なんだけどさ。

 話の方は、冬の陣から夏の陣に至る経緯を描きつつ、登場人物達のそれぞれの家族模様を取り混ぜながら、ある種、しみじみした感じさえ漂ってましたね。

 もちろん、ボーナスで武器購入の塙団右衛門ヒャッハーッ!ってな、危なげなギャグ挿入も忘れてません。
 ほんと三谷脚本って、こういう細かい目配りってか、エレメントの日常配置がマメですよね。
 でもさあ、これって最終回前なんだよ。

 もう、それ、はしょってイイんじゃね?

 佐助プロポーズ瞬殺とか、ある一定量の受けは狙えるんだろうし、遊びでもあるんだろうけど、今、その類、幾らやってもジャンプボードのタメになんないよって感じ。
 ここは幸村が、幾らナイスな「策」を講じても、外れるものは外れるし、所詮は寄せ集め武士集団で統制はやっぱり無理、みたいな部分に、もっとスポットを当てても良かったんじゃない?

 そうすれば幸村は、自分の命を引き替えにして打って出る覚悟を決めていく過程がさ、もっとドラマチックに、、、って、ああ三谷さんそーゆーの嫌いだっけ(笑)。

 

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仮面ライダーエグゼイド第9話「Dragonをぶっとばせ!」& 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第35話「目覚めし厄祭」

 貴利矢が衛生省大臣官房審議官(笑)こと日向恭太郎に、「16年前に宝生永夢の手術をしたらしいですけど…先生ってほんとにあいつの命の恩人?」って迫った時に、本気でこの路線で行くなら高橋悠也って人はたいしたモンだなぁって思いました。

 でも平成初期ライダーシリーズならいざ知らず、最近のライダーでは、そんな奥行きのある展開は難しいかなと、、。

 せいぜい日向恭太郎氏の「やむにやまれない事情で」か、事故レベルの処理が背一杯かと、これで今後、バグスター発生に絡む壮大な陰謀とか謎をとくキーパーソンとして、白でも黒でもない人物として日向恭太郎を持って行ったら、ホントに凄いけどね。

 いや、脚本レベルというより、「今のライダーとしては」って意味だけど。

 ああそれと、今回のエピで面白かったのは、永夢が大我に「ほら…」とガシャットを渡すと見せかけて、「俺がやるって言ってんだろ!」って大我を無視して攻撃続行した下りね。
 かってメインの主人公で、こんなに根性の悪い戦闘を繰り広げたキャラは、、、うーん、、いないぞ、だぞ(笑)。

 しっかし、永夢の人格って、よく考えると無茶苦茶だな。冷静に見ると主要キャラの中で、大我が一番、まともじゃないか?

 って事で、話は鉄オルなんだけど、今回の内容は、サブタイの「目覚めし厄祭」通りでしたね。
 うーん、ここに来て「ヤクザムービー」に新しい要素をぶっ込んで来ましたか。「怪獣」を投入して、人間社会を俯瞰的に見下ろす、ただし人間同士のごたごた描写は最後まで描きつつ、神話的要素も漂わす、、ってまるでねシン・ゴジラの手法ですな。
 ホントに「着地点」が、気になるアニメです。

 

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ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!